船曳建夫
人物
編集東京都出身。妻は株式会社東京デザインセンター代表取締役社長の船曳鴻紅。娘に建築家の船曳桜子(船曳桜子建築設計主宰)、映画監督の船曳真珠。実姉の船曳由美は編集者、エッセイストで、岸田秀の妻。
ベストセラーとなった『知の技法』シリーズの編者の一人として知られている。
略歴
編集- 1966年 - 東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)卒業。
- 1970-71年 - パリ第4大学留学
- 1972年 - 東京大学教養学部教養学科文化人類学卒業
- 1974年 - 同大学院社会学研究科文化人類学修士課程修了
- 1977-81年 - ケンブリッジ大学大学院社会人類学博士課程在籍。
- 1982年 - 同修了(Ph.D)。論文題目は、Mbotogote Ritual: A Study on the Ritual Life and Social Organization of the Mbotogote in the Interior Region of Malekula Island, Vanuatu
- 1983年 - 東大教養学部講師(文化人類学)
- 1985年 - 同助教授
- 1994年 - 同教授
- 2012年 - 定年退任、同名誉教授
メディア出演
編集期間 | 番組名 | 役職 | |
---|---|---|---|
2000年1月 | 2002年3月 | ニュースステーション(テレビ朝日) | コメンテーター |
2002年6月 | 2002年7月 | NHK人間講座『日本人論』再考(NHK教育) | 進行役 |
その他、船曳建夫オフィシャルサイト:放送・メディアを参照。
著書
編集単著
編集- 『親子の作法』(ベネッセコーポレーション、1998年/改題『二世論』新潮文庫、2003年)
- 『「日本人論」再考』(日本放送出版協会、2003年)
- 『大学のエスノグラフィティ』(有斐閣、2005年)
- 『右であれ左であれ、わが祖国日本』(PHP新書、2007年)
- 『一字一話――日本語をめぐる45の話』(角川oneテーマ21、2010年)
- 『旅する知――世紀をまたいで、世界を訪ねる』海竜社、2014年
- 『歌舞伎に行こう! 手とり足とり、初めから』海竜社、2017年
編著
編集共編著
編集- (伊藤亜人・関本照夫)『現代の社会人類学(全3巻)』(東京大学出版会、1987年)
- (関本照夫)『国民文化が生れる時――アジア・太平洋の現代とその伝統』(リブロポート、1994年)
- (小林康夫)『知の技法』(東京大学出版会、1994年)
- (小林康夫)『知の論理』(東京大学出版会、1995年)
- (小林康夫)『知のモラル』(東京大学出版会、1996年)
- (青木保・内堀基光・梶原景昭・清水昭俊・中林伸浩・福井勝義・小松和彦・山下晋司)『岩波講座文化人類学(全13巻)』(岩波書店、1996年-1997年)
- (山下晋司)『文化人類学キーワード』(有斐閣、1997年)
- (小林康夫)『新・知の技法』(東京大学出版会、1998年)
その他
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 船曳建夫オフィシャルサイト
- 船曳建夫 (@funabikitakeo) - X(旧Twitter)
- 論文一覧(KAKEN、CiNii)
- 船曳建夫 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース