聖ゲオルク教会 (ネルトリンゲン)
聖ゲオルク教会(せいゲオルクきょうかい、独: St. Georgskirche)は、ドイツ・ネルトリンゲンにある教区教会である[1][2]。単に聖ゲオルク(独: St. Georg)ともいう[2]。三毛猫で市職員のヴェンデルシュタインがいることでも知られる[3]。
聖ゲオルク教会 | |
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St. Georgskirche | |
聖ゲオルク教会 | |
北緯48度51分2.4秒 東経10度29分19.9秒 / 北緯48.850667度 東経10.488861度座標: 北緯48度51分2.4秒 東経10度29分19.9秒 / 北緯48.850667度 東経10.488861度 | |
所在地 | |
国 | ドイツ |
教派 | ルーテル教会 |
建築物 | |
現況 | 教会堂 |
用途 | 使用中 |
建築様式 | 後期ゴシック建築 |
建築物概要 | |
尖塔の高さ | 89.9 m |
概要
編集福音派のルーテル教会である[4]。1427年から1505年にかけて建設された[4][5]。1519年、現在にみられる後期ゴシック建築が完成された[6][1]。教会堂の全長は 93.5 メートルであり、身廊の高さは 19 メートルである[4]。隕石が衝突した際に、高温によって黒色になった石片が建築に用いられている[6][1]。
主祭壇の磔刑像は、彫刻家のニコラウス・ゲアヘルト (de:Nikolaus Gerhaert) が製作した[2]。89.9 メートルの高さをもつ塔は、1454年から1490年にかけて建設された鐘楼であり、ダニエル (Daniel) という愛称がつけられている[6][1][7][8]。350 段の階段を上ったところに、塔の展望台が設けられている[9][1]。
建築には、ニコラウス・エーゼラー (de:Nikolaus Eseler der Ältere) やハンス・クーン (Hans Kun) 、ハンス・フェルバー (Hans Felber) やコンラート・ハインツェルマン (Konrad Heinzelmann) の他に、コンラート・ロリッツアー (de:Konrad Roritzer) やヴィルヘルム・クレグリンガー (Wilhelm Kreglinger) などの建築家が携わっている[2][4]。画家のフリードリヒ・ヘルリーン (en:Friedrich Herlin) は、当教会や市内の教会のために多数の祭壇画を製作している[2]。
周辺
編集北西へ 500 メートルほど行ったところには、バルディンガー門 (Baldinger Tor) があり、南西へ 350 メートルほど行ったところには、ベルガー門 (Berger Tor) があり、南東へ 300 メートルほど行ったところには、ライムリンガー門 (Reimlinger Tor) がある[10]。東へ 500 メートルほど行ったところには、ダイニンガー門 (Deininger Tor) があり、北東へ 550 メートルほど行ったところには、レプジンガー門 (Löpsinger Tor) がある[10]。北へ 450 メートルほど行ったところには、リースクレーター博物館 (en:Rieskrater Museum) がある[11]。
脚注
編集- ^ a b c d e 『地球の歩き方 南ドイツ』 2015, p. 131.
- ^ a b c d e 中島大輔 (2002年12月24日). “市民と市壁 : ネルトリンゲンの事例を中心に”. 鹿児島大学. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “ドイツ・ロマンチック街道 ノラネコのサクセスストーリー”. ドイツ観光局. 2019年11月7日閲覧。
- ^ a b c d “Der Kirchenraum”. Evang.-Lutherische Kirchengemeinde Nördlingen. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “Nördlingen die schönsten Ecken sind rund”. ネルトリンゲン. 2019年11月4日閲覧。
- ^ a b c “聖ゲオルク教会(ネルトリンゲン)”. 昭文社. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “St. Georg, Nördlingen”. Kulturkirchen. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “Der "Daniel" in Nördlingen”. Bayerisches Landesamt für Umwelt. 2019年11月4日閲覧。
- ^ “GLOCKENTURM "DANIEL"”. Ferienland Donau-Ries. 2019年11月4日閲覧。
- ^ a b “Gastgeberverzeichnis”. ネルトリンゲン. 2019年11月4日閲覧。
- ^ 『地球の歩き方 南ドイツ』 2015, p. 130.
参考文献
編集- 「地球の歩き方」編集室(編集)『地球の歩き方 南ドイツ 2015〜2016年版』ダイヤモンド・ビッグ社、2015年6月。ISBN 978-4-478-04748-4。