空港用化学消防車
空港用化学消防車(くうこうようかがくしょうぼうしゃ)とは、航空事故に備えて空港に配備される化学消防車。大量の水槽と強力な放水の土台となる車両であるが、同時に広大な飛行場で速やかに展開する速力と高い不整地走行能力も求められる。飛行場内でのみ使われる車両であり一般道路で使用する際に掛けられる制限を考えないで設計できるので、通常の消防車に比べ大型のタンクを備えた消火能力の高いものが多い[1]。
日本ではモリタが製造している他[2]、ローゼンバウアー[3]、オシュコシュ[4]、シデス製車両も輸入されている[5]。かつては東急車輛製造[6]も製造していたが、現在は製造されていない。
脚注
編集- ^ 野神明人『図解 軍用車両』新紀元社〈F-Files No.049〉、2015年、174頁。ISBN 9784775313244。
- ^ 株式会社モリタ|消防車|空港用6000L級化学消防車
- ^ “空港用化学消防車(12500立級) – 帝国繊維株式会社 テイセン TEIKOKU SEN-I Co.,Ltd.”. 2022年3月15日閲覧。
- ^ 救難消防車IB型、Ⅱ型 OSHKOSH STRIKER[リンク切れ] - 第一実業株式会社 DAIICHI JITSUGYO CO., LTD
- ^ 会計検査院 平成18年度決算検査報告
- ^ 大型破壊機救難消防車 A-MB-3 (国立科学博物館-産業技術の歴史)
関連項目
編集外部リンク
編集- 日本の空港用化学消防車 消防車両紹介[リンク切れ]【シグナルOS/FIRE RESCUE EMS】