花乃まりあ
花乃 まりあ(かの まりあ、1992年[1]10月12日[2] - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団花組トップ娘役[3]。
かの まりあ 花乃 まりあ | |
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生年月日 | 1992年10月12日(32歳) |
出身地 | 日本 東京都多摩市 |
身長 | 163cm |
血液型 | O型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台・ドラマ |
活動期間 | 2010年 - |
活動内容 |
2010年:宝塚歌劇団入団、宙組配属 2014年:花組へ異動、花組トップ娘役就任 2017年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
配偶者 | 既婚 |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『ベルサイユのばら』 『新源氏物語』 『ME AND MY GIRL』 『金色の砂漠』 ドラマ 『越路吹雪物語』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
来歴
編集2008年、宝塚音楽学校入学。
2010年、宝塚歌劇団に96期生として入団[4]。入団時の成績は19番[4]。月組公演「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台[4]。その後、宙組に配属[4]。
可憐な容姿と豊かな表現力で入団当初から注目を集め[5][6]、2012年、凰稀かなめ・実咲凜音トップコンビ大劇場お披露目となる「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」で、新人公演初ヒロイン[7][6][3]。
2013年の「モンテ・クリスト伯」で2度目の新人公演ヒロイン[7][6]。続く「the WILD Meets the WILD」でバウホール公演初ヒロイン[6]。続く「風と共に去りぬ」で3度目の新人公演ヒロイン[7][6][3]。
2014年3月1日付で花組へと組替え[8]。同年、蘭乃はな退団公演となる「エリザベート」で4度目の新人公演ヒロイン[6][9]。同年11月17日付で花組トップ娘役に就任[5][3]。明日海りおの2人目の相手役として、翌年の「カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲」で新トップコンビ大劇場お披露目[6][3]。
2017年2月5日、「雪華抄/金色の砂漠」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団[3][5][10]。
退団後は2018年の「越路吹雪物語」(テレビ朝日系)で、テレビドラマに初出演[5]。宝塚OGでもある淡島千景役で本格女優デビュー[10][5]。また同時期に退団した同期で元雪組トップ娘役・咲妃みゆと、初舞台以来となる共演を果たした[5]。
2019年より情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)で、特集コーナーの担当リポーターを務めるなど、活躍の幅を広げている[10]。
2021年に一般男性と結婚したことを報告[11]。
2024年には第1子の妊娠を発表した[11]。
人物
編集宝塚歌劇団時代の主な舞台
編集初舞台
編集- 2010年4 - 5月、月組『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』(宝塚大劇場のみ)[6][3]
宙組時代
編集- 2010年11 - 2011年1月、『誰がために鐘は鳴る』
- 2011年5 - 8月、『美しき生涯』『ルナロッサ』
- 2011年10 - 12月、『クラシコ・イタリアーノ』 - 新人公演:シルヴィア・ロッシ(本役:すみれ乃麗)『NICE GUY!!』
- 2012年1 - 2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』(バウホール・日本青年館) - エンマ
- 2012年4 - 7月、『華やかなりし日々』 - 新人公演:ポーラ・オースティン(本役:すみれ乃麗)『クライマックス』
- 2012年8 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 - 新人公演:ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ(ヒルダ)(本役:実咲凜音) 新人公演初ヒロイン[7][5][6][3]
- 2013年1月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(博多座) - ユリアン[6]
- 2013年3 - 6月、『モンテ・クリスト伯』 - 新人公演:メルセデス(本役:実咲凜音)『Amour de 99!!-99年の愛-』 新人公演ヒロイン[7][6]
- 2013年7 - 8月、『the WILD Meets the WILD』(バウホール) - エマ・トゥワイニング バウ初ヒロイン[6]
- 2013年9 - 12月、『風と共に去りぬ』 - 令嬢、新人公演:スカーレット(本役:朝夏まなと/七海ひろき) 新人公演ヒロイン[7][10][6][3]
- 2014年2月、『ロバート・キャパ 魂の記録』 - エンマ『シトラスの風II』(中日劇場)
花組時代
編集- 2014年6月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(中日劇場) - ロザリー/小公女[6]
