瑠璃色の地球

松田聖子の楽曲
松田聖子 > 瑠璃色の地球

瑠璃色の地球」(るりいろのちきゅう)は、作詞松本隆、作曲平井夏美による日本ポピュラーソングで、1986年松田聖子の歌唱により発表された。

瑠璃色の地球
松田聖子の楽曲
収録アルバムSUPREME
発祥日本の旗 日本
リリース1986年6月1日
規格CD
ジャンル歌謡曲 - J-POP
昭和歌謡 - アイドル歌謡
時間4分26秒
レーベルCBSソニー
作詞者松本隆
作曲者平井夏美
プロデュース松本隆
ISWCT-101.586.353-1
その他収録アルバム
JASRAC登録のアーティスト
角聖子 辛島美登里 神山純一・J PROJECT
MIO 中森明菜 金井信 沢田知可子
光田健一 井上芳雄 幸田聡子 コラージュ
Zero(韓国) WOODY SPRING TRIO
JACOB KOLLER 高橋由美子 古武道
FLOWER ROUGE HAYLEY WESTENRA
PUSHIM 山田和樹 秋川雅史 〜Lefa〜
サーカス 中孝介 Lim Hyung Joo
松岡みやび 三枝成彰 REIJIN  一青窈
榊原大 米倉利紀 宝塚歌劇団  鈴木慶江
手嶌葵 吉武大地 岩波理恵 名渡山遼
NHK東京児童合唱団 藤澤ノリマサ
林部智史 鈴木より子 Luminous 島津亜矢
大徳寺昭輝 水森かおり 江原啓之
Ms.OOJA 三宅由佳莉 トランスパランス
石丸由佳
SUPREME収録順
ローゼ・ワインより甘く
(9)
瑠璃色の地球
(10)
JASRAC作品コード  094-4533-1

概要

編集

1986年6月1日に発売された松田聖子の13枚目のアルバムSUPREME』が初出で、10曲中最後の曲として収録された。

松田が妊娠中にレコーディングされた曲であり、同アルバムは出産のために歌手活動を休業していた中で発売された唯一のオリジナルアルバムで、同年10月1日に誕生した子供が神田沙也加だった。

同年の「第28回日本レコード大賞」にて「アルバム大賞」を受賞し、前年の『第36回NHK紅白歌合戦』以来出産後初のテレビの音楽番組生出演を果たした。「瑠璃色の地球」「時間旅行」「ローラー・スケートをはいた猫」の計3曲をメドレーで披露し、歌唱中に感極まる場面もあった。

作詞松本隆は、当時連続オリコン1位記録を更新中であった松田の楽曲に数多く携わり、オリコン1位になった24曲のうち17曲の作詞を担当している。作曲の平井夏美は、音楽プロデューサー川原伸司の別名で、松田聖子作品では1981年シングル風立ちぬ」のB面「Romance」の作曲も行っていた。オリジナルバージョンの編曲は武部聡志

松田の楽曲の中で特に人気の高い曲の一つであり、シングルカットはされていないが「白い夜」とのカップリングでプロモーション用EPが存在し、ミュージックビデオも作成されている[音源・映像 1]。ミュージックビデオのフルサイズは2000年発売のCD-BOX『SEIKO SUITE』に収められているDVDにて初の商品化となった。

ファンのリクエストによって収録曲が決まるベスト・アルバム『Another Side of Seiko 27 (14)』においては、シングル曲を除いた作品を対象にしたアンケートで1位となっている。同アルバムには「瑠璃色の地球 2003」として原田真二編曲によるセルフカヴァー・バージョンも収録された。

1995年1999年に高等学校の音楽教科書に掲載されるなど、合唱用の楽曲として教育現場でも広く歌われている[1]

2010年4月、STS-131ミッションが行われていた国際宇宙ステーションにおいて、同曲がウェイクアップコールとしてNASAジョンソン宇宙センター内のミッションコントロールセンターより流された。搭乗していた山崎直子宇宙飛行士に向けて選曲されたものである[注 1]。同月16日、日本テレビ系「DON!」でこのニュースが紹介された際、出演者の神田沙也加が「この曲を聴くと安心するような不思議な気持ちになる。ボーカルもちょっと違って聞こえる」とコメントした。

