パナソニック インパルスと富士通フロンティアーズが対戦する78回目のライスボウル。両チームが決勝で対戦するのは4年連続7回目で、過去の対戦成績はインパルスが2勝、フロンティアーズが4勝である。4年連続同一カードでの開催はXリーグ史上初であり、ライスボウルがXリーグ決勝戦となった2021年シーズン以降、すべて同じ対戦カードとなっている。
インパルスは4年連続19回目の決勝進出で、自身が持つ最多出場回数を19回に伸ばした。対するフロンティアーズは12年連続16回目の出場であり、こちらも自身の持つ11年連続出場の記録を更新した。勝利すれば、インパルスは2015年の第29回ジャパンXボウル以来9年ぶり8度目、フロンティアーズは昨年の第77回ライスボウル以来4年連続9度目のXリーグ優勝となり、オービックの持つ最多優勝記録に並ぶ。
シーズン |
大会 |
勝者 |
スコア |
敗者
|
2007
|
第21回ジャパンXボウル
|
松下電工インパルス |
33–13 |
富士通フロンティアーズ
|
2015
|
第29回ジャパンXボウル
|
パナソニック インパルス |
24–21 |
富士通フロンティアーズ
|
2019
|
第33回ジャパンXボウル
|
富士通フロンティアーズ |
28–26 |
パナソニック インパルス
|
2021
|
第75回ライスボウル
|
富士通フロンティアーズ |
24–18 |
パナソニック インパルス
|
2022
|
第76回ライスボウル
|
富士通フロンティアーズ |
29–21 |
パナソニック インパルス
|
2023
|
第77回ライスボウル
|
富士通フロンティアーズ |
16–10 |
パナソニック インパルス
|
パナソニックを母体とする実業団チーム。1988年シーズンに初めて社会人決勝戦進出し、1990年シーズンに初の社会人優勝を果たした。その後は、創部20年目にあたる1994年、1995年、創部30年目の2004年、2007年、2008年、2015年シーズンの計7回の社会人優勝を果たしている。Xリーグ決勝進出は今年を含めて19回であり、リーグ最多である。
今季からのリーグ編成により、インパルスはWEST地区に所属。開幕戦のPLEIADES福岡SUNS戦を63-7で快勝。第2節のSEKISUIチャレンジャーズ戦ではQBギャレット・サフロンからWR亀山暉へのTDで先制点を許すも、DBワイズマンモーゼス海人のパントブロックTD、QB荒木優也からWR鈴木崇与へのTDで逆転。終了間際、チャレンジャーズにQBギャレットからWRブギー・ナイトへのTDを決められるも、エクストラ・ポイントのキック失敗により14-13で辛勝した。第3節のエレコム神戸ファイニーズ戦を27-10で勝ち、地区内全勝でシーズンを折り返した。第4節富士フイルム海老名Minerva AFC戦に55-0で勝利、第5節東京ガスクリエイターズ戦に27-13で勝利、第6節ノジマ相模原ライズ戦に38-6で勝利し、シーズン6戦全勝を飾った。
RBT QF インパルスvsファイニーズ 試合概要
|
1 |
2 |
3 | 4 | Total |
パナソニック インパルス |
7 |
3 |
0 | 14 | 24 |
エレコム神戸ファイニーズ |
0 |
0 |
0 | 0 | 0 |
- 開催日: 11月24日
- 試合開始: 15:00(JST)
レギュラーシーズンを終え、勝ち点18で富士通フロンティアーズと並び、得失点差により2位でプレーオフに進出。クオーターファイナルは、同じくWEST地区のエレコム神戸ファイニーズ(7位)との対戦となった。
試合序盤からインパルスが優勢に立ち、第1QにQB荒木優也からWR當間義昭への39ヤードパスなどでゴール前まで迫ると、RB立川玄明が中央を走りタッチダウン、7点を先制した。同じく第1Qに、ファイニーズのQBデイビッド・ピンデルのパスをDB清家大志がインターセプト。その後の攻撃でWR桑田理介へのパスなどでレッドゾーンに迫り、K佐伯眞太郎のフィールドゴールで3点を追加、10-0とした。ファイニーズは前半終了間際にエンドゾーンへ迫り、K谷川堅斗がフィールドゴールを狙うも、これをLBジャボリー・ウィリアムスがブロックし、インパルスは前半を無失点で終えた。
後半、守備ではファイニーズのWR内田大喜へのパスなどを通されるもタッチダウンを許さず、攻撃ではWR鈴木崇与へのパスなどで前進し、RBミッチェル・ビクタージャモ―のタッチダウンで追加点を決め、17-0とした。その後RB立川玄明のタッチダウンで引き離すと、守備でCBジョシュア・コックスの好プレーなどが光り、エンドゾーンを死守して無失点のまま試合を終えた。
RBT SF インパルスvsシーガルス 試合概要
|
1 |
2 |
3 | 4 | Total |
パナソニック インパルス |
0 |
7 |
3 | 14 | 24 |
オービックシーガルス |
5 |
0 |
0 | 0 | 5 |
- 開催日: 12月14日
- 試合開始: 15:00(JST)
第1Q、オービックのRB西村七斗のランでゴール前まで迫られるも、オービックWR渡邊ジャマールがファンブルしたボールをDB土井康平がリカバー。しかしその直後の攻撃で、エンドゾーン内でのQBサックにより、セーフティで2点を失点する。同じく第1QにオービックのK山崎丈路のフィールドゴールで追加点を決められ、5-0で第1Qを終えた。しかし、DLジャボリーウィリアムズとDL清水友哉のQBサックでシーガルスの攻撃をつぶすと、RB立川玄明のロングゲインでエンドゾーン前4ヤードまで迫り、同じくRB立川がタッチダウンを奪ってインパルスが逆転した。
