細呂木駅
福井県あわら市にあるハピラインふくいの駅
細呂木駅(ほそろぎえき)は、福井県あわら市青ノ木にある[2]、ハピラインふくいハピラインふくい線の駅である。
細呂木駅 | |
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駅舎(2022年4月) | |
ほそろぎ Hosorogi | |
◄芦原温泉 (3.8 km) (3.1 km) 牛ノ谷► | |
所在地 | 福井県あわら市青ノ木40-43 |
所属事業者 | ハピラインふくい |
所属路線 | ■ハピラインふくい線 |
キロ程 |
75.5 km(敦賀起点) 米原から121.4 km |
電報略号 | ホソ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
69人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月20日[1][2] |
備考 | 無人駅 |
歴史
編集- 1897年(明治30年)9月20日:官設鉄道の福井駅 - 小松駅間延伸時に開業(一般駅)[1][2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称の制定に伴い、北陸本線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)6月28日:福井地震により駅舎全壊[3]。
- 1948年(昭和23年)12月18日:本屋その他復旧工事竣工[3]。
- 1961年(昭和36年)10月1日:貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)[4]。
- 1971年(昭和46年)3月25日:荷物の取扱を廃止[5]。駅員無配置駅となる[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[4]。
- 2018年(平成30年)9月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[7][8][9][10][11][12]。
- 2024年(令和6年)3月16日:北陸新幹線の金沢駅 - 敦賀駅間開業に伴い、ハピラインふくいの駅となる[13][14][15]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線[2][16]を有する地上駅[1]。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。ホームから西側へ跨線橋を渡ったところに駅舎がある[1]。
北陸新幹線敦賀延伸までは、JR西日本金沢支社の福井地域鉄道部管理の無人駅であり、自動券売機は設置されていない。ICカード専用型の簡易改札機が設置されている[7][11]。駅舎横にトイレがある[2]。なお、道路に面しているため、駅には駐車場・駐車スペースが設けられていない[2]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■ハピラインふくい線 | 下り | 金沢方面 |
2 | 上り | 福井・敦賀方面 |
- 長らくのりば番号が設定されていなかったが、ICOCA導入までに設定された。駅舎寄り(下り)が1番のりばである。
- 接近警告機から鳴るメロディは、下りホームが「村の鍛冶屋」、上りホームが「エリーゼのために」である。
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改札口(2022年4月)
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ホーム(2022年4月)
利用状況
編集「福井県統計年鑑[17]」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は69人である[18]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 161 |
1998年 | 159 |
1999年 | 146 |
2000年 | 138 |
2001年 | 139 |
2002年 | 141 |
2003年 | 143 |
2004年 | 140 |
2005年 | 143 |
2006年 | 137 |
2007年 | 118 |
2008年 | 113 |
2009年 | 101 |
2010年 | 92 |
2011年 | 78 |
2012年 | 81 |
2013年 | 79 |
2014年 | 72 |
2015年 | 68 |
2016年 | 60 |
2017年 | 56 |
2018年 | 50 |
2019年 | 69 |
駅周辺
編集- 福井県道153号水口牛ノ谷線[2] - 駅舎・線路に並行。
- 細呂木郵便局
- 福井県警あわら警察署細呂木交番
- 社会福祉法人さくら福祉会細呂木こども園
- あわら市細呂木小学校
- 金津創作の森
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d 川島 2010, p. 58.
- ^ a b c d e f g 朝日 2012, p. 22.
- ^ a b 『福井震災誌』(名古屋鉄道局、1950年)[要ページ番号]
- ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、135頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “日本国有鉄道公示第118号”. 官報. (1971年3月24日)
- ^ 「通報 ●北陸本線田村駅ほか7駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年3月24日、4面。
- ^ a b 『9月15日「ICOCA」を福井県内のJR北陸本線(新疋田駅〜牛ノ谷駅)に導入します! 〜北陸と近畿がICOCAでつながる〜』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道金沢支社、2018年5月30日。オリジナルの2019年5月28日時点におけるアーカイブ 。2020年9月13日閲覧。
- ^ “JR西日本「ICOCA」9/15エリア一体化、近畿から北陸・岡山も利用OK”. マイナビニュース (2018年5月30日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “イコカ福井県内導入は9月15日 福井駅と敦賀駅は先行で自動改札”. 福井新聞ONLINE (2018年5月31日). 2018年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月23日閲覧。
- ^ “JR西、福井でイコカ導入 9月15日から北陸線19駅”. 日本経済新聞. (2018年5月31日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b “福井もICOCAで行こか JR西、9月15日から19駅に導入”. 産経ニュース. (2018年6月4日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ “福井県内のJR線でICカード切符「ICOCA」運用開始 早朝購入組の姿も”. 福井経済新聞 (2018年9月15日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “新社名「ハピラインふくい」 並行在来線三セク会社 福井の60代男性考案”. 中日新聞Web. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “並行在来線運営会社は「ハピラインふくい」 知事らが記者会見”. 朝日新聞デジタル. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “並行在来線の役割転換、特急中心から「県民の足」へ…「パターンダイヤ」も検討”. 読売新聞オンライン. (2022年4月9日). オリジナルの2022年4月9日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ 川島 2010, p. 32.
- ^ 福井県統計年鑑
- ^ “8.駅別JR貨客輸送状況(1日平均)” (XIS). 福井県. 2021年3月29日閲覧。
参考文献
編集- 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地18 北陸本線②(森本~米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
編集外部リンク
編集- 細呂木駅 - ハピラインふくい