第117独立領土防衛旅団 (ウクライナ領土防衛隊)
第117独立領土防衛旅団(だい117どくりつりょうどぼうえいりょだん、ウクライナ語: 117-та окрема бригада територіальної оборони)は、ウクライナ領土防衛隊の旅団。北部作戦管区隷下。
第117独立領土防衛旅団 | |
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創設 | 2018年4月13日 |
所属政体 |
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所属組織 |
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部隊編制単位 | 旅団 |
兵科 | 軽歩兵 |
兵種/任務 | 郷土防衛隊 |
人員 | 2,000人[1] |
所在地 | スームィ州スームィ |
通称号/略称 | A7045 |
上級単位 | 北部作戦管区 |
戦歴 | ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | マクシム・アクサミトウスキ大佐 |
概要
編集ドンバス戦争
編集2018年4月13日、ドンバス戦争の影響に伴い、ウクライナ領土防衛隊の動員が開始され、スームィ州で創設された[2]。
ロシアのウクライナ侵攻
編集北部・スームィ戦線
編集→「スームィの戦い」および「アフトゥイルカの戦い」も参照
2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻でロシアと国境を接する北部スームィ州に配備され、パルチザンと共にウクライナ軍不在のスームィ市で41日間戦線を維持し、4月にロシア軍を撃退した[3]。第154大隊は第91独立作戦支援連隊と共にアフトゥイルカ市を防御し、救援が到着するまで戦線を維持した[4]。
東部・スヴァトヴェ-クレミンナ戦線
編集→「第二次クレミンナの戦い」も参照
2023年10月、第150大隊が東部ルハーンシク州スヴァトヴェ地区に再配置され、クプヤンシク方面を防御した[5]。
2024年4月、第155大隊が東部ルハーンシク州セヴェロドネツィク地区に再配置され、第63独立機械化旅団隷下の第107独立機械化大隊と共にクレミンナ西のリマン方面を防御したが、9月に1日数時間の砲撃と50機のドローン攻撃を受けるなど戦況が悪化し、団員が7人まで減少する損害を受けて部隊が壊滅した[6]。
東部・ポクロウシク戦線
編集→「アウディーイウカの戦い (2022年)」および「マリンカの戦い (2022年)」も参照
2024年7月、激戦地の東部ドネツィク州ポクロウシク地区に再配置され、第153大隊がアウディーイウカ北のオチェレティネ方面に展開した[7]。9月にマリンカ西のクラホベ方面を防御していたが、包囲の危機に直面して撤退した[8]。
東部・バフムート戦線
編集→「バフムートの戦い」も参照
2025年2月、第150大隊が激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、友軍の救援でバフムート南のトレツク方面に展開した[9]。
ロシア・クルスク戦線
編集編制
編集出典
編集- ^ 装備不足のウクライナ領土防衛隊、鹵獲した古いロシア戦車をフル活用 フォーブス・ジャパン
- ^ 第117独立領土防衛旅団 ウクライナ領土防衛隊公式サイト
- ^ Суми здійснили подвиг, оспіваний у віках: Арестович розповів про партизанську війну у місті リヴィウ州公式サイト
- ^ Okhtyrka Support Regiment is now a brigade ミリタリー・ランド
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 43 ミリタリー・ランド
- ^ «У роті лишилося сім бійців». Військові 117-ї бригади розповіли про недбале ставлення до них — відео «Кордон. Медіа» (оновлено) ツクル
- ^ 第117独立領土防衛旅団 Telegram
- ^ 東部ポクロウシク方面で新たな危機、ウクライナ軍部隊数百人が包囲されるおそれ フォーブス・ジャパン
- ^ 第117独立領土防衛旅団 Telegram
- ^ 第117独立領土防衛旅団 Telegram