福岡ボート前駅
かつて日本の福岡県福岡市東区にあった九州旅客鉄道の臨時駅
福岡ボート前駅(ふくおかボートまええき)は、かつて福岡県福岡市中央区那の津一丁目にあった、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線(貨物支線。通称・博多臨港線)の臨時駅(廃駅)である。
福岡ボート前駅 | |
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ふくおかボートまえ Fukuoka bōtomae | |
◄(貨)博多港 (2.4 km) | |
所在地 | 福岡県福岡市中央区那の津一丁目 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道 |
所属路線 | 鹿児島本線(貨物支線*) |
キロ程 | 10.2 km((貨)香椎起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1989年(平成元年)8月3日 |
廃止年月日 | 1989年(平成元年)8月9日 |
備考 | アジア太平洋博覧会の開催に伴う臨時駅。駅設置期間終了をもって廃駅 |
* 通称は博多臨港線 |
福岡競艇場および「アジア太平洋博覧会」への来客を対象に、香椎駅 - 博多港駅間の日本貨物鉄道(JR貨物)の路線をJR九州が期間限定で第二種鉄道事業者として借り受け、1989年(平成元年)8月3日に終端駅として当駅が設置されたが、駅設置期間の終了に伴い同年8月9日に廃駅となった。
歴史
編集駅構造
編集仮設(板は木製、柱は鉄パイプ)の単式ホーム1面1線を有した地上駅。駅名標もあったが、その造りはシンプルであった。当駅にはジョイフルトレイン「アクアエクスプレス」を使用した列車の乗り入れも行われた。
駅周辺
編集駅名の由来となった福岡ボート(設置当時の通称の1つ。2024年時点の通称は「BOAT RACE福岡」、正式名称は「福岡競艇場」)のすぐ近くにあった。競艇場を含む主要施設や主要道路は下記のとおり。
- 福岡競艇場
- 福岡市民会館
- 福岡県立美術館
- 九州朝日放送
- つくば開成福岡高等学校
- 須崎公園
- 福岡県道602号後野福岡線(対馬小路交差点 - 千鳥橋交差点間の愛称:那の津通り)
- 福岡市道千鳥橋唐人町線(対馬小路交差点 - 西公園下交差点間の愛称:那の津通り)
- 福岡市道天神那の津線(天神北交差点 - 那の津口交差点間の愛称:渡辺北通り)
- 日銀通り - 沿道に日本銀行福岡支店[1]がある。
駅跡地
編集福岡競艇場の屋外駐車場となったため、駅があった面影は残っていない。線路跡そのものは当駅跡の前後にその面影がわずかに残っている。
隣の駅
編集脚注
編集参考文献
編集- 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』(分冊II)JTB、1998年、693頁