石倉駅
北海道茅部郡森町にある北海道旅客鉄道の駅
石倉駅(いしくらえき)は、北海道茅部郡森町石倉町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH58。電報略号はイシ。事務管理コードは▲140118[2]。
石倉駅 | |
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駅舎(2022年5月) | |
いしくら Ishikura | |
(4.0 km) 落部 H57► | |
所在地 | 北海道茅部郡森町石倉町 |
駅番号 | ○H58 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 62.1 km(函館起点) |
電報略号 | イシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1903年(明治36年)11月3日 |
備考 | 無人駅[1] |
歴史
編集- 1903年(明治36年)11月3日:北海道鉄道 森駅 - 熱郛駅間の開通に伴い、同線の駅として開業[3]。一般駅[4]。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管[4]。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
- 1945年(昭和20年)7月20日:当駅 - 野田追駅(現:野田生駅)間に新線を建設し、上り線のみを新線に移行して暫定的に複線化(落部駅の項目も参照)[5][6]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1958年(昭和33年)12月10日:当駅 - 落部駅間の下り線を上り線と同一の新線に移行[5][6]。
- 1960年(昭和35年)8月1日:貨物扱い廃止[7]。
- 1966年(昭和41年)10月28日:並走する国道5号から駅構内に転落してきたトラックと通過中の特急おおとりが衝突。3人が負傷[8]。
- 1973年(昭和48年)12月11日:石谷駅 - 当駅間を複線化[9][注 1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[7]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:無人化[7]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[4]。
- 1988年(昭和63年)11月:駅舎改築[7]。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリングを実施[JR北 1]。
駅名の由来
編集所在地名より[3]。1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では「起源はつまびらかではない[3]」としているが[3]、同書の前身にあたる『駅名の起源』(鉄道省札幌鉄道局編、1939年版)では「附近一帯に石地が多い為[13]」としている。また、本多貢『北海道地名漢字解』では箱館戦争時の榎本武揚軍の石倉三左衛門という人物から[14]、としている。
駅構造
編集単式ホーム2面2線を持つ地上駅。かつては混合ホーム2面3線であった[1]が、中線が取り払われ現在に至る。駅舎はなく、ホームの上に比較的大きな待合所が設置される。森駅管理の無人駅である[1]。上下ホームの連絡は、構内踏切で行う。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■函館本線 | 上り | 森・函館方面 |
2 | 下り | 長万部方面 |
-
ホーム(2018年6月)
-
構内踏切(2018年6月)
利用状況
編集乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1978年(昭和53年) | 91.0 | [15] | |||
2015年(平成27年) | 「10名以下」 | [JR北 2] | |||
2017年(平成29年) | 3.8 | [16] | |||
2018年(平成30年) | 2.8 | [17] | |||
2019年(令和元年) | 「10名以下」 | [JR北 3] | |||
2020年(令和 | 2年)「10名以下」 | [JR北 4] |
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、22頁。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c d 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、9頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、807-808頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 北海道鉄道百年史 下巻、P57 及び巻末年表。
- ^ a b 札幌工事局70年史 P182。
- ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行
- ^ 相次ぐ線路転落 列車客の死亡は初めて『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月24日夕刊 3版 9面
- ^ 森町 編『森町史』森町、1980年3月15日、628-633頁。doi:10.11501/9570504 。
- ^ 池田, 光雅 編『鉄道総合年表 1972-93』(1版)中央書院、1993年8月30日、23頁。ISBN 4-924420-82-4。
- ^ “通報 ●函館本線石谷駅・函館起点58k880M間増設線路の使用開始について(運転局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1974年10月30日)
- ^ 池田, 光雅 編『鉄道総合年表 1972-93』(1版)中央書院、1993年8月30日、28頁。ISBN 4-924420-82-4。
- ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、4頁。NDLJP:1029473。
- ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 138. ISBN 4893637606. OCLC 40491505
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、806頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第6回ブロック会議(令和元年7月~8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2019年8月2日). 2021年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
- ^ “函館線 函館・長万部間の状況について” (PDF). 函館線(函館・小樽間)について(北海道新幹線並行在来線対策協議会). [第7回ブロック会議(令和2年8月)]. 北海道. pp. 4・5 (2020年8月25日). 2021年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月4日閲覧。
JR北海道
編集- ^ 『駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブ 。2014年9月6日閲覧。
- ^ “極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2021年9月30日). 2022年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月1日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 石倉|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company