盛隆寺 (岡山市)

岡山市にある寺院

盛隆寺(じょうりゅうじ)は、岡山県岡山市南区妹尾にある日蓮宗の寺院。山号は啓運山。旧本山は小湊誕生寺。生師法縁。塔頭として、安祥院、浄園院、善立院、智応院、観行院と周辺に一心寺がある。この他地域の信仰の篤さから妹尾千軒皆法華と言われる。

盛隆寺
所在地 岡山県岡山市南区妹尾1757
位置 北緯34度36分39.3秒 東経133度52分9.1秒 / 北緯34.610917度 東経133.869194度 / 34.610917; 133.869194座標: 北緯34度36分39.3秒 東経133度52分9.1秒 / 北緯34.610917度 東経133.869194度 / 34.610917; 133.869194
山号 啓運山
宗旨 日蓮宗
本尊 十界曼荼羅、日蓮聖人像
創建年 1605年
開山 日鳳
開基 戸川達安
法人番号 7260005000558 ウィキデータを編集
盛隆寺 (岡山市)の位置(岡山県内)
盛隆寺 (岡山市)
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歴史

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伽藍

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旧末寺

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日蓮宗は昭和16年に本末を解体したため、現在では、旧本山、旧末寺と呼びならわしている。

  • 啓運山智応院(岡山市南区妹尾)塔頭、寛永年間善明院日忍の開山によって創建された。
  • 啓運山善立院(岡山市南区妹尾)塔頭、元和3年(1617年)真言宗善正寺を日蓮宗に改宗した。開基正行院日性、檀越戸川逵安。寛文年間、春辺山より現在地に移転した。
  • 啓運山浄園院(岡山市南区妹尾)塔頭、岡山大供にあった不受不施派寺院の浄林坊が起源。寛文5年寛文法難で棄却されたが、妹尾の村上寺に浄林院日能が上院として移転建立、その後戸川氏の帰依により現在地に再移転され、明和年間に現在の寺号に改めた。
  • 西磯山観行院(岡山市南区妹尾)塔頭、寛永8年(1631年)日照の開山で山田村に創建された。明和2年(1765年)建立の鬼子母神堂がある。
  • 啓運山安祥院(岡山市南区妹尾)塔頭、寛永年間に安詳院日継を開山に創建された。開基檀越は帯江加須山の尾崎伝右衛門重宗の妻妙善。
  • 本覚山妙泉寺(岡山市南区古新田)
  • 嘉永山妙玄院新見市大佐小阪部)

周辺施設

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関連資料

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  • 『吉備の国寺社巡り』山陽新聞社(2011年、16‐17頁)
  • 『神社仏閣を巡る まいられぇ岡山』山陽新聞社(2017年版、24頁)
  • 日蓮宗寺院大鑑編集委員会『宗祖第七百遠忌記念出版 日蓮宗寺院大鑑』大本山池上本門寺 (1981年)
  • 柳生尚志『盛隆寺の宝物』盛隆寺(2004年
  • 川端定佐三郎『岡山・備前地域の寺』日本文教出版、岡山文庫195(1998年