真駒内屋内競技場
札幌市南区にある屋内多目的施設
(真駒内セキスイハイムアイスアリーナから転送)
真駒内屋内競技場(まこまないおくないきょうぎじょう)は、北海道札幌市南区にある多目的施設。正式名称は北海道立真駒内公園屋内競技場(ほっかいどうまこまないおくないきょうぎじょう)。
真駒内屋内競技場 Makomanai Indoor Stadium | |
---|---|
施設情報 | |
旧名称 |
真駒内屋内スケート競技場 真駒内アイスアリーナ |
愛称 |
真駒内セキスイハイムアイスアリーナ Makomanai Sekisui Heim Ice Arena |
正式名称 | 北海道立真駒内公園屋内競技場 |
用途 |
スポーツ イベント コンサート |
収容人数 | 13,000人 |
設計者 | 中山克己建築設計事務所[1] |
施工 | 清水建設[2] |
事業主体 | 北海道開発局[2] |
管理運営 | 北海道体育文化協会(指定管理者)[3] |
構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
建築面積 | 10,133 m2 |
階数 | 地下1階、地上3階 |
竣工 | 1970年12月 |
総工費 | 21億5,200万円 |
所在地 |
〒005-0017 北海道札幌市南区真駒内公園1-1 |
位置 | 北緯42度59分58秒 東経141度20分51秒 / 北緯42.99944度 東経141.34750度座標: 北緯42度59分58秒 東経141度20分51秒 / 北緯42.99944度 東経141.34750度 |
北海道セキスイハイムがネーミングライツ(命名権)を取得しており、愛称を真駒内セキスイハイムアイスアリーナ(まこまないセキスイハイムアイスアリーナ)としている。
概要
編集北海道立真駒内公園にあり、北海道道82号西野真駒内清田線を挟んで真駒内セキスイハイムスタジアム(真駒内屋外競技場)がある。1972年の『札幌オリンピック』アイスホッケー競技、フィギュアスケート競技及び閉会式に使用して国立の屋内競技場として建設[1]。同オリンピック開催時の名称は「真駒内屋内スケート競技場」[4] だった。多雪地域としては日本国内初となる大ドーム建築であり、当時は屋内スケート競技場として日本国内最大規模であった[5]。
これまでに全国規模や国際規模の競技大会や各種イベントを開催しており、新日本プロレスの興行、『スターズ・オン・アイス』や『THE ICE』などのアイスショー、コンサート会場などにも使用している。かつては『日本アイスホッケーリーグ』[6]、世界ボクシング協会(WBA)・世界ボクシング評議会(WBC)『スーパーウェルター級タイトルマッチ』輪島功一×シルバノ・ベルチニ戦やWBA『ジュニアフライ級タイトルマッチ』具志堅用高×リゴベルト・マルカノ戦といった世界王座防衛戦も開催していた[7]。
また、北海道拓殖銀行の解散が決まった最後の株主総会の会場でもあり[8][9]、当日は1,000人の株主が詰めかけた。この日は真駒内駅から30台以上の貸切バスがピストン輸送で株主を運んだ。
施設
編集- 円形スタジアム(直径103 m)
- 収容人員13,000人[10]
- 固定スタンド6,024人(ロイヤルボックス162席)
- 立見席約1,500人
- 移動席約4,000人
- 各種競技(アイスホッケー、フィギュアスケート、テニスコート2面、バスケットボール3面、ハンドボール3面、バレーボール4面、バドミントン9面、卓球18面
- 電光掲示盤、電光測定器(アイスホッケー・フィギュアスケート用)
- ランニングコース(1周約314 m)
- 会議室5室
- 更衣室16室、シャワー室2室
- 医務室、放送室、乾燥室、授乳室
- ウェイトトレーニング室
- 食堂
- 資料展示場(札幌五輪、アジア大会の関連品を展示)
- 附属体育館
- 面積520 m²
- 各種競技(バドミントン3面、卓球10面)
沿革
編集大会実績
編集スポーツ
編集- 全日本フィギュアスケート選手権(1971年、2012年、2015年)
- 1972年札幌オリンピック
- アイスホッケー世界選手権(1975年)[6]
- 全日本アイスホッケー選手権大会(1976年、2003年、2006年)[6]
- NHK杯国際フィギュアスケート競技大会(1980年、1983年、1998年、2011年、2016年、2019年)
- 日本カーリング選手権大会(1984年、1985年、1986年、1987年、1988年、1989年、1990年)[15]
- アジア冬季競技大会(1986年、1990年、2017年)
- 第44回国民体育大会(はまなす国体)(1989年)
- 1991年冬季ユニバーシアード(1991年)
- NHK杯国際バレーボール大会(1991年)
- 1998年バレーボール世界選手権(1998年)
- 1999年ワールドカップバレーボール(1999年)
イベント
編集- 水曜どうでしょう祭(屋外競技場との同時開催)(2005年、2013年)
コンサート