後半、K佐伯眞太郎のフィールドゴールで3点を追加し10-5とすると、第4QにRBミッチェル・ビクタージャモ―へのパスが決まりタッチダウン、17-5と点差を広げた。その後、シーガルスのQBタイラー・クルカがファンブルしたボールをDL小村谷泰誠がリカバーしゴール前でインパルスの攻撃となり、RB立川玄明が中央を走り、試合を決める3つ目の追加点を決めた。
富士通を母体とする実業団チーム。2013年シーズンから12年連続の決勝進出であり、過去10年で最も勢いのあるチームの一つである。チーム創設以来中堅チームとして決勝へ進出する機会は少なかったが、2009年シーズンからの14年間では、決勝進出13回、優勝8回と圧倒的な成績を誇り、オービックと同率のリーグ4連覇の記録も保持する強豪チームである。
パナソニックインパルス 対 富士通フロンティアーズ
|
1 |
2 |
3 | 4 | Total |
パナソニック |
0 |
13 |
0 | 21 | 34 |
富士通 |
7 |
3 |
10 | 7 | 27 |
開催地 東京ドーム, 東京
ドライブごとの試合経過
|
開始
|
ボール保持
|
ドライブ
|
TOP
|
結果
|
得点内容
|
得点
|
Q
|
時間
|
地点
|
P
|
yd
|
yd
|
得点者
|
PAT
|
パナソニック
|
富士通
|
1
|
15:00
|
自陣24
|
パナソニック
|
9
|
35
|
4:15
|
第4ダウン失敗
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
1
|
10:45
|
自陣41
|
富士通
|
7
|
59
|
3:38
|
タッチダウン(ラン)
|
4
|
高木翼
|
キック成功
|
0
|
7
|
1
|
7:07
|
自陣14
|
パナソニック
|
6
|
14
|
3:44
|
パント
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
1
|
3:23
|
自陣39
|
富士通
|
3
|
-7
|
1:43
|
パント
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
1
|
1:40
|
自陣29
|
パナソニック
|
7
|
41
|
3:21
|
タッチダウン(ラン)
|
15
|
立川玄明
|
キック成功
|
7
|
7
|
2
|
13:19
|
自陣16
|
富士通
|
3
|
9
|
2:12
|
パント
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
2
|
11:07
|
自陣36
|
パナソニック
|
6
|
49
|
3:10
|
フィールドゴール成功
|
32
|
佐伯眞太郎
|
—
|
10
|
7
|
2
|
7:57
|
自陣25
|
富士通
|
10
|
60
|
5:15
|
フィールドゴール成功
|
32
|
納所幸司
|
—
|
10
|
10
|
2
|
2:42
|
自陣25
|
パナソニック
|
6
|
64
|
2:06
|
フィールドゴール成功
|
28
|
佐伯眞太郎
|
—
|
13
|
10
|
2
|
0:36
|
自陣16
|
富士通
|
1
|
-3
|
0:36
|
前半終了
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
前半終了
|
3
|
15:00
|
自陣25
|
富士通
|
7
|
56
|
3:23
|
36ydフィールドゴール失敗
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
3
|
11:37
|
自陣20
|
パナソニック
|
6
|
15
|
2:49
|
パント
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
3
|
8:48
|
自陣42
|
富士通
|
8
|
48
|
5:08
|
フィールドゴール成功
|
27
|
納所幸司
|
—
|
13
|
13
|
3
|
3:40
|
自陣21
|
パナソニック
|
4
|
11
|
1:25
|
ファンブルロスト
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
3
|
2:15
|
敵陣27
|
富士通
|
3
|
27
|
1:31
|
タッチダウン(ラン)
|
21
|
トラショーン・ニクソン
|
キック成功
|
13
|
20
|
3
|
0:44
|
自陣24
|
パナソニック
|
6
|
76
|
3:28
|
タッチダウン(ラン)
|
6
|
荒木優也
|
キック成功
|
20
|
20
|
4
|
12:16
|
自陣25
|
富士通
|
3
|
1
|
1:06
|
パント
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
4
|
11:10
|
自陣27
|
パナソニック
|
