篠山町

日本の兵庫県多紀郡にあった町

篠山町(ささやまちょう)は、かつて兵庫県多紀郡に存在した。江戸時代は篠山藩の城下町として栄えた。

ささやまちょう
篠山町
篠山城
篠山町旗
篠山町旗
篠山町旗 篠山町章
1934年昭和9年)6月8日制定
廃止日 1999年4月1日
廃止理由 新設合併
篠山町、今田町丹南町西紀町 → 篠山市
現在の自治体 丹波篠山市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
多紀郡
市町村コード 28661-3
面積 187.1 km2
総人口 22,229
(1995年10月1日)
隣接自治体 三田市丹南町西紀町猪名川町
京都府瑞穂町丹波町園部町
大阪府能勢町
町の木 マツ
町の花 ササユリ
他のシンボル なし
篠山町役場
所在地 669-2332
兵庫県多紀郡篠山町北新町41
地図
旧篠山町役場庁舎位置

外部リンク 篠山町
座標 北緯35度04分32秒 東経135度13分08秒 / 北緯35.07567度 東経135.219度 / 35.07567; 135.219座標: 北緯35度04分32秒 東経135度13分08秒 / 北緯35.07567度 東経135.219度 / 35.07567; 135.219
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概要

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篠山町中心部周辺の空中写真。篠山城を中心に方形に整備された城下町の街路形状がよく残されている。1975年撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

1975年(昭和50年)3月28日に城東町多紀町を合併して町域を拡大した。その後、1999年(平成11年)4月1日に今田町丹南町西紀町の3町と合併して篠山市が発足し、篠山町は廃止された。

地理

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隣接していた自治体

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歴史

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  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、篠山東新町・篠山西新町・篠山南新町・篠山北新町・篠山乾新町・篠山山内町・篠山河原町・篠山小川町・篠山立町・篠山呉服町・篠山二階町・篠山魚屋町・篠山西町および黒岡村の飛地の区域をもって篠山町(第1次)が発足。
  • 1934年(昭和9年)6月8日 - 町章を制定。
  • 1955年(昭和30年)4月20日 - 八上村畑村城北村岡野村と合併し、改めて篠山町(第2次)が発足。
  • 1975年(昭和50年)3月28日 - 城東町多紀町と合併し、改めて篠山町(第3次)が発足。
  • 1999年(平成11年)4月1日 - 今田町西紀町丹南町と合併して篠山市が発足。同日篠山町廃止。

地区

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篠山地区の街並み
二階町で撮影
  • 西側は篠山地区・中側は城東地区・東側は多紀地区に分かれる

行政

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歴代町長

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明治・大正[1]
  • 安藤直紀(1889年5月就任、1年8ヶ月在任)
  • 服部保平(1891年2月就任、17年7ヶ月在任)
  • 森本荘三郎(1908年9月就任、2年7ヶ月在任)
  • 服部雄記(1911年4月就任、4年8ヶ月在任)
  • 安間房之助(1916年10月就任、4年在任)
  • 古川岩太郎(1920年10月就任、19年在任)
昭和
平成

町章

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  • 1934年6月8日、「ささやま」を図案化して「ささ山」で形どった町章が制定された[2][3]。1934年3月に公募で募集し、同年4月11日に町長同席の下で候補18点から選考し、大阪府大阪市在住の男性の作品が選ばれた。2位は同じく大阪市在住の男性、3位は兵庫県神戸市在住の男性の作品だった[4]

姉妹都市・提携都市

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交通

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1972年(昭和47年)3月1日に廃止されるまで、日本国有鉄道篠山線が通っていた。

道路

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伝承

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篠山は篠山城城下町として発展した町であり、多くの怪談が言い伝えられている[5]。篠山城下に言い伝えられている伝承として「篠山の怪談七不思議」があり、「観音橋の夜泣榎」「土手裏のおちょぼ」「川ン丁の鼻黒」「坪井の榧の木」「田代の前」「一本松の見越しの入道」「番所橋の酒買い小僧」の7つを含んでいる[5]

郷土史家の奥田楽々斎は『多紀郷土史考』(1958年)において、「1900年頃にあった篠山の怪談」として篠山の怪談七不思議を紹介している[5]。奥田は多紀文化顕彰会の会長なども務めた人物である[6]

名所・旧跡・観光スポット

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出身有名人

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脚注

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  1. ^  篠山町の栞 p.41 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^  篠山町の栞 p72 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ NHKふるさとデータブック p500
  4. ^ 篠山町例規集
  5. ^ a b c 篠山の怪談七不思議 丹波篠山市
  6. ^ 朽木史郎『丹波を語る』篠山文庫、1959年

関連項目

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参考文献

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  • NHK情報ネットワーク『NHKふるさとデータブック6 [近畿]』日本放送協会、1992年5月1日。 
  • 篠山町『篠山町の栞』兵庫県多紀郡篠山町、1936年。 
  • ぎょうせい『篠山町例規集』兵庫県多紀郡篠山町、1936年。 

外部リンク

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