結縁寺 (印西市)
千葉県印西市の寺院
結縁寺(けつえんじ、英語: Ketsuen-ji)は、千葉県印西市の寺院である。山号は晴天山。院号は西光院。
結縁寺 | |
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結縁寺池から見る結縁寺。赤い屋根が寺の門。 | |
所在地 | 千葉県印西市結縁寺516番地 |
位置 | 北緯35度47分25.2秒 東経140度8分6.2秒 / 北緯35.790333度 東経140.135056度座標: 北緯35度47分25.2秒 東経140度8分6.2秒 / 北緯35.790333度 東経140.135056度 |
山号 | 晴天山 |
院号 | 西光院 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 不動明王 |
創建年 |
神亀年間 (724年~729年) |
開山 | 行基 |
文化財 | 銅造不動明王立像 |
法人番号 | 6040005006553 |
概要
編集千葉県印西市結縁寺にある真言宗豊山派の寺院である。山号は晴天山と称しており[1]、本尊として不動明王を祀っている。なお院号は西光院と称している[1]。
本尊
編集歴史
編集寺伝によれば、神亀年間(724年~729年)に行基の開山によって創建されたという[1]。また、源頼政の家臣が、頼政の戦死後その首をこの地に葬って一寺を建立したとも伝えられる。
文化財
編集本尊は「銅造不動明王立像」[2]として国指定重要文化財となっている[2]。像高47センチメートルであり[2]、裳(下半身にまとう衣)前面の刻銘により1303年(旧暦嘉元元年)の造像とわかる[2]。牙は片方を上[2]、片方を下に向けて出すが[2]、眼はいわゆる天地眼とせず、両眼を見開いている[2]。
名称
編集寺号は「けつえんじ」[3]と読み、国税庁の法人番号公表サイトにおいても読み仮名は「ケツエンジ」[4]として登録されている。この寺号に因んで名付けられた印旛郡結縁寺村も「けつえんじむら」[5]と読み、『日本歴史地名大系』でも「けつえんじむら」[5]と表記している。その後、この地は合併を繰り返して印西市となったが、現在も印西市の大字として結縁寺の名は残っている。印西市の大字も「けつえんじ」[3][6]と読まれており、印西市役所も「けつえんじ」[6]と表記している。
一方、静岡県掛川市には同じ漢字の寺院が存在するが、そちらは「けちえんじ」と称しており[4][7][8]、この寺号にちなんで命名された静岡県の結縁寺村も「けちえんじむら」[5]と称していた。混同しないように留意が必要である。
所在地
編集脚注
編集- ^ a b c 「講座10:歴史散策(3)結縁寺地区」『令和4年度印西市民アカデミーだより』10号。
- ^ a b c d e f g 「銅造不動明王立像」『銅造不動明王立像[国指定重要文化財(彫刻)] | 印西市ホームページ』印西市役所、2016年3月23日。
- ^ a b 「千葉印西」『結縁寺|2019年9月 7日|出没!アド街ック天国:テレビ東京』テレビ東京、2019年9月7日。
- ^ a b 『国税庁法人番号公表サイト』国税庁。
- ^ a b c 「結縁寺村」『結縁寺村(けちえんじむら)とは? 意味や使い方 - コトバンク』DIGITALIO・C-POT。
- ^ a b 『燃やすごみ・燃やさないごみ・有害ごみ・資源物を収集する日』。
- ^ 「基本情報」『結縁寺 - 曹洞禅ナビー寺院検索― 曹洞宗公式 寺院ポータルサイト』曹洞宗宗務庁。
- ^ 「第一番一澤山結縁寺」『遠江三十三観音霊場』遠江三十三観音霊場保存会。
参考文献
編集- 久野健監修・川尻祐治編『関東古寺の仏像』芸艸堂、1976
外部リンク
編集- 銅造不動明王立像[国指定重要文化財(彫刻)] | 印西市ホームページ - 結縁寺の本尊を紹介する印西市役所のページ