筑波技術短期大学
廃止された大学
筑波技術短期大学(つくばぎじゅつたんきだいがく、英語: Tsukuba College of Technology[1])は、茨城県つくば市天久保4-3-15に本部を置いていた日本の国立大学である。1990年に設置され、2010年に廃止された。大学の略称は技短(ぎたん)。
筑波技術短期大学 | |
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大学設置 | 1990年 |
創立 | 1987年 |
廃止 | 2010年 |
学校種別 | 国立 |
設置者 | 国立大学法人筑波技術短期大学 |
本部所在地 | 茨城県つくば市天久保4-3-15 |
キャンパス |
天久保キャンパス(茨城県つくば市天久保) 春日キャンパス(茨城県つくば市春日) |
学部 |
デザイン学科 機械工学科 建築工学科 電子情報学科 電子工学専攻 情報工学専攻 鍼灸学科 理学療法学科 情報処理学科 |
概要
編集大学全体
編集- 茨城県つくば市に所在した日本の国立短期大学で、設置主体は国立大学法人筑波技術短期大学[2]。
- 1987年に設置され、1990年に開学。1991年に学科増設により7学科[注 1]体制となる。
- 2004年度より国立大学法人となる。
- 2005年度の入学生を最後に[注釈 1]、短期大学としての使命を終える[4]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
編集- 筑波技術短期大学の教育方針
- 自ら社会に適応しようとする自主性および柔軟性の育成
- 社会参加のための各種コミュニケーション能力の育成
- 基礎学力の向上、専門基礎教育の充実および専門的技術の向上
教育および研究
編集- 在学生指導はもとより、両障害者を新たに受け入れる国内外の大学等への支援方法の普及に尽力していた。
学風および特色
編集沿革
編集略歴
編集- 筑波技術短期大学は、世界初の視覚障害者を対象とした学科を設置した短大である。聴覚障害者を対象とした学科としても世界で3番目に当たる。2005年10月1日付でに4年制大学に昇格し筑波技術大学となる。同時に短期大学は筑波技術短期大学部と改称し学生募集を停止。その短期大学部も学生の卒業とともに消滅した。
年表
編集基礎データ
編集所在地
編集- 天久保キャンパス(茨城県つくば市天久保4-3-15)
- 春日キャンパス(茨城県つくば市春日4-12-7)
象徴
編集- 筑波技術短期大学のカレッジマークは右記資料にあり[注 15]。
教育および研究
編集組織
編集学科
編集聴覚部
視覚部
専攻科
編集- なし
別科
編集- なし
取得資格について
編集受験資格
- 鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師:鍼灸学科
- 理学療法士:理学療法学科
附属機関
編集- 障害者高等教育センター
- 附属診療所
- 情報処理通信センター:1996年設置。
- 図書館
研究
編集- 『筑波技術短期大学研究業績一覧 : 平成10年4月~平成13年3月』[17]ほか。
学生生活
編集部活動・クラブ活動・サークル活動
編集- キャンパス毎にそれぞれ独自のクラブ団体を有していた。
学園祭
編集- 学園祭は例年10月に行われていた。
大学関係者と組織
編集大学関係者一覧
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歴代学長
出身者
編集施設
編集キャンパス
編集- 聴覚部は天久保地区に、視覚部は春日地区にキャンパスがあった。
天久保キャンパス
編集- 使用学科:デザイン学科・機械工学科・建築工学科・電子情報学科(電子工学専攻・情報工学専攻)
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:教育方法開発センター
- 設備:管理棟・校舎棟・特殊実験棟・メディアセンター・大学会館・学生寄宿舎・体育館・プール・テニスコート・多目的グラウンドほか
- 当時、「筑波技術短大聴覚部」という名称のバス停留所があった[18]。
春日キャンパス
編集- 使用学科:鍼灸学科、理学療法学科、情報処理学科
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:附属診療所・図書館・教育開発センター
- 設備:校舎・大学会館・体育館・プール・学生寄宿舎・グラウンド・エネルギーセンター・盲導犬舎ほか
学生食堂
編集- 筑波技術短期大学の学生食堂(学食)は、天久保キャンパスでは学生会館内に、春日キャンパスでは大学会館内に設置されていた。
寮
編集- 筑波技術短期大学には、天久保・春日の各キャンパスに全学生数分の学生寄宿舎が設けられていた。
対外関係
編集他大学との協定
編集アメリカ
編集- ロチェスター工科大学
- 国立聾工科大学
- ニューヨーク州立大学バッファロー校
オーストリア
編集大韓民国
編集中国
編集- 天津理工大学・聾工学院
ロシア
編集フィリピン
編集- デラサラ大学セントベニルデ校
日本
編集関係校
編集社会との関わり
編集- 公開講座が行われていた。
卒業後の進路について
編集編入学・進学実績
編集聴覚部
視覚部
注釈
編集注釈グループ
編集- ^ a b 筑波技術大学へ切り替えのため平成18年度より学生募集停止[3]。
- ^ a b c d e うち女3
- ^ 全て男
- ^ うち女4
- ^ a b うち男17
- ^ a b c d e f g 最終募集となった2005年における体制[16]。
補足
編集出典
編集- ^ 北沢強, 夏目武「情報システムの信頼性安全性技術の動向 : IBM大規模システムにおけるRASの展開の視点から」『電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性』第112巻第313号、電子情報通信学会、2012年11月、5-10頁、ISSN 0913-5685、NAID 110009641568。2020年8月24日閲覧。
- ^ 文教協会'2007.
- ^ 文教協会'2006.
- ^ a b 文教協会'2010.
- ^ タ厚生サロン : 情報回路としての行政問題総合誌 6(9)(62)より。
- ^ 文教協会'1987, p. 10.
- ^ 文教協会'1990.
- ^ 文部省'90, p. 44.
- ^ 文部省'91, p. 44.
- ^ 文部省'92, p. 46.
- ^ 旺文社'1992.9, p. 114.
- ^ 文部省'99, p. 53.
- ^ 文教協会'2004.
- ^ 筑波技術短期大学 視覚'2000.
- ^ 筑波技術短期大学 聴覚'2000.
- ^ 文教協会'2005.
- ^ 筑波技術短期大学研究業績一覧 : 平成10年4月~平成13年3月より。
- ^ 筑波技術短期大学 視覚'2000, p. 32.
- ^ a b c d 筑波技術短期大学 聴覚'2000, p. 27-28.
- ^ 筑波技術短期大学 聴覚'2000, p. 14.
- ^ 筑波技術短期大学 視覚'2000, p. 14.
参考文献
編集全国学校総覧
編集- 文部省『全国学校総覧 1990年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1991年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1992年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房 。
全国短期大学高等専門学校一覧
編集- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和62年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成2年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成3年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成16年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成17年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成18年』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成19年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成22年度』文教協会 。
全国短期大学一覧
編集- 文部省 高等教育局専門教育課『全国短期大学一覧 平成3年度』文部省高等教育局 。
短期大学入学案内冊子
編集- 筑波技術短期大学『平成12年度 筑波技術短期大学案内-聴覚に障害のある人が学ぶ聴覚障害関係学科-』筑波技術短期大学。
- 筑波筑波技術短期大学『国立3年制 筑波筑波技術短期大学 平成12年度-視覚に障害がある人が学ぶ-』筑波筑波技術短期大学。