矢不来信号場
日本の北海道北斗市にある道南いさりび鉄道の信号場
矢不来信号場(やふらいしんごうじょう)は、北海道北斗市館野(だての)にある道南いさりび鉄道線の信号場。上磯駅 - 茂辺地駅間(茂辺地駅から3.3kmの位置)にある。
矢不来信号場 | |
---|---|
矢不来信号場(2010年5月) | |
やふらい Yafurai | |
◄sh07 上磯 (5.5 km) (3.3 km) 茂辺地 sh06► | |
所在地 | 北海道北斗市館野 |
所属事業者 | 道南いさりび鉄道 |
所属路線 | ■道南いさりび鉄道線 |
キロ程 |
14.3 km(五稜郭起点) 函館から17.7 km |
電報略号 | ヤフ |
駅構造 | 地上 |
ホーム | 2線(乗降設備なし) |
開業年月日 | 1990年(平成2年)6月4日[1] |
歴史
編集- 1990年(平成2年)6月4日:北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線(津軽海峡線)の列車増発に対応するため、交換箇所を増やす目的で開設[1]。
- 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線 新青森駅 - 新函館北斗駅間開通に伴い、当信号場を含む江差線の五稜郭駅 - 木古内駅間がJR北海道から経営分離され、道南いさりび鉄道に移管。
信号場名の由来
編集当信号場の南側に所在する矢不来地区の名称は、アイヌ語の「ヤンケナイ[2]」(陸に揚げる川≒陸揚げ場)に東北弁で「矢が来(け)ない」という言葉を当て、「矢不来」とし、後年音読みされるようになったとされる[3]。
構造
編集線路は交換用の2本のみで、いずれも電化されている(交流20,000V・50Hz)。一線スルー式の線路配置で、待避線の一部が第一矢不来トンネル・第二矢不来トンネルになっている。基本的に列車交換がない場合は、上下線共海側の岩石覆いの下を通過する。列車交換及び追い抜きがある場合は、トンネル側の線路に入り列車の待ち合わせを行う。
周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '91年版』ジェー・アール・アール、1991年8月1日、190頁。ISBN 4-88283-112-0。
- ^ アイヌ語ラテン翻字: yanke-nay
- ^ “アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
- ^ 下り順・駅ナンバリング順に記載。路線は上磯方の五稜郭駅が起点である。