秋山正子
秋山 正子(あきやま まさこ、1950年 - )は、日本の訪問看護師、有限会社ケアーズ・白十字訪問看護ステーション代表取締役所長、特定非営利活動法人白十字在宅ボランティアの会理事長、新宿区介護サービス事業者協議会副会長、東京女子医科大学非常勤講師。異名は「市ヶ谷のマザー・テレサ」[1]。
略歴
編集1950年(昭和25年)秋田県秋田市土崎港で9人きょうだいの末っ子として生まれる[2][3]。1969年(昭和44年)秋田県立秋田高等学校卒業[2]。1973年(昭和48年)聖路加看護大学衛生看護学部卒業[4]。看護師、助産師、保健師の資格を取得[5]。大学卒業後は京都府の日本バプテスト病院で産婦人科病棟に勤務[4][5]。
大阪大学医療技術短期大学部看護学科助手、日本バプテスト看護専門学校専任教員を経て、1992年(平成4年)8月、医療法人春峰会白十字訪問看護ステーションに勤務[6][7]。
2001年(平成13年)ケアーズ・白十字訪問看護ステーションを設立し[8]、代表取締役所長に就任。2006年、特定非営利活動法人白十字在宅ボランティアの会理事長[8]。2016年(平成26年)10月10日、日本初のがん相談施設「マギーズ東京」を設立し[4]、初代センター長に就任[4]。
2010年(平成22年)3月16日、『プロフェッショナル 仕事の流儀』「どんなときでも、命は輝く」(NHK総合テレビジョン)に出演[9]。
受賞
編集- 2009年(平成21年)11月 - 社会貢献支援財団「平成21年度 社会貢献者」[8]
- 2016年(平成28年)12月、ウーマン・オブ・ザ・イヤーチーム2017賞[10]
- 2019年(平成31年)5月、フローレンス・ナイチンゲール記章[11]
著作物
編集- 『在宅ケアの不思議な力』 2010年 医学書院 ISBN 978-4-260-01047-4
- 『患者と家族のケアについて』(「医療関係者のためのアスベスト講座」 2006年 労働者住民医療機関連絡会議に収録)
- 『在宅看護の現状と課題』(「健やかに…安らかに…」 2007年 自由民主党東京都参議院比例区第八十九支部に収録)
脚注
編集- ^ 一般財団法人全国勤労者福祉・共済振興協会. “市ヶ谷のマザーテレサが抱えていた思い|日本の医療-課題と展望-医療と介護の連携が地域を変える|日本の医療-課題と展望-|インタビュー・対談|シンクタンク事業|全労済協会”. 全労済協会. 2022年9月25日閲覧。
- ^ a b “秋山 正子”. www.adnet-sakigake.com. 2023年3月7日閲覧。
- ^ “訪問看護のパイオニアが作った、がんと生きる人のための“居場所”(週刊女性PRIME)”. LINE NEWS. 2023年3月7日閲覧。
- ^ a b c d “秋山正子|聖路加国際大学”. 聖路加国際大学. 2022年9月25日閲覧。
- ^ a b “NPO法人マギーズ東京共同代表理事 秋山正子さん”. 日本経済新聞 (2017年8月22日). 2023年3月7日閲覧。
- ^ “在宅ケアの現場には不思議な力がある(秋山正子,河野政子,平原優美,野口忍) | 2010年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院”. www.igaku-shoin.co.jp. 2023年3月7日閲覧。
- ^ “尊厳を守るターミナルケア(秋山正子氏 講演会)NHKプロフェッショナルに出演-3月16日- | かなふく研修総合サイト”. www.kanafuku.jp. 2023年3月7日閲覧。
- ^ a b c “秋山 正子 : 平成21年度「社会貢献者表彰」受賞者紹介”. www.fesco.or.jp. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “第140回 秋山正子(2010年3月16日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀”. www.nhk.or.jp. NHK. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “日経WOMAN、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」を発表”. www.nikkeibp.co.jp. 2022年9月25日閲覧。
- ^ “第47回フローレンス・ナイチンゲール記章受章者発表。日本からは、竹下喜久子さん・秋山正子さんが受章|プレスリリース|おしらせ・最新情報|日本赤十字社”. 日本赤十字社. 2022年9月25日閲覧。
参考資料
編集- 『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合テレビジョン)2010年3月16日放送
- NPO法人白十字在宅ボランティアの会[リンク切れ]