石部駅

滋賀県湖南市にある西日本旅客鉄道の駅

石部駅(いしべえき)は、滋賀県湖南市石部西三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)草津線である。

石部駅
駅舎(2007年9月)
いしべ
Ishibe
甲西 (3.3 km)
(5.1 km) 手原
地図
所在地 滋賀県湖南市石部西三丁目5-35
北緯35度1分3.59秒 東経136度3分10.76秒 / 北緯35.0176639度 東経136.0529889度 / 35.0176639; 136.0529889座標: 北緯35度1分3.59秒 東経136度3分10.76秒 / 北緯35.0176639度 東経136.0529889度 / 35.0176639; 136.0529889
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 草津線
キロ程 27.6 km(柘植起点)
電報略号 イシ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,613人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1889年明治22年)12月15日[2]
備考 業務委託駅
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歴史

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駅構造

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ホーム(2007年9月、右側にヒューム管の工場が写る)

相対式ホーム2面2線を持ち[1]列車交換が可能な地上駅。日中は当駅で上りと下りの電車が交換するダイヤになっている。駅舎は下りホーム(2番のりば)側にあり、反対側の上りホーム(1番のりば)へは跨線橋で連絡している。自動改札機は簡易式のものが設置されている。かつては中線があり、貨物列車の待避などに使われたが、現在は廃止されている。

2021年令和3年)度から2024年(令和6年)度にかけて駅舎の改築が行われる予定で、駅の北側(上りホーム側)にも駅舎や駅前広場の設置し、両側に改札口を設ける予定である[7][8]。なお、駅の南北は自由通路で結ばれる[8]

草津駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅で、窓口が設置されているが、早朝と深夜は無人となる。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

当駅で1978年(昭和53年)6月まで使用されていた腕木式信号機は、使用後に交通博物館の前庭に閉館まで展示された[9]

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1   草津線 上り 貴生川柘植方面[10]
2 下り 草津京都方面[10]
  • 長らくのりば番号の設定がなかったが、2009年頃にのりば番号標が設置された。

石部駅コミュニティハウス

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1997年旧東海道石部宿旅籠をデザインした待合室が設置された(石部駅コミュニティハウスとして整備)[11]。駅のバリアフリー化工事の妨げになるため2020年12月末で閉鎖する予定だったが、2021年2月末まで延期された[11]

利用状況

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「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
出典
1992年 2,115 [統計 1]
1993年 2,178 [統計 2]
1994年 2,123 [統計 3]
1995年 2,125 [統計 4]
1996年 2,237 [統計 5]
1997年 2,315 [統計 6]
1998年 2,392 [統計 7]
1999年 2,343 [統計 8]
2000年 2,261 [統計 9]
2001年 2,212 [統計 10]
2002年 2,108 [統計 11]
2003年 2,083 [統計 12]
2004年 2,107 [統計 13]
2005年 2,063 [統計 14]
2006年 2,015 [統計 15]
2007年 1,972 [統計 16]
2008年 1,908 [統計 17]
2009年 1,845 [統計 18]
2010年 1,857 [統計 19]
2011年 1,803 [統計 20]
2012年 1,783 [統計 21]
2013年 1,805 [統計 22]
2014年 1,783 [統計 23]
2015年 1,789 [統計 24]
2016年 1,811 [統計 25]
2017年 1,876 [統計 26]
2018年 1,878 [統計 27]
2019年 1,871 [統計 28]
2020年 1,533 [統計 29]
2021年 1,519 [統計 30]
2022年 1,613 [統計 31]

駅周辺

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石部町の中心街から西へ1 km程離れた所にあり、駅と中心街は滋賀県道118号線で結ばれている。同県道の南側を通る旧東海道は駅前を通らないが、街道に沿って西へ進むと鍛造工場に至り、その西側で国道1号バイパス(栗東水口道路)と交差する。そこから更に西へ進むと名神高速道路との交差を経て、伊勢落(栗東市)に至るが、同地は駅からやや離れた所にある。駅北側にはヒューム管の工場が隣接しており、その北側を滋賀・三重県道4号線が通る。先述した鍛造工場を除く各工場や運輸倉庫はこちら側に多く建つ。当駅は東海道石部宿歴史民俗資料館の最寄り駅でもあるが[1]、同施設は駅から南へやや離れた所にあり、その付近には石部宿場の里・雨山文化運動公園・湖南市立石部中学校がある。

北側

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南側

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バス路線

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駅前に「石部駅」停留所があり、滋賀バス湖南市コミュニティバスの各路線が発着する。

石部駅
運行事業者 系統または路線名・行先 備考
滋賀バス 草津伊勢落線草津駅 平日に2便(午前・午後に各1便ずつ)運行。他は「伊勢落」停留所発着
湖南市コミュニティバス 石部循環線:石部駅
菩提寺線(石部駅ルート):石部駅 / 甲西駅北口
下田線(石部ルート)三雲駅
雨山ルート:雨山
石部循環線:旧石部町内循環路線。スクール循環は平日に1往復のみ運行
菩提寺線(石部駅ルート):甲西駅北口行きは平日の朝晩に各1便ずつ運行
下田線(石部ルート):1日2便(午前・午後に各1便ずつ)のみ
雨山ルートデマンド路線。土曜・日曜・祝日のみ運行
付記事項

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  草津線
甲西駅 - 石部駅 - 手原駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 三雲西交差点まで旧国道1号を通る。同交差点 - 朝国交差点間も旧国道1号であるが、県道の名称は滋賀県道13号彦根八日市甲西線に変わる。

出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、24頁。 
  2. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、348頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第8号、朝日新聞出版、2009年8月30日、20頁。 
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-120-1 
  5. ^ 石部駅の改札口が新駅舎に移動します」『広報こなん』湖南市秘書広報課、2022年10月1日、11面。オリジナルの2023年8月3日時点におけるアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  6. ^ 石部駅改札口が新駅舎に移動しました”. 湖南市 (2022年10月1日). 2022年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
  7. ^ a b c 湖南市建設経済部都市政策課. “石部駅周辺のまちづくり計画 -湖南市都市計画審議会資料-” (PDF). 湖南市. 2022年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月11日閲覧。
  8. ^ a b JR石部駅舎を改築へ 北側にも改札新設、東海道の風情感じるデザインに 滋賀・湖南市」『京都新聞』2020年7月9日。オリジナルの2021年8月6日時点におけるアーカイブ。2020年7月11日閲覧。
  9. ^ 鉄道ピクトリアル 1980年4月号 83頁
  10. ^ a b 石部駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年9月16日閲覧。
  11. ^ a b 待合室、愛されて利用延長 湖南のJR石部駅”. 中日新聞Web. 中日新聞社 (2021年1月28日). 2021年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月13日閲覧。
  12. ^ 物流拠点案内”. 石部運輸倉庫. 2023年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  13. ^ 会社概要”. 甲西高周波工業. 2022年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
  14. ^ 【甲賀高分子スタジアム】フットサル滋賀石部スタジアムのネーミングライツを取得しました!”. 甲賀高分子 (2019年12月18日). 2022年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月28日閲覧。
  15. ^ 株式会社ゴーシュー 公式ホームページ”. ゴーシュー. 2022年4月20日閲覧。
  16. ^ 石部宿入り口 西縄手”. びわこビジターズビューロー. 2023年11月10日閲覧。
  17. ^ あいのりこなん 医療センターエリア” (PDF). 湖南市 (2023年4月1日). 2023年4月30日閲覧。

利用状況

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関連項目

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外部リンク

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