笠耐
日本の物理教育学者 (1934-)
略歴
編集福岡県生まれ。檀一雄の母と、高岩勘次郎の娘で、兄に高岩淡がいる。夫は笠啓一(1928年広島県生まれ、1950年旧制第一高等学校卒業、文芸評論家)[2]。福岡県立修猷館高等学校を経て、お茶の水女子大学理学部物理学科卒業。上智大学理工学部専任講師、助教授。2004年定年。IUPAP-ICPE(国際純粋応用物理学連合-国際物理教育委員会)メダルを受賞。子は笠潤平(1959年生、香川大学教授)。
著書
編集- 『エネルギープロジェクト』富沢ちよこイラスト コロナ社 プロジェクトサイエンスシリーズ 1989
- 『放射線と私たち』富沢ちよこイラスト コロナ社 プロジェクトサイエンスシリーズ 1989
- 『ある昭和の家族 「火宅の人」の母と妹たち』岩波書店 シリーズここで生きる 2014
- 監修
翻訳
編集- パーサ・ゴーズ,ダイパンカー・ホーム『パズル・身近なふしぎ 見なれたものほど謎がいっぱい!』講談社ブルーバックス 1996
- Toth Eszter『統計物理 トス先生の物理教室』笠潤平共訳 丸善 1997
- Toth Eszter『原子核物理 トス先生の物理教室』笠潤平共訳 丸善 1998
- Toth Eszter『原子物理 トス先生の物理教室』笠潤平共訳 丸善 1998
- K.ギッブス『ゆかいな物理実験』朝倉書店 2000
- J.オグボーン, M.ホワイトハウス編『アドバンシング物理 新しい物理入門』西川恭治,覧具博義共監訳 シュプリンガー・フェアラーク東京 2004
- J.オグボーン, M.ホワイトハウス編『アドバンシング物理A2』西川恭治, 覧具博義共監訳 シュプリンガー・フェアラーク東京 2006
- A.C.Fischer-Cripps『物理ポケットブック』笠潤平共訳 朝倉書店 2006