精舎
精舎(しょうじゃ、विहार、Vihāra、ヴィハーラ、ビハーラ)とは、仏教の比丘(出家修行者)が住する修道施設、寺院、僧院のこと、また、その異名[1]。
仏教用語 ヴィハーラ、ビハーラ | |
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アジャンター石窟群(世界遺産) | |
サンスクリット語 | विहार vihāra |
中国語 |
精舎 (拼音: jīng shè) |
日本語 |
精舎 (ローマ字: sho-ja) |
精舎とは、精行者の所居なるをいい、精妙の謂ではないとされる。また平たく言えば、精進する者たちの舎宅を意味し、立派な建物を意味するのではないとされる。
釈迦在世の主な精舎として天竺五精舎(てんじくごしょうじゃ)と言われるが、その一覧は所説あり確定していない[2]。大蔵法数には以下が挙げられている。
ビハーラ
編集近年、各地の寺院などが、仏教精神を元に幼稚園や介護ケアサービスを行う施設、またターミナルケア(仏教版ホスピス)を有し、これをビハーラと呼ぶ場合がある。これについてはビハーラ (医療)を参照。
マハーヴィハーラ
編集マハーヴィハーラ(Mahāvihāra)とは「偉大なヴィハーラ」「大僧院」との意味。以下などの大規模な僧院を指して使われることもある[3]。
- ナーランダ大僧院(Nalanda Mahavihara)- インド,世界遺産
- ヴィクラマシーラ僧院- インド
- オーダンティプラ僧院 (en)- インド
- ソーマプラ僧院- バングラデシュ,世界遺産
- ラトナギリ僧院 - インド
- アヌラーダプラ・マハーヴィハーラ - スリランカ
脚注
編集- ^ 望月信亨 編『仏教大辞典 : 5巻,別巻第三巻』仏教大辞典発行所、1933年、ジョウジャ。doi:10.11501/1913357。
- ^ 望月信亨 編『望月仏教大辞典』 第2巻 (コーシ)、世界聖典刊行協会、1955年、ゴジョウシャジュトウ。doi:10.11501/3019198。
- ^ “Patronage and Authority: Buddhist Monasteries in Early Medieval India”. 2004年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年9月12日閲覧。