4
|
73
|
1:54
|
タッチダウン(ラン)
|
2
|
ミッチェル・ビクタージャモー
|
キック成功
|
27
|
20
|
4
|
9:16
|
自陣25
|
富士通
|
3
|
0
|
0:29
|
パント
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
4
|
8:47
|
自陣45
|
パナソニック
|
3
|
6
|
1:27
|
パント
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
4
|
7:20
|
自陣23
|
富士通
|
6
|
19
|
3:39
|
インターセプトリターンTD
|
42
|
ジャボリー・ウィリアムズ
|
キック成功
|
34
|
20
|
4
|
3:41
|
自陣19
|
富士通
|
9
|
66
|
2:34
|
タッチダウン(パス)
|
2
|
高木翼→サマジー・グラント
|
キック成功
|
34
|
27
|
4
|
1:07
|
自陣45
|
パナソニック
|
3
|
18
|
1:07
|
試合終了
|
—
|
—
|
—
|
—
|
—
|
P=プレー数、TOP=タイム・オブ・ポゼッション、PAT=ポイント・アフター・タッチダウン。 アメリカンフットボールの用語集 (en) も参照。
|
34
|
27
|
|
試合統計
統計
|
パナソニック インパルス
|
富士通フロンティアーズ
|
1st ダウン |
17 |
16
|
3rdダウンコンバージョン |
6/14(43%) |
7/16(44%)
|
4thダウンコンバージョン |
0/1(0%) |
1/1(100%)
|
総獲得ヤード |
412 |
319
|
総攻撃回数 |
60 |
63
|
総平均獲得ヤード |
6.9 |
5.1
|
ラン獲得ヤード |
228 |
103
|
ラン回数 |
37 |
23
|
ラン平均獲得ヤード |
6.2 |
4.5
|
パス獲得ヤード |
184 |
216
|
パス 成功-失敗-INT |
23–14-0 |
40–24-1
|
パント回数-平均ヤード |
3-41.3 |
4-49.3
|
総リターンヤード(Kickoff除く) |
82 |
37
|
反則回数-罰退ヤード |
9-81 |
6-45
|
ファンブル-喪失回数 |
1-1 |
0-0
|
ターンオーバー |
1 |
1
|
タイムポゼッション |
28:46 |
31:14
|
1パス成功/パス回数
2ラン回数
3最長ゲイン
第78回ライスボウル スターティングメンバー
パナソニック |
Position |
富士通
|
オフェンス
|
村田圭 |
T |
郭宇寧
|
西村拓朗 |
G |
山口輝
|
阪口友章 |
C |
山下公平
|
高森恵太 |
G |
大久保壮哉
|
上沢一陽 |
T |
安東純一
|
荒木優也 |
QB |
高木翼
|
桑田理介 |
WR |
神優成
|
ブレナン翼 |
WR |
木村和喜
|
ミッチェル・ビクタージャモー |
RB |
WR |
サマジー・グラント
|
立川玄明 |
RB |
トラショーン・ニクソン
|
ケイレブ・フィリップス |
TE |
福井雄哉
|
ディフェンス
|
小石直哉 |
DL |
神山恭祐
|
梶原誠人 |
DL |
宇田正男
|
有村雄也 |
DL |
ジョー・マシス
|
ジャボリー・ウィリアムス |
LB |
藤谷雄飛
|
加藤聖貴 |
LB |
徳茂宏樹
|
青根奨太 |
LB |
久下祐一朗
|
前川真司 |
DB |
林奎祐
|
ワイズマンモーゼス海人 |
DB |
高口宏起
|
清家大志 |
DB |
ブロンソン・ビーティ―
|
ジョシュア・コックス |
DB |
奥田凌太
|
土井康平 |
DB |
渡辺裕也
|
キッキング
|
佐伯眞太郎 |
K/P |
納所幸司
|
小林真大 |
K/P |
|
X1 Super
|
順位
|
チーム
|
地区
|
勝
|
敗
|
分
|
Div
|
All
|
勝ち点
|
1
|
富士通 |
C |
6 |
0 |
0 |
3-0 |
6-0 |
18
|
2
|
パナソニック |
W |
6 |
0 |
0 |
3-0 |
6-0 |
18
|
3
|
オービック |
E |
5 |
1 |
0 |
2-1 |
5-1 |
15
|
4
|
SEKISUI |
E |
4 |
2 |
0 |
2-1 |
4-2 |
12
|
5
|
東京ガス |
E |
3 |
2 |
1 |
2-1 |
3-2-1 |
10
|
6
|
ノジマ相模原 |
C |
3 |
2 |
1 |
2-1 |
3-2-1 |
10
|
7
|
エレコム神戸 |
E |
3 |
3 |
0 |
1-2 |
3-3 |
9
|
8
|
IBM |
E |
2 |
3 |
1 |
2-1 |
2-3-1 |
7
|
9
|
OrientalBio |
C |
2 |
4 |
0 |
1-2 |
2-4 |
6
|
10
|
富士フイルム |
C |
0 |
5 |
1 |
0-3 |
0-5-1 |
1
|
11
|
オール三菱 |
E |
0 |
6 |
0 |
0-3 |
0-6 |
0
|
12
|
PLEIADES福岡 |
W |
0 |
6 |
0 |
0-3 |
0-6 |
0
|