臨蔡侯
臨蔡侯(りんさいこう)は、中国の前漢時代、紀元前110年から紀元前104年まで置かれた列侯である。臨蔡は当時の河内郡にあり、今の河南省周口市淮陽区臨蔡鎮に名を残す。
歴史
編集前漢の武帝のとき、元鼎6年(紀元前111年)に南越の相呂嘉をとらえた功績で、翌元封元年(紀元前110年)閏月癸卯に都稽(孫都)が初めて封じられた[1][2]。臨蔡は河内郡にあり、封戸は千戸[2]。
孫都の死後、子の孫襄が継いだ[2]。孫襄は太初元年(紀元前104年)に南越の旧都番禺を襲撃した罪で死に、臨蔡侯は断絶した[2]。
脚注
編集参考文献
編集外部リンク
編集- 中央研究院・歴史語言研究所「漢籍電子文献資料庫」。