盛岡市営野球場
盛岡市営野球場(もりおかしえいやきゅうじょう)は、岩手県盛岡市に存在した野球場。施設は盛岡市が所有し、盛岡市スポーツ協会が運営管理を行っていた[2]。
盛岡市営野球場 | |
---|---|
施設データ | |
所在地 | 岩手県盛岡市東新庄一丁目8番1号 |
座標 | 北緯39度41分57秒 東経141度10分16秒 / 北緯39.69917度 東経141.17111度座標: 北緯39度41分57秒 東経141度10分16秒 / 北緯39.69917度 東経141.17111度 |
開場 | 1938年 |
閉場 | 2024年3月31日[1] |
所有者 | 盛岡市 |
管理・運用者 | 盛岡市スポーツ協会[2](指定管理者) |
グラウンド |
内野:土 外野:天然芝 |
照明 | なし |
収容人員 | |
15,000人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
グラウンド面積:11,300m2 両翼:87 m 中堅:118 m |
歴史・概要
編集1938年開場[3]。1970年4月に岩手県営野球場が完成するまでは高校野球など、県内のアマチュア野球の主な会場として用いられ、過去にはプロ野球の地方開催も行われたことがある。
1948年7月28日には岩手県内では史上初となるプロ野球公式戦大阪タイガース対金星スターズの試合が行われた。試合は7-1で大阪が勝利している。その後も1953年8月12日に大阪タイガース対国鉄スワローズ戦が当球場で開催され、8-3で国鉄が勝利して金田正一が勝利投手になっている[4]。
盛岡市営野球場は1983年及び1993年に大規模改修工事が行われた[3]。
1996年までは全国高等学校野球選手権岩手大会の会場にも使用されていたが、夜間照明設備の無さと施設の老朽化などから、大会等に使用される機会は減少していた。そのため、同様に施設の老朽化や公認野球規則に基づいた両翼のサイズが狭いことなどが指摘されている岩手県営野球場とともに、同施設を廃止し、いわて盛岡ボールパーク(2023年開場)へ機能が移設されることになった[5]。
盛岡市スポーツ適正配置方針(平成26年3月策定)では、盛岡市営野球場を廃止するとした上で、新野球場(いわて盛岡ボールパーク)が完成し、供用開始となるまでは使用するとしている[6]。新球場のいわて盛岡ボールパークでは、2023年(令和5年)4月1日の開場初日の記念試合前に、岩手県営野球場と盛岡市営野球場の土を新球場に散布する「継承式」が行われる[7]。
施設概要
編集- グラウンド面積:11,300m2
- 両翼:87m、中堅:118m
- 内野:土、外野:天然芝
- 収容人員:約15,000人
- 照明設備:なし
交通
編集最寄りバス停
- 岩手県交通「茶畑十文字」バス停から徒歩約10分。
脚注
編集- ^ a b 盛岡市 交流推進部スポーツ推進課 (2024年4月1日). “盛岡市営野球場の廃止について”. 盛岡市公式ホームページ. 盛岡市. 2024年7月6日閲覧。
- ^ a b 盛岡市スポーツ協会 (2024年1月28日). “盛岡市営野球場の管理について”. 盛岡市スポーツ協会公式ウェブサイト. 公益財団法人盛岡市スポーツ協会. 2024年7月6日閲覧。
- ^ a b 岩手県文化スポーツ部所管公共施設個別施設計画(第1版) - 岩手県(2021年2月)
- ^ 岩手のタイガース遠征史 げんまつWEBタイガース歴史研究室
- ^ 盛岡南公園野球場(仮称)整備事業整備基本計画(第1章・はじめに)
- ^ 盛岡南公園野球場(仮称)整備事業整備基本計画 - 岩手県・盛岡市(2019年4月)
- ^ いわて盛岡ボールパーク4月1日オープン 記念試合で強豪高校激突 元巨人・堀内恒夫さん始球式 - 河北新報(2023年2月4日)