竹下儀造
竹下 儀造(たけした ぎぞう、1877年(明治10年)10月[1] - 没年不明)は、日本の醸造家[注 1]、政治家、島根県多額納税者[1][3]。政治家竹下登(元首相)は孫。漫画家影木栄貴、ミュージシャンDAIGOなどは玄孫にあたる。
経歴
編集島根県飯石郡掛合村(現・雲南市掛合町)出身。竹下荘太郎の三男[1]。のちに先代竹下儀造の養子となり1905年、家督を相続した[1]。工業を営み、島根県多額納税者に列する[1]。掛合村農会会長、村会議員を務めた[4]。
人物
編集竹下儀造について、『商工資産信用録 第23回』には「職業・酒造、調査年月・1921年3月、正身身代・Q、信用程度・B」とある[5]。
貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有した[6]。住所は島根県飯石郡掛合村[1](現・雲南市掛合町)。
家族・親族
編集- 竹下家
初代彦右衛門は元禄年間(1688年 - 1704年)に飯石郡東須佐村字宮内(のち飯石郡須佐村、簸川郡佐田町、現・出雲市佐田町須佐)より来た[7]。庄屋を勤め傍ら紺屋を始めた[7]。吉田村田部家より酒の取次をなし、販売した[7]。6代目理八が、日本酒の醸造業を始めた[注 2]。9代目儀造は酒造を本業とした[7]。屋号は「宮中屋」と称した[7]。
- 実父・荘太郎(島根県人)[1]
- 養父・儀造[1]
- 妻・テナ(1879年 - ?、島根、永田憲蔵の二女)[1]
- 三女・唯子[1](1903年 - ?、養子勇造の妻)
- 養子・勇造[1](1900年 - 1984年、島根、武永貞一の弟[1]、竹下酒造代表取締役、島根県議会議員、掛合村長)
- 孫・登[1](1924年 - 2000年)
- 親戚
- 武永貞一(武永明文舎印刷工場経営主)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m 『人事興信録 第8版』タ181頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年7月1日閲覧。
- ^ 『帝国商工信用録 昭和13年度版 広島県、岡山県、山口県、島根県、鳥取県』島根県8頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年1月4日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第35版附録』附録 全国多額納税者 島根県57頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月12日閲覧。
- ^ 『掛合村誌』33頁、126頁。
- ^ 『商工資産信用録 第23回』島根県た之部203頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年5月15日閲覧。
- ^ 『貴族院多額納税者名鑑』440頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2017年6月20日閲覧。
- ^ a b c d e f 『掛合村誌』220頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年7月1日閲覧。