矢作神社 (関市)

岐阜県関市菅谷にある神社

矢作神社(やはぎじんじゃ)は、岐阜県関市菅谷にある『高賀山信仰』にまつわる神社である。山崎白羽之神社とも呼ばれていた。

矢作神社
所在地 岐阜県関市洞戸菅谷1264
位置 北緯35度35分56.0秒 東経136度48分39.5秒 / 北緯35.598889度 東経136.810972度 / 35.598889; 136.810972 (矢作神社)
主祭神 級長戸辺尊、級長津彦
創建 天暦年間
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祭神

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由緒

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天暦年間(947年 - 957年)、高賀山の妖怪さるとらへびを討伐するために藤原高光が朝廷から派遣された際、高賀山の神が討伐のための矢を作るように命じた場所に設けられたとされる。応安二年(1369年)に大雨により流出したが、神のお告げを受けたとする山崎権之太夫が永享七年(1435年)に再建した。近隣には由緒を同じくする上矢作神社がある。

宝物として妖怪退治に使った矢、木鉾、獅子頭を所蔵している。また、高賀山にゆかりの深い僧、円空の彫像した仏像を所蔵していた。

高賀山六社

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山麓から望む高賀神社の鳥居高賀山

高賀山を主峰とした山(瓢ケ岳、今渕ケ岳、片知山など)の山麓にあり、高賀山を囲む6つの神社。上記のさるとらへび討伐伝承に関連し、いずれも「藤原高光」が創建と伝わる。かつては六社めぐりという、この6社を尾根伝いに1日で歩いて巡る苦行が存在した。

参考文献

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  • 洞戸村史
  • 高賀宮記録