苔玉

植物の根を土で包み、コケを張り付けたもの

苔玉(こけだま)とは、植物の根を用土で球状に包み、そのまわりにコケ植物を張り付け糸で固定したものであり、インテリアの一部などとして飾られる。コケ玉、草玉とも。

苔玉を取り入れたインテリア。


概要

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苔玉に用いられるコケの一つ、スナゴケ

苔玉は、盆栽で用いられる手法である「根洗い」という手法を応用して製作される。根洗いとは、鉢の中に根を隙間なく張らせ、鉢なしでも崩れないようにする手法であるが、土(ケト土などが用いられる)の外側に糸でコケを巻きつけることで、簡易的に鉢いらずの苔玉を作ることが出来る。出来上がった苔玉は器や皿の上などに置かれ、飾り付けられる。雑貨店などでも取り扱われていることがある。

苔玉に用いられるコケには、アラハシラガゴケなどのシラガゴケ類や、スナゴケハイゴケなどがある。

苔玉を初めて世に送り出した第一人者は「海地 勲」氏(Isao Umiji)(高知県出身。70歳(2014年))といわれ2002年以前より苔玉を作成していた。苔盆栽では30年以上の熟練者といわれている。現在も精力的に県外へ足を運び苔玉教室を開催。参考サイト(2014年6月17日 福岡県 プランツ・プランツ イムズ店で開催した時の記事)。2014年9月13日よりラシック福岡天神プランツ・プランツらのオープニングで3日間実演販売を行っていた。

参考文献

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  • 小林健二『BONSAI×Life 盆栽ライフ』(2007年、エクスナレッジ)ISBN 978-4767805351

外部リンク

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