- 2014年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 女官、新人公演:エリザベート(本役:蘭乃はな) 新人公演ヒロイン、初エトワール[10][6][9][3]
花組トップ娘役時代
編集- 2015年1月、『Ernest in Love』(東京国際フォーラム) - グウェンドレン・フェアファックス トップお披露目公演[6][3]
- 2015年3 - 6月、『カリスタの海に抱かれて』 - アリシア・グランディー、新人公演:バルドー夫人(本役:梅咲衣舞)『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』 大劇場トップお披露目公演[6][3]
- 2015年7 - 8月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 - マリー・アントワネット『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』(梅田芸術劇場・台北国家戯劇院)[10][6][9]
- 2015年10 - 11月、『新源氏物語』 - 藤壺の女御、新人公演:弘徽殿の女御(本役:京三紗)『Melodia-熱く美しき旋律-』(宝塚大劇場)[10][6][3]
- 2015年11 - 12月、『新源氏物語』 - 藤壺の女御、新人公演:中務の君(本役:鞠花ゆめ)『Melodia-熱く美しき旋律-』(東京宝塚劇場)[10][6]
- 2016年2 - 3月、『Ernest in Love』(梅田芸術劇場・中日劇場) - グウェンドレン・フェアファックス[6]
- 2016年4 - 7月、『ME AND MY GIRL』 - サリー・スミス[10][6][9][3]
- 2016年9月、『仮面のロマネスク』 - フランソワーズ・メルトゥイユ侯爵夫人『Melodia-熱く美しき旋律-』(全国ツアー)[6]
- 2016年11 - 2017年2月、『雪華抄(せっかしょう)』『金色(こんじき)の砂漠』 - タルハーミネ 退団公演、エトワール[5][10][6][9][3]
出演イベント
編集- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年9月、第53回『宝塚舞踊会』[12]
- 2016年4月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
編集舞台
編集- 2018年10 - 11月、『二十日鼠と人間』(東京グローブ座・森ノ宮ピロティホール) - カーリーの妻[10]
- 2019年7 - 8月、『フローズン・ビーチ』(全国公演) - 愛/萌[10]
- 2020年3月、『グッバイ・チャーリー』(博品館劇場) - ジェニファー
- 2020年9 - 10月、『Gang Showman』(シアタークリエ) - パトリシア[13]
- 2020年11月、『ELF The Musical』(新国立劇場) - デビー[14]
- 2021年4月、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』(東急シアターオーブ) - エリザベート[15][9]
- 2021年6 - 7月、『The Last 5 Years』(オルタナティブシアター・TTホール) - キャシー[9]
- 2022年2月、『恋のすべて』(東京建物 Brillia HALL) - コニー[16]
- 2022年4 - 5月、『The Parlor』(よみうり大手町ホール・兵庫県立芸術文化センター) - 草笛灯/円山千里[17]
- 2022年8 - 9月、『8人の女たち』(サンシャイン劇場・ドラマシティ)[18]
- 2022年12月、『イヴの時間』(博品館劇場)[19]
- 2023年4 - 5月、『ザ・ミュージック・マン』(日生劇場・御園座・梅田芸術劇場・マリナート・博多座) - マリアン・パルー[20]
- 2023年8 - 9月、『SHINE SHOW!』(シアタークリエ) - 琴浦あかね[21]
- 2025年4 - 5月、『フランケンシュタイン』(東京建物 Brillia HALL・愛知県芸術劇場・水戸市民会館・神戸国際会館) - ジュリア/カトリーヌ[22]
ドラマ
編集- 2018年2月、テレビ朝日系『越路吹雪物語』第22 - 29話 - 中川慶子[5][10]
- 2018年2月、日本テレビ系『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』第5・7話 - 水上ルイーザ
- 2018年4 - 6月、テレビ東京系『執事 西園寺の名推理』 - 水城希
- 2019年4 - 6月、テレビ東京系『執事 西園寺の名推理2』第6 - 最終話 - 水城希
- 2019年12月、フジテレビ系『悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜』
情報番組
編集吹き替え
編集- 2023年、『北極百貨店のコンシェルジュさん』 - クジャク彼女[24]
受賞歴
編集- 2016年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞[25]
脚注
編集出典
編集- ^ a b c 花乃まりあ 公式プロフィール フロム・ファーストプロダクション。[リンク切れ]
- ^ a b c d 『宝塚おとめ 2016年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2016年、32頁。ISBN 978-4-908135-67-5。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 花乃まりあサヨナラ特別番組「花のようにほほえんで…」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 122.