編集- アイドルマスター SideM(2022年)[16]
- あいみょん(2022年)
- 長渕剛 (1994年)
- いきものがかり(2012年、2013年)
- 今市隆二(2018年)
- UVERworld(2015年)
- 宇多田ヒカル(2000年、2006年)
- EXILE THE SECOND(2017年)
- 小田和正(2022年、2023年)
- KAT-TUN(2019年、2022年)
- 関ジャニ∞(2021年)
- Kis-My-Ft2(2017年、2022年)
- KinKi Kids(2016年)
- King Gnu(2021年)
- King & Prince(2019年、2021年)
- コブクロ(2013年)
- 佐野元春(1985年)
- 沢田研二(2018年)
- GENERATIONS from EXILE TRIBE(2017年)
- ジャニーズWEST(2022年)
- SixTONES(2022年)
- すとぷり(2023年)
- Snow Man(2022年)
- Saint Snow(2020年)
- SEKAI NO OWARI(2014年、2016年、2019年)
- Sexy Zone(2017年、2022年、2024年)
- TWICE(2019年)
- AAA(2016年)
- なにわ男子(2021年、2022年)
- NiziU(2022年)
- NEWS(2014年、2016年、2017年、2018年、2019年)
- 乃木坂46(2022年、2023年)
- Perfume(2012年、2014年、2018年)
- Hey! Say! JUMP(2017年、2018年、2022年)
- 星野源(2017年)
- MAN WITH A MISSION(2019年)
- RADWIMPS(2019年)
- THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(2019年)
- LiSA(2021年)
- ONE OK ROCK(2015年、2017年、2019年)
アクセス
編集- じょうてつバス
- 「曙町」バス停下車 徒歩2分
- 「上町1丁目」バス停下車 徒歩5分
- 「真駒内本町」バス停下車 徒歩10分
- 「真駒内競技場前」バス停下車 徒歩15分
- 札幌市営地下鉄南北線真駒内駅から徒歩25分
脚注
編集- ^ a b 三宅勇、豊田長頴 (1972). 真駒内屋内スケート競技場の音響改修について (PDF) (Report). 土木研究所寒地土木研究所. 2018年8月10日閲覧。
- ^ a b “真駒内屋内スケート競技場” (PDF). 清水建設二百年作品集. 清水建設. 2016年11月14日閲覧。
- ^ a b “協会の沿革”. 北海道体育文化協会. 2016年11月14日閲覧。
- ^ 札幌オリンピック冬季大会組織委員会『札幌オリンピック冬季大会1972 公式総合版』実業之日本社:発売、1971年、p98
- ^ “施設と技術 | 第6節 営繕事業の技術” (PDF). 北海道開発局のあゆみ60年. 北海道開発局 (2011年). 2016年11月14日閲覧。
- ^ a b c “札幌のアイスホッケー略年史”. 札幌アイスホッケー連盟. 2016年11月14日閲覧。
- ^ “「カンムリワシ」 具志堅用高 写真特集”. 時事通信. 時事通信社. 2016年11月14日閲覧。
- ^ “拓銀マン走る*最後の株主総会やっと成立*1000人以上動員し出席や委任状依頼”. フォト北海道. 北海道新聞社. 2018年8月1日閲覧。
- ^ “株主総会ピーク*100年企業告別の日*冒頭から激しいやじ”. フォト北海道. 北海道新聞社. 2018年8月1日閲覧。
- ^ “真駒内公園 - 空知総合振興局札幌建設管理部”. www.sorachi.pref.hokkaido.lg.jp. 2024年5月7日閲覧。
- ^ “真駒内アイスアリーナ、10年度につり天井を耐震改修”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2010年1月9日) 2016年11月14日閲覧。
- ^ a b “北海道FM導入基本方針に基づく取組みについて” (PDF). 北海道. 2016年11月14日閲覧。
- ^ “異風景編 五輪マーク”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2015年2月6日). 2016年11月14日閲覧。
- ^ “北海道立真駒内公園屋内競技場及び屋外競技場ネーミングライツ契約の更新について”. 北海道. 2016年11月14日閲覧。
- ^ “日本カーリング選手権 歴代優勝チーム”. 日本カーリング協会. 2016年11月14日閲覧。
- ^ 出演したキャストは、仲村宗悟、神原大地、高塚智人、熊谷健太郎、濱健人、増元拓也、益山武明、深町寿成、バレッタ裕、中田祐矢、寺島惇太、小松昌平、濱野大輝、三瓶由布子、比留間俊哉、浦尾岳大