神立 (八尾市)
神立(こうだち)は、大阪府八尾市の地名。郵便番号は581-0855、現行行政地名は神立一丁目から神立六丁目と大字神立。住居表示は未実施[4]。
神立 | |
---|---|
神立4丁目・5丁目付近の十三街道。写真右は「神立辻地蔵」の祠 | |
北緯34度38分6.5秒 東経135度38分56.87秒 / 北緯34.635139度 東経135.6491306度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 八尾市 |
面積 | |
• 合計 | 1.19 km2 |
人口 | |
• 合計 | 402人 |
• 密度 | 340人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
581-0855[2] |
市外局番 | 072(八尾MA)[3] |
ナンバープレート | 大阪 |
現住所表記に変更される前は全域が大字神立だった。
歴史
編集『伊勢物語』の中で、高安に住む女のもとへ通う大和国の男の話が出てくるが、高安とはこの地の神立茶屋辻で、男は在原業平であり、業平の高安通いとして知られる。十三峠もしくは大県郡を経由して通ったといわれている。『河内鑑名所記』『河内名所図絵』等にも記されている。正保郷帳の写しとされる河内国一国村高控帳によると江戸時代の石高は155石余。江戸時代以降、当初は幕府直轄領、その後幾度か支配者が変わり、寛文9年に淀藩領となり幕末に至っている。明治以降の市町村制施行で北高安村の大字となる。
地理
編集旧高安郡の村の集落としてはいちばん高所に位置し、旧集落の東外れに玉祖神社が鎮座する。集落北側を通り十三峠を越えて龍田に至る「十三街道」と、地区の南端・大窪地区との境界付近から山道を進み大和国へ入る「おうとう越え」とよばれる二つの旧街道が地区内を東西に通る。
世帯数と人口
編集2020年(令和2年)3月31日現在(八尾市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
大字・丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
神立一丁目 | 10世帯 | 31人 |
神立二丁目 | 16世帯 | 34人 |
神立三丁目 | 35世帯 | 91人 |
神立四丁目 | 35世帯 | 89人 |
神立五丁目 | 26世帯 | 58人 |
神立六丁目・神立 | 43世帯 | 99人 |
計 | 165世帯 | 402人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 579人 | [5] | |
2000年(平成12年) | 567人 | [6] | |
2005年(平成17年) | 542人 | [7] | |
2010年(平成22年) | 472人 | [8] | |
2015年(平成27年) | 414人 | [9] |
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 161世帯 | [5] | |
2000年(平成12年) | 134世帯 | [6] | |
2005年(平成17年) | 140世帯 | [7] | |
2010年(平成22年) | 142世帯 | [8] | |
2015年(平成27年) | 136世帯 | [9] |
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2020年5月時点)[10]。
大字・丁目 | 番 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
神立 | 全域 | 八尾市立高安小学校 | 八尾市立高安中学校 |
神立一丁目 | 全域 | ||
神立二丁目 | 全域 | ||
神立三丁目 | 全域 | ||
神立四丁目 | 全域 | ||
神立五丁目 | 全域 | ||
神立六丁目 | 全域 |
主な施設・旧跡
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ a b c “町丁字別人口・世帯数(令和2年3月末日現在)”. 八尾市 (2020年4月9日). 2020年5月6日閲覧。
- ^ a b “神立の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “住居表示の実施区域一覧”. 八尾市 (2014年5月19日). 2020年5月6日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ “住所からの校区一覧”. 八尾市. 2020年5月6日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2019年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年11月4日閲覧。
参考文献
編集- 平凡社 大阪府の地名II (ISBN 4-582-49028-X) 1016,1017ページ