- ^ a b c d e f g h i j “元花組娘役トップの花乃まりあ、淡島千景さん役大抜てき!本格女優デビューへ”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2018年1月15日) 2018年1月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 鶴岡英理子 (2017年2月22日). “第6回 花組トップ娘役・花乃まりあ退団に贈る言葉”. web青い弓. 青弓社. 2020年5月12日閲覧。
- ^ a b c d e f 100年史(舞台) 2014, p. 320.
- ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7。
- ^ a b c d e f g “【インタビュー】花乃まりあ:宝塚歌劇団退団から5年目、新たな挑戦に飛び込む”. マチソワ. メトロポリターナトーキョー (2021年5月29日). 2021年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “鈴木杏、ブルゾンちえみ、花乃まりあ、シルビア・グラブは?”. 演劇キック. 演劇人の活力源. えんぶ (2019年7月28日). 2024年2月12日閲覧。
- ^ a b “元宝塚トップ娘役・花乃まりあ、第1子妊娠を発表「命が育っているという神秘に喜び」21年に一般男性と結婚”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2024年2月12日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ 第53回「宝塚舞踊会」('15年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ “屋良朝幸主演で贈る最高のミュージカルコメディ!『Gang Showman』9月・10月にシアタークリエで上演!”. 演劇キック (えんぶ). (2020年7月7日) 2020年7月7日閲覧。
- ^ “「ELF The Musical」主演は美 少年の岩崎大昇、共演に少年忍者・織山尚大ら”. ステージナタリー (ナターシャ). (2020年8月31日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ “宝塚版「エリザベート」25周年記念コンサートの出演者発表、歴代出演メンバーがずらり”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年2月16日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ “稲垣吾郎「共通点多い」中年探偵役で舞台主演 笑いとロマンティックの大人のエンタメ”. ORICON NEWS (2021年12月8日). 2021年12月7日閲覧。
- ^ “美弥るりか主演でオリジナルミュージカル『The Parlor』女性たちの物語を描く”. エンタステージ (株式会社ナノ・アソシエーション). (2022年2月6日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ “宝塚OGキャストによる「8人の女たち」上演決定”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年1月13日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ “アニメ「イヴの時間」を荻田浩一の演出で舞台化、主演は瀬戸利樹&花乃まりあ”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年10月12日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ “坂本昌行扮する詐欺師ハロルドのビジュアル解禁、「ザ・ミュージック・マン」共演に花乃まりあ”. ステージナタリー (ナターシャ). (2023年1月14日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ “朝夏まなと・中川晃教が初共演 シアタークリエ『SHINE SHOW!』が上演決定”. SPICE (株式会社イープラス). (2023年3月14日) 2024年2月12日閲覧。
- ^ “「フランケンシュタイン」中川晃教・加藤和樹が続投、新キャストに小林亮太・島太星ら”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年5月30日). 2024年5月30日閲覧。
- ^ 2024年3月末~9月末までの約半年間は産前産後休業のため一時降板していた。
- ^ “「北極百貨店のコンシェルジュさん」津田健次郎、花澤香菜ら第2弾キャスト14人解禁”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年6月12日) 2023年6月12日閲覧。
- ^ 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。