神戸税関

神戸市中央区にある税関
神戸税関本関から転送)

神戸税関(こうべぜいかん)は、日本税関兵庫県神戸市中央区新港地区に主たる事務所を置く。兵庫県中国地方山口県を除く)、四国地方を管轄する。

神戸税関
Kobe Customs
神戸税関本関(東門)
種別 税関
管轄区域 兵庫県
中国地方山口県を除く)
四国地方
所在地 〒650-0041
兵庫県神戸市中央区新港町12番1号
リンク 公式サイト
位置 北緯34度41分5.8秒 東経135度11分53.8秒 / 北緯34.684944度 東経135.198278度 / 34.684944; 135.198278座標: 北緯34度41分5.8秒 東経135度11分53.8秒 / 北緯34.684944度 東経135.198278度 / 34.684944; 135.198278
地図
神戸税関の位置(神戸市内)
神戸税関

「開かれた税関」を目標に掲げ、本関の中庭および庁舎内の一部を公開している。

歴史

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本関

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神戸税関本関(2代)
 
情報
用途 税関
設計者 大蔵省営繕課
施工 森田組(森田福市
構造形式 SRC造、花崗岩・煉瓦張り
階数 地上4階、塔屋4層
着工 1923年4月
竣工 1927年3月
備考 [1]
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神戸税関本関(3代)
 
情報
用途 税関
設計者 近畿地方建設局営繕部
日建設計
施工 東急・前田・新井JV
事業主体 近畿地方建設局営繕部
構造形式 S・SRC・RC造
階数 地下1階、地上10階、塔屋4階
着工 1996年4月
竣工 1999年3月
備考 [2]
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庁舎建築概要

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2代目庁舎は大蔵省営繕課により設計され1927年に竣工した「帝国の大玄関番たる税関として決して恥ずかしからぬ近代式大庁舎」と称された日本最大の税関庁舎で、神戸港新港地区のランドマークになっていたが、阪神・淡路大震災で被災し半壊。現在の3代目庁舎は1998年に改築された最新鋭のインテリジェントビルである。保全された旧館とで構成され、旧館を船体に見立てるとその棟の上に現れた新館(3代目庁舎)の高層部が船のブリッジにもみえる。

改築工事では旧本関庁舎に連結する旧別館を取り壊し中心に新館を建設したあと、旧別館の外壁を再構築。それにより旧本関庁舎の花崗岩張りの時計塔を含めた外観と内部ホール等は、ほぼ完全な形で保全された。この景観を残した点が高く評価され、公共建築賞やJIA環境建築賞など数多くの賞を受けている[2]

外観は東京桜田門にあった警視庁の旧庁舎によく似ており、ドラマや映画の撮影にしばしば用いられる[3]

  • 設計
  • 竣工
    • 旧館 - 1927年
    • 新館 - 1998年
  • 施工
    • 旧館 - 森田福市
    • 新館 - 東急・前田・新井JV
  • 構造 ・規模
    • 旧館 - 地上4階建+塔屋4層、SRC造、花崗岩・煉瓦張り
    • 新館 - 地下1階、地上10階建、S・SRC・RC造
  • 敷地面積 - 10,228.50m2
  • 建築面積 - 5,231.94m2
  • 延床面積 - 24,144.61m2
  • 所在地 - 〒650-0041 兵庫県神戸市中央区新港町12番1号
  • 備考 - 第41回BCS賞受賞(2000年)、公共建築賞、JIA環境建築賞

利用情報

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  • 広報展示室 - ブランド品の本物と偽物の見本展示、税関の業務、および神戸税関の歴史等を紹介する。
    • 休館日 - 土・日曜日、祝祭日(イベントなどで本来の休館日に開館する日がある)
    • 開館時間 - 8時30分~17時
    • 入場料 - 無料

交通アクセス

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周辺情報

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神戸税関長

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氏名 出身校 在任期間 前職 後職
大西 靖 東京大学経済学部 2019年7月‐ 中国財務局長
佐藤 正之 東京大学経済学部 2020年7月‐ 内閣官房内閣審議官

管内支署・出張所

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  • 神戸税関本関
  • 姫路税関支署
    • 東播磨出張所
  • 尼崎税関支署
  • 境税関支署
  • 浜田税関支署
  • 岡山空港税関支署
  • 水島税関支署
    • 宇野出張所
    • 片上出張所
  • 広島税関支署
    • 呉出張所
  • 広島空港税関支署
  • 福山税関支署
    • 尾道糸崎出張所
  • 小松島税関支署
  • 高松空港税関支署
  • 坂出税関支署
    • 高松出張所
    • 詫間出張所
  • 松山税関支署
    • 松山空港事務所)
    • 今治出張所
    • 宇和島出張所
  • 新居浜税関支署
    • 三島出張所
  • 高知税関支署
    • 須崎出張所

監視艇

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  • だいせん(大型広域取締用監視艇)
1997年3月竣工、瀬戸内クラフト建造
55.00総トン、全長26.40m、全幅5.30m、深さ2.70m、ディーゼル(GM 12V-149TI DDEC)2基、機関出力1,580kW×2、最大速力34.96ノット
  • こうべ(広域取締用監視艇)
1999年3月竣工、瀬戸内クラフト建造
69.00総トン、全長27.30m、全幅5.50m、深さ2.85m、ディーゼル(DDC/MTU16V-2000M90)2基、機関出力1,202kW×2、最大速力43.50ノット、乗組員6名、旅客12名、その他17名
  • あき(19m監視艇)
2004年3月竣工、瀬戸内クラフト建造
30総トン、全長19.00m、全幅4.30m、深さ2.45m、ディーゼル(MTU 12V183TE92)2基、機関出力669kW×2、最大速力35.10ノット、乗組員4名、その他8名

関連項目

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脚注

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  1. ^ 「今曉烈風中に神戸税関全焼」1922年1月21日付大阪朝日新聞(神戸大学附属図書館新聞記事文庫)
  2. ^ 神戸税関庁舎の知られざる受賞等の数々(神戸税関・時計塔通信)
  3. ^ 神戸税関庁舎ドラマで活躍(神戸税関・時計塔通信)

外部リンク

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