石垣島南方沖地震
1998年に石垣島南方沖で発生した地震
石垣島南方沖地震(いしがきじまなんぽうおきじしん)は、1998年(平成10年)5月4日午前8時30分19秒に石垣島南方沖で発生した地震。
石垣島南方沖地震 | |
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地震の震央の位置を示した地図 | |
本震 | |
発生日 | 1998年(平成10年)5月4日 |
発生時刻 | 8時30分19秒 (JST) |
震央 |
日本 沖縄県石垣島南方沖 北緯22度22.7分 東経125度26.2分 (北緯22度22.7分 東経125度26.2分 / 北緯22.3783度 東経125.4367度) |
震源の深さ | 35 km |
規模 | マグニチュード(M)7.7 |
最大震度 | 震度3:沖縄県平良市(現・宮古島市)、石垣市など |
津波 | 10cm未満 |
地震の種類 |
海洋プレート内地震 横ずれ断層型 |
被害 | |
死傷者数 | なし |
出典:特に注記がない場合は気象庁による。 | |
プロジェクト:地球科学 プロジェクト:災害 |
概要
編集震源は北緯22度22.7分、東経125度26.2分の深さ35kmで、フィリピン海プレート内の地震と考えられている[1]。地震の規模はM7.7[2]、メカニズムは東西方向に圧縮軸を持つ横ずれ型で、このため規模の割に津波は小さかった[3]。
震度
編集各地の震度は以下の通り[2]
震度 | 都道府県 | 観測点名 |
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3 | 沖縄県 | 平良市下里・平良市西仲宗根・多良間村塩川・石垣市登野城・竹富町西表・与那国町祖納・与那国町久部良 |
2 | 沖縄県 | 仲里村謝名堂・石垣市新川 |
1 | 沖縄県 | 名護市宮里・国頭村奥・那覇市樋川・南城市玉城前川・読谷村座喜味・玉城村前川・仲里村山城・南大東村在所 |
鹿児島県 | 鹿屋市新栄町・名瀬市港町・喜界町滝川 |
被害
編集津波警報が出され、宮古島・八重山地方で1mの津波が予想されたが、石垣島・宮古島で10cm未満、与那国島でも微小津波を観測した程度で、被害はなく、死者、負傷者ともにゼロだった。これは地震の種類が横ずれ断層型だったためである[3]。もし縦ずれ型であったならば、宮古島・八重山地方で3mから4m程度の津波が来襲し多くの被害が出ただろうと考えられている[4]。
脚注
編集- ^ 5月4日石垣島南方沖の大地震(Ms 7.3)東大震研情報センター EIC地震学ノート No.42
- ^ a b “震度データベース検索”. 気象庁. 2014年2月28日閲覧。
- ^ a b “平成10年5月 地震・火山月報 (防災編) 特集2.1998年5月4日の石垣島南方沖の地震 22頁”. 気象庁. 2014年2月28日閲覧。
- ^ 2.過去の顕著な津波の特徴 (PDF) 石垣島地方気象台