篠塚保
篠塚 保(しのつか たもつ)は、日本の外交官。バングラデシュ駐箚特命全権大使を経て、2011年(平成23年)から国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当大使、2012年(平成24年)からはサイバー政策担当大使も兼務する。
人物・経歴
編集- 1973年(昭和48年)慶應義塾大学法学部政治学科を卒業する。外務公務員上級試験に合格し、1975年(昭和50年)外務省に入省した。
- 1989年(平成元年) 8月 在オーストリア大使館一等書記官
- 1989年(平成元年) 11月 ウィーン国際機関日本政府代表部一等書記官
- 1992年(平成4年)1月 ウィーン国際機関日本政府代表部参事官
- 1993年(平成5年)1月 国際連合局経済課地球環境室長
- 1993年(平成5年)8月 東宮侍従
- 1996年(平成8年)8月 総合外交政策局軍備管理軍縮課長
- 1998年(平成10年)4月 在ドイツ日本国大使館参事官
- 1999年(平成11年)1月 在ドイツ大使館公使
- 2001年(平成13年)2月 在パキスタン大使館公使
- 2003年(平成15年)4月 総合研究開発機構国際研究交流部長
- 2006年(平成18年)9月 デトロイト総領事
- 2009年(平成21年)7月 バングラデシュ駐箚特命全権大使
- 2011年(平成23年)10月 特命全権大使(国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当)
- 2012年(平成24年)2月 特命全権大使(サイバー政策担当)兼任[1]
- 2012年(平成24年)10月2日 依願退官
- 2013年(平成25年)4月 防衛大学校防衛教育学群安全保障・危機管理教育センター教授[2]
- 一般社団法人日本爆発物探知犬セキュリティ協会特別会員[3]
- 2024年(令和6年) 瑞宝中綬章受章[4]。
同期
編集- 河相周夫(12年外務事務次官・10年内閣官房副長官補)
- 別所浩郎(12年駐韓大使・10年外務審議官)
- 奥田紀宏(13年駐カナダ大使・10年駐エジプト大使・08年国連次席大使)
- 谷崎泰明(13年外務省研修所長・10年駐ベトナム大使)
- 三輪昭(14年関西担当大使・10年駐ブラジル大使・08年駐ポルトガル大使)
- 鈴木庸一(13年駐フランス大使・10年駐シンガポール大使)
- 持田繁(10年国連事務総長副特別代表)
- 門司健次郎(13年ユネスコ代表部大使・10年駐カタール大使)
- 渥美千尋(11年駐アイルランド大使・08年駐パキスタン大使)
- 山口寿男(07年駐ノルウェー大使・06年駐イラク大使)
- 岸野博之(13年駐ラオス大使・10年駐エチオピア大使)
- 水城幾雄(10年駐パナマ大使)
- 江川明夫(13年駐スロバキア大使・10年駐ザンビア大使)
- 竹内春久(13年駐シンガポール大使・11年駐沖縄担当大使・08年駐イスラエル大使)
- 西林万寿夫(13年駐ギリシャ大使・10年兼北極担当大使・12年文化交流担当大使・09年駐キューバ大使)
- 蒲原正義(13年駐カザフスタン大使・12年査察担当大使・9年駐グルジア大使)
- 森元誠二(13年駐スウェーデン大使・08年駐オマーン大使)
- 小林祐武(98年外務省経済局総務参事官室課長補佐)
- 椿秀洋(12年駐ボリビア大使)
- 庄司隆一(11年駐ナイジェリア大使)
- 清水武則(11年駐モンゴル大使)
- 隈丸優次(13年駐カンボジア大使)
- 藤田順三(13年駐ウガンダ大使)
- 丸尾眞(12年科学技術協力担当大使・10年駐キルギス大使)
- 名井良三(13年駐アンゴラ大使)
- 福田米蔵(11年駐ジンバブエ大使)
- 大部一秋(13年駐ウルグアイ大使)
著作
編集論文
編集- 『豆満江地区開発の現状と課題』(『NIRA政策研究』, 2004.12月に収録)
- 『中国東北地方振興戦略とNIRAのグランドデザイン研究』(『NIRA政策研究』, 2006.1月に収録)
- 『中国東北地方振興と北東アジアの開発戦略』(『NIRA政策研究』, 2006.に収録)
- 『生まれ変わる中国東北地方-振興政策と北東アジア地域協力-』(『外交フォーラム』,2006年7月号に収録)