第66回全国高等学校野球選手権大会

1984年の夏の甲子園。取手二が初優勝。

第66回全国高等学校野球選手権大会(だい66かいぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、1984年昭和59年)8月8日から8月21日までの14日間にかけて、阪神甲子園球場で行われた全国高等学校野球選手権大会である。

第66回全国高等学校野球選手権大会
試合日程 1984年8月8日 - 8月21日
出場校 49校
参加校数 3,705校
優勝校 取手二茨城、初優勝)
試合数 48試合
選手宣誓 坪井久晃(福井商
始球式 森喜朗文部大臣
大会本塁打 47本
 < 19831985 > 
全国高等学校野球選手権大会
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概要

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決勝戦では取手二が2連覇をめざすPL学園を下し、茨城県勢として初の優勝を果たした。PL学園は甲子園での連勝が16でストップした。また、大会14日間のすべての日に本塁打が記録された(史上初)。

代表校

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試合結果

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1回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月8日 第1試合 桐蔭学園 3 - 1 福井商
第2試合 別府商 3x - 2 星稜
第3試合 海星 5 - 4 学法石川
8月9日 第1試合 鎮西 3 - 1 高崎商
第2試合 長浜 4 - 3 大船渡
第3試合 浜松商 9 - 8 智弁学園
第4試合 明徳義塾 11 - 2 県岐阜商
8月10日 第1試合 金足農 6 - 3 広島商
第2試合 東北 8 - 2 柳井
第3試合 日大一 3 - 2 益田東
第4試合 PL学園 14 - 1 享栄
8月11日 第1試合 上尾 4 - 3 徳島商 延長10回
第2試合 法政一 1x - 0 延長10回
第3試合 松山商 13 - 0 高岡商
第4試合 沖縄水産 4 - 0 篠ノ井
8月12日 第1試合 都城 7 - 1 足利工
第2試合 明石 5 - 3 北海 延長11回

2回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月12日 第3試合 唐津商 9 - 0 弘前実
8月13日 第1試合 福岡大大濠 5 - 4 明野
第2試合 岡山南 7 - 1 日大山形
第3試合 鹿児島商工 5 - 0 拓大紅陵
第4試合 取手二 5 - 3 箕島
8月14日 第1試合 東海大甲府 9 - 2 三本松
第2試合 新潟南 4x - 3 京都西 延長11回
第3試合 明徳義塾 6 - 0 広尾
第4試合 PL学園 9 - 1 明石
8月15日 第1試合 金足農 5 - 3 別府商
第2試合 松山商 4 - 0 浜松商
第3試合 桐蔭学園 6 - 0 海星
第4試合 都城 7 - 4 長浜
8月16日 第1試合 鎮西 2 - 1 沖縄水産
第2試合 法政一 5 - 3 上尾
第3試合 東北 2 - 1 日大一

3回戦

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦 備考
8月17日 第1試合 取手二 8 - 1 福岡大大濠
第2試合 PL学園 9 - 1 都城
第3試合 金足農 6 - 4 唐津商
第4試合 鹿児島商工 2 - 0 桐蔭学園
8月18日 第1試合 新潟南 4 - 2 明徳義塾
第2試合 松山商 12 - 5 東海大甲府
第3試合 岡山南 5 - 2 東北
第4試合 鎮西 2 - 1 法政一 延長10回

準々決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月19日 第1試合 鎮西 5 - 2 岡山南
第2試合 取手二 7 - 5 鹿児島商工
第3試合 PL学園 2 - 1 松山商
第4試合 金足農 6 - 0 新潟南

準決勝

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試合日 試合順 勝利 スコア 敗戦
8月20日 第1試合 取手二 18 - 6 鎮西
第2試合 PL学園 3 - 2 金足農

決勝

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8月21日
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
取手二 2 0 0 0 0 0 2 0 0 4 8 12 2
PL学園 0 0 0 0 0 1 0 2 1 0 4 9 1
  1. (取):石田、柏葉、石田 - 中島
  2. (P):桑田、清水哲 - 清水孝
  3. 本塁打
    (取):吉田、中島
    (P):清水哲
  4. 審判
    [球審]布施
    [塁審]永野・本郷・西大立目
  5. 試合時間:2時間24分
取手二
打順守備選手
1[遊]吉田剛(3年)
2[二]佐々木力(3年)
3[左]下田和彦(3年)
4[一]桑原淳也(3年)
5[捕]中島彰一(3年)
6[投]右投石田文樹(3年)
7[右]平岡武志(3年)
投右柏葉勝己(3年)
8[中]塙博貴(3年)
9[三]小菅勲(3年)
PL学園
打順守備選手
1[右]投清水哲(3年)
2[二]松本康宏(3年)
3[中]鈴木英之(3年)
4[一]清原和博(2年)
5[投]右桑田真澄(2年)
6[三]北口正光(3年)
7[左]黒木泰典(2年)
打左岩田徹(3年)
8[捕]清水孝悦(3年)
中島丈雄(3年)
9[遊]旗手浩二(3年)

大会本塁打

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1回戦
  • 第1号:竹内俊也(桐蔭学園)
  • 第2号:大久保孝昭(桐蔭学園)
  • 第3号:種村健(海星)
  • 第4号:近内通泰(学法石川)
  • 第5号:野辺地達也(智弁学園)
  • 第6号:内山克仁(浜松商)
  • 第7号:石牧和晃(浜松商)
  • 第8号:横田和俊(明徳義塾)
  • 第9号:岡村幸仁(明徳義塾)
  • 第10号:工藤浩孝(金足農)
  • 第11号:松崎洋道(柳井)
  • 第12号:清原和博(PL学園)
  • 第13号:清原和博(PL学園)
  • 第14号:鈴木英之(PL学園)
  • 第15号:清原和博(PL学園)[1]
  • 第16号:井孝久(上尾)
  • 第17号:滝上博文(徳島商)
  • 第18号:末野芳樹(法政一)
  • 第19号:今井茂樹(松山商)
  • 第20号:諸喜田靖(沖縄水産)
  • 第21号:隈崎正彦(都城)
  • 第22号:矢野秀人(都城)
2回戦
  • 第23号:佐藤裕之(日大山形)
  • 第24号:時信正登(岡山南)
  • 第25号:宮下森(東海大甲府)
  • 第26号:塚田和馬(東海大甲府)
  • 第27号:岡村幸仁(明徳義塾)
  • 第28号:松本康宏(PL学園)
  • 第29号:森川充(別府商)
  • 第30号:久保良太(松山商)
  • 第31号:矢野秀人(都城)
  • 第32号:富沢清徳(東北)
3回戦
  • 第33号:下田和彦(取手二)
  • 第34号:吉田剛(取手二)
  • 第35号:山元浩太(都城)
  • 第36号:林真道(新潟南)
  • 第37号:白石勇二(松山商)
  • 第38号:平尾健二(東北)
  • 第39号:渋谷浩(法政一)
準々決勝
  • 第40号:丸田洋史(鎮西)
準決勝
  • 第41号:桑原淳也(取手二)
  • 第42号:石田文樹(取手二)
  • 第43号:立石幸二(鎮西)
  • 第44号:桑田真澄(PL学園)
決勝
  • 第45号:吉田剛(取手二)
  • 第46号:清水哲(PL学園)
  • 第47号:中島彰一(取手二)

その他の主な出場選手

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脚注

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  1. ^ 3打数連続本塁打

関連項目

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外部リンク

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