至学館高等学校
至学館高等学校(しがくかんこうとうがっこう)は、愛知県名古屋市東区大幸南二丁目にある私立高等学校である。
至学館高等学校 | |
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北緯35度11分13.29秒 東経136度57分6.7秒 / 北緯35.1870250度 東経136.951861度座標: 北緯35度11分13.29秒 東経136度57分6.7秒 / 北緯35.1870250度 東経136.951861度 | |
過去の名称 |
中京裁縫女学校 中京高等女学校 中京実業学校 中京女子高等学校 中京女子大学附属高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 至学館 |
校訓 | 自立 友愛 共創 |
設立年月日 | 1905年(明治38年) |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制による教育 |
設置学科 |
普通科 家政科 商業科 |
学科内専門コース | 後述 |
学校コード | D123310000132 |
高校コード | 23513A |
所在地 | 〒461-0047 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集1905年(明治38年)に創立した中京裁縫女学校をルーツとする学校で、女子校としての歴史が長かったが、2005年(平成17年)より共学化し同時に校名を現在の至学館高等学校に改めた。建学の精神である「愛し生かす人づくり」のもと、自ら学び自らの長所や可能性を伸ばすと共に他者を認めて互いに協力して物事を達成していくことの出来る人材の育成を目指している。
スポーツに力を入れる学校で、普通科の中にスポーツサイエンスコースを設置しており、校内設備としてジム等が整備されている。
沿革
編集- 1905年(明治38年):中京裁縫女学校として創立。
- 1914年(大正3年):中京裁縫女学校高等師範科を併設。
- 1921年(大正10年):中京高等女学校を併設。
- 1944年(昭和19年):中京裁縫女学校を中京実業学校に改称。
- 1947年(昭和22年):中京女子中学校(新制)を開設。
- 1948年(昭和23年):中京女子高等学校(新制)を開設。
- 1967年(昭和42年):中京女子高等学校に商業科を開設。
- 1977年(昭和52年):中京女子高等学校が愛知教育大学名古屋分校跡の現在地に移転。
- 1978年(昭和53年):中京女子大学附属高等学校に改称。中京女子中学校及び中京女子高等学校定時制廃止。
- 2005年(平成17年):中京女子大学附属高等学校を至学館高等学校に改称。男女共学化。
- 2011年(平成23年):野球部が第93回全国高等学校野球選手権大会に愛知県代表として初出場。
- 2017年(平成29年):野球部が第89回選抜高等学校野球大会に東海地区代表として初出場。
校歌
編集『夢追人』(ゆめおいびと)[注 1]は、同高校の校歌(学園歌)である。作詞作曲は中日新聞論説委員の飯尾歩[1]。監修は至学館大学学長の谷岡郁子[2]。ボーカルは清本りつ子[3]。
校歌としては珍しくフォークソング調・ポップ調の旋律である。歌詞も「カシオペア」「オリンポス」といった横文字を交えた現代的な言葉遣いで書かれており、歌詞中には「至学館」の校名が一切出てこない[1][4][5]。
『夢追人』は、本来は校歌として制作されたものではない。飯尾が取材を通じて交流のあった女子レスリングの伊調姉妹(伊調千春・伊調馨)と吉田沙保里が、2004年(平成16年)のアテネオリンピックでメダルを獲得したことを祝して制作されたものだった[6]。
その後2005年(平成17年)、中京女子大学付属高等学校が共学化する際、校歌が良妻賢母を基調にした歌詞だったため、共学校にふさわしいものをと模索していたところ、先述の選手が至学館大学(中京女子大学)出身だったことなどが契機となり、この曲が高校関係者の目に留まり、同曲を校歌にすることを決めている[4]。
歌詞のベースは、銀メダルに終わり失意のうちにあった伊調千春を、同じくバレーボールでオリンピックを目指しながらも怪我で断念・引退せざるを得なくなった親友から励まされて、再びレスリングを始めることを決意するというエピソードから。飯尾は、周りで支えてくれる人の大切さを込めたかったと語っている[4]。
2012年(平成24年)3月1日にアトン・ミュージックよりCD化された。歌うのはKOKIAで定価1260円。初版は5万枚生産された。制作費を除いた売上は同高校の設備費などに充てるものの、その一部を東日本大震災に被災した際、両親を亡くした孤児に寄付された[7]。
学科・コース
編集- 生活デザインコース
- 総合ビジネスコース
学校行事
編集前期
編集- 4月 - 入学式、始業式
- 5月 - 新入生歓迎会、前期生徒会役員選挙、創立記念日(5/14)、全学年母校訪問
- 6月 - 山の家(1年)、保護者会、読書週間
- 7月 - 芸術鑑賞、終業式
- 8月 - キャンプ実習(1年普通科)
- 9月 - 始業式、自立祭(文化祭)
後期
編集部活動(クラブ)
編集2019年度現在の部活動
編集運動部
編集文化部
編集その他
編集以前はアーチェリー部などがあった。
交通アクセス
編集- 名古屋市営地下鉄名城線・名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)「砂田橋駅」から南へ徒歩で約6分。
- 名古屋市営バス「浄水場西」バス停下車、西へ徒歩で約2分。
- 基幹バス「谷口」バス停下車、北へ徒歩で約10分。
著名な卒業生
編集
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文化祭(自立祭)について
編集2007年(平成19年)のゲストは藤崎マーケット、The ブるーパンツ、飛び魚。
その他
編集校地は中日ドラゴンズの本拠地ナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)から数百メートルしか離れておらず、両者の間には駐車場・空き地が広がっていることから、互いに見通すことができる。
関連項目
編集一覧
編集系列校
編集(読みは「しがっかん」)
姉妹校
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 記述によっては『夢追い人』という表記もある。
出典
編集- ^ a b “至学館の“アニソン”校歌が大人気 カラオケ化も予定”. 中日スポーツ. (2011年8月5日) 2011年8月8日閲覧。
- ^ 至学館高校"J-POP風"校歌「夢追人」、誕生のきっかけは女子学生2人の友情物語(3ページ目) ニコニコニュース 2011年8月3日より。
- ^ 校歌 斉唱! 「vocalist 清本りつ子」(歌唱者の公式ブログ)より。
- ^ a b c 「夢追う異色校歌 甲子園・愛知代表 至学館」 2011年8月3日 中日新聞夕刊1面より。
- ^ “サカナクション山口さんも作曲し話題に…『校歌』はどう作られるのか 依頼多い3つのケースと3種類の曲調 | 東海テレビNEWS”. www.tokai-tv.com. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “創設歌・学園歌・応援歌 | 母校を知ろう!応援しよう! | 至学館大学同窓会”. www.sgk.ac.jp. 2022年11月10日閲覧。
- ^ 「至学館校歌CD化決定」 中日新聞2月15日夕刊10面より。