窒素15
窒素の同位体
窒素15は、天然に存在する窒素の安定同位体の一つで、地球上の全窒素の0.364%を占める。陽子7個と中性子8個から構成される。
窒素15 | |
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概要 | |
名称、記号 | 窒素15,15N |
中性子 | 8 |
陽子 | 7 |
核種情報 | |
天然存在比 | 0.364% |
半減期 | 安定 |
同位体質量 | 15.0001088982(7) u |
核磁気共鳴
編集窒素15の主な用途として、核磁気共鳴分光法における観測核としての用途がある。窒素の同位体として天然に最も多く存在している窒素14はスピンが1であるため核四極子相互作用があり、そのため高分解能なスペクトルが得にくい。一方窒素15はスピンが-1/2で核四極子相互作用がなく、高分解能なスペクトルが得られる。そのため多くの場合窒素の測定を行う場合は窒素15を観測する[1]。
出典
編集- ^ ”第5版 実験化学講座 8 NMR・ESR”、丸善(2006)