立派な詐欺師』(りっぱなさぎし、仏語 Le grand escroc)は、1964年(昭和39年)に製作・公開されたフランスイタリア日本オランダ合作のオムニバス映画『世界詐欺物語』の一篇、ジャン=リュック・ゴダールの監督作品、フランスの短篇映画である。日本では、オムニバス映画から切り離され、単独で1966年(昭和41年)に公開された。

立派な詐欺師
Le grand escroc
監督 ジャン=リュック・ゴダール
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
出演者 ジーン・セバーグ
シャルル・デネール
ラズロ・サボ
ジャン=リュック・ゴダール
音楽 ミシェル・ルグラン
撮影 ラウール・クタール
編集 アニエス・ギュモ
製作会社 ユリス・プロデュクシオン
配給 日本の旗 ATG / 東和 単独
公開 フランスの旗 1964年8月14日 オムニバス
日本の旗 1966年7月26日 単独
上映時間 22分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
前作 はなればなれに
次作 恋人のいる時間
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概要

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オムニバス映画全篇については、『世界詐欺物語』のページを参照。

オムニバス映画『世界詐欺物語』は、堀川弘通ロマン・ポランスキーウーゴ・グレゴレッティクロード・シャブロル、ゴダールの5人が、東京篇、アムステルダム篇、ナポリ篇、パリ篇、マラケシュ篇の5都市で撮ったオムニバスであったが、堀川の出身会社である東宝が配給した日本等で、マラケシュ篇がカットされた。本作はその「マラケッシュ篇」である。

イスラエルで実際に起きた贋金づくりの話をベースに、貧者に施す贋札犯を描く[1]。つまりそれが「立派な詐欺師」なのである。

アメリカ人ジャーナリストを演じるジーン・セバーグは、オットー・プレミンジャー監督の『悲しみよこんにちは』とゴダールの長篇デビュー作『勝手にしやがれ』で知られる。贋札犯を演じるシャルル・デネールは、のちにフランソワ・トリュフォー監督の『黒衣の花嫁』(1968年)と『恋愛日記』(1977年)が代表作となる俳優である。警部を演じるラズロ・サボは、ゴダールの長篇2作目『小さな兵隊』(1960年)以来出演は本作で3作目だが、こののちに、ゴダール組の常連となり、映画監督としてもデビューする。

あらすじ

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モロッコマラケシュの市場で、アメリカ人ジャーナリストのパトリシア・リーコック(ジーン・セバーグ)が、贋札を所持していると尋問を受けた。パトリシアは、贋札づくりの跡を追う。

スタッフ

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キャスト

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関連事項

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  1. ^ キネマ旬報映画データベース内の「立派な詐欺師」の項の記述を参照。

外部リンク

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