破れ太鼓
『破れ太鼓』(やぶれだいこ)は、1949年に公開された木下惠介監督、松竹製作の日本映画。芸術祭参加作品、モノクロ、スタンダードサイズ、映倫番号:27。
破れ太鼓 | |
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監督 | 木下惠介 |
脚本 |
木下惠介 小林正樹 |
製作 | 小倉浩一郎 |
出演者 | 阪東妻三郎 |
音楽 | 木下忠司 |
主題歌 | 「破れ太鼓」 |
撮影 | 楠田浩之 |
編集 | 相良久 |
配給 | 松竹 |
公開 | 1949年12月1日 |
上映時間 | 109分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
たびたびテレビドラマ化されている。
あらすじ
編集津田軍平は一代で財を成し、家庭では横暴に振る舞う封建的な頑固親父で、妻と6人の子供は絶対服従。家政婦も嫌気が差し次々辞めてしまう。ある日、父に対する不満がとうとう爆発し、長女・秋子は軍平による政略結婚に従わず、長男・太郎は軍平の会社を辞めて叔母とオルゴールの製造会社を興すため家を出て行ってしまう。妻、三男、次女、四男も次々に家を出てしまうが、次男・平二が最後に家に残り、父と言葉を交わす。
スタッフ
編集出演者
編集テレビドラマ
編集本作を原作とするテレビドラマが計5本放送された。
1958年版
編集1958年2月4日から同年3月25日までKRT(現:TBSテレビ)で放送。放送時間は火曜21:15 - 21:45(JST)。1974年版の『天下のおやじ』を除けば、唯一の連続作。
スタッフ
編集- 原作・脚本:木下惠介
- プロデューサー:岩崎文隆
出演者
編集1962年版
編集1962年2月18日にNET(現:テレビ朝日)系列の『GASグランド劇場』(日曜20:00 - 21:00。日本ガス協会一社提供)で放送。
スタッフ
編集出演者
編集1964年版
編集1964年1月30日に、NHK総合テレビの「松竹新喜劇」放送枠『お好み演芸会』(木曜20:00 - 21:00)で放送。
スタッフ
編集- 原作:木下惠介
- 脚本:舘直志(二代目渋谷天外)
- 演出:前田達郎
出演者
編集1965年版
編集NHKで、1965年7月17日の土曜20:00 - 21:30(JST)で放送。映画版に主演した阪東妻三郎の十三回忌記念作として放送、妻三郎の息子である田村高廣・田村正和・田村亮の、通称「田村三兄弟」が出演、特に亮はこれがテレビデビュー作である。主演は1962年版にも主演した二代目尾上松緑。
スタッフ
編集出演者
編集1974年版
編集本作を原作に「天下のおやじ」(てんかのおやじ)というタイトルで、日本テレビ系列で1974年4月3日から同年9月25日まで、毎週水曜日20:00 - 20:54(JST)の枠で放送。なおこの枠は、プロ野球中継(巨人戦)が19時30分~20時55分に度々放送されたことで、本作の放送回数は全17回(プロ野球中継が中止になったことで、雨傘番組として放送された回を含む)となった。
スタッフ
編集出演
編集- 津田軍平:長門勇
- 妻・邦子:草笛光子
- 長男・太郎:寺尾聰
- 次男・平二:水谷豊
- 三男・又三郎:葵テルヨシ
- 長女・秋子:武原英子
- 次女・春子:小柳冴子
- 松島景子(軍平の恩人の娘):淡島千景(特別出演)
- 美代子:伊藤つかさ
- 梅代:正司照江
- あかね(梅代の友達):西岡慶子
- 小島先生(美代子の担任):榊ひろみ
- 野中茂樹:渡辺篤史
- :海老名美どり
- :田崎潤
- :市原悦子
- :テレサ乃木
- 朝子:ホーン・ユキ
- 平二のガールフレンド。
- 片桐一平:名古屋章
- プラモデル屋の主人。
- 片桐啓子:小野恵子
- 正子:木内みどり
- 平二の会社の同僚でコピーライター(第8話出演)。
- 正子の母・やす子:園佳也子(第8話出演)
- 島田:犬塚弘
- 軍平の軍隊時代の部下(第9話出演)。
- 大工・政吉:山形勲(第10話出演)
- :一の宮あつ子(第10話出演)
- :人見きよし(第11話出演)
- 皆川弓子:桜田千枝子(第13話出演)
- 皆川達彦(弓子の弟):岡崎二朗(第13話出演)
- 軍平の旧友・山崎:江戸家猫八(第13話出演)
放映リスト
編集話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 備考 |
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1 | 1974年4月3日 | 誕生日の贈り物 | 池田一朗 | 西河克己 | |
2 | 1974年4月10日 | 飛び出した天使 | |||
3 | 1974年4月24日 | 秋子の縁談 | 桜井康裕 | ||
4 | 1974年5月8日 | 春の和解 | |||
5 | 1974年5月15日 | お手伝いさんやーい | 中継が予定されていた、宮城球場での巨人×広島戦が中止になったため放送。 | ||
6 | 1974年5月29日 | 初恋裁判 | 千野皓司 | 千野皓司 | |
7 | 1974年6月5日 | ころんで起きて | 中継が予定されていた、後楽園球場での巨人×大洋戦が中止になったため放送。 | ||
8 | 1974年6月19日 | とかく女というものは | |||
9 | 1974年6月26日 | 花嫁の父 | |||
10 | 1974年7月10日 | オーノー・ストリーキング | 池田一朗 | 柴田吉太郎 | |
11 | 1974年7月24日 | これが男の心意気 | |||
12 | 1974年7月31日 | ないしょの子守唄 | 千野皓司 | 千野皓司 | |
13 | 1974年8月7日 | お母さん奮戦す | 池田一朗 | 柴田吉太郎 | |
14 | 1974年8月14日 | 父に捧げるバラード | 中継が予定されていた、後楽園球場での巨人×大洋戦が中止になったため放送。 | ||
15 | 1974年8月21日 | 明日に賭ける男 | |||
16 | 1974年9月11日 | 燃えるくちづけ | 千野皓司 | 千野皓司 | |
17 | 1974年9月25日 | わが道を行く | 西河克己 |
(※1974年9月4日・9月18日両日とも、当日中継が予定されていた巨人戦のナイター中継が中止になったが、本作は最初から雨傘番組として設定されていなかったため、放送は無かった。)
KRT 火曜21:15 - 21:45枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
破れ太鼓
(1958年版) |
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NET GASグランド劇場 | ||
破れ太鼓
(1962年版) |
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NHK総合テレビ お好み演芸会 | ||
破れ太鼓
(1964年版) |
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日本テレビ 水曜20:00 - 20:55枠 | ||
天下のおやじ
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マチャアキのガンバレ9時まで!!
(ここからバラエティ番組枠) |