2020年7月15日より自身によるセルフカヴァーとしては2度目となる「瑠璃色の地球 2020」が各種配信サイトにてリリース[2][音源・映像 2]。その後、オリジナルアルバム『SEIKO MATSUDA 2020』にも収録された。

NHK紅白歌合戦

編集

収録作品

編集

オリジナル版

編集

瑠璃色の地球 2003

編集
  • Another Side of Seiko 27(2003年11月27日発売)
  • Another side of Seiko 14(2003年11月27日発売)

中国語バージョン

編集

瑠璃色の地球 2020

編集

カバー

編集

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ 同曲とアニメーション映画天空の城ラピュタ』の劇中曲「ハトと少年」が選曲された。
  2. ^ インストゥルメンタルアルバム

出典

編集
  1. ^ 『歌い継がれる名曲案内 音楽教科書掲載作品10000』日本アソシエイツ、2011年、593頁、703頁。ISBN 978-4816922916
  2. ^ 松田聖子、「瑠璃色の地球 2020」リリース+スペシャル映像企画スタート”. BARKS (2020年7月15日). 2020年7月26日閲覧。
  3. ^ 白波 新CM「この地球の日々たちへ。」公開のお知らせ”. 薩摩酒造株式会社. 2017年4月14日閲覧。
  4. ^ 株式会社東芝 企業TV-CM曲で、松田聖子さんのカバー曲「瑠璃色の地球」歌唱決定!』(プレスリリース)株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント、2021年11月26日https://www.jvcmusic.co.jp/-/News/A024306/109.html2021年12月31日閲覧 
  5. ^ 手嶌 葵 | 『瑠璃色の地球(「未来への航海」バージョン)』(株式会社東芝 企業CM曲)配信スタート | ビクターエンタテインメント”. ビクターエンタテインメント | Victor Entertainment. 2023年10月24日閲覧。
  6. ^ 小泉今日子、広瀬すず、加瀬亮らが松本隆の詞を朗読、ディレクターは是枝裕和”. 音楽ナタリー (2015年5月22日). 2015年5月26日閲覧。
  7. ^ 宝塚OGによるカバーアルバム第2弾発売決定 昭和の歌謡名曲が男役歴代トップスター達によって蘇る”. Billboard Japan (2015年4月23日). 2015年4月23日閲覧。
  8. ^ 米倉利紀が初のカバー集で沢田研二、松田聖子、オリラブ、米米らを熱唱”. 音楽ナタリー (2015年8月26日). 2022年8月3日閲覧。

音源・映像

編集
  1. ^ (日本語) 松田聖子 『瑠璃色の地球』ミュージックビデオ(2コーラス), https://www.youtube.com/watch?v=ddxZ7LkUH-M 2023年10月24日閲覧。 
  2. ^ (日本語) 瑠璃色の地球 2020 MV, https://www.youtube.com/watch?v=xhnYYIKG6cI 2023年10月24日閲覧。 
  3. ^ (日本語) Hayley Westenra - Ruri Iro No Chikyuu (るり色の地球), https://www.youtube.com/watch?v=jBdyq7Kzoe8 2023年10月24日閲覧。 
  4. ^ (日本語) 瑠璃色の地球(「未来への航海」バージョン), https://www.youtube.com/watch?v=ZgysLX7ZQz8 2023年10月24日閲覧。 
  5. ^ (日本語) 瑠璃色の地球, https://www.youtube.com/watch?v=Djxd2S4J67I 2023年10月24日閲覧。 
  6. ^ (日本語) はいだしょうこ「瑠璃色の地球」- 松田聖子(フル)〈公式〉, https://www.youtube.com/watch?v=1BaXEa6u8cs 2023年10月24日閲覧。 
  7. ^ (日本語) 瑠璃色の地球 ナターシャ・グジー / Ruriiro no Chikyuu by Nataliya GUDZIY, https://www.youtube.com/watch?v=v8wuCLEprnY 2023年10月24日閲覧。 
  8. ^ (日本語) Ruriirono Chikyuu, https://www.youtube.com/watch?v=H0a3WvzK7xQ&list=OLAK5uy_l-40ncFrUmrq4z5GRkXby84-bei9n7lms&index=7 2023年10月24日閲覧。 
  9. ^ (日本語) 【音楽】~未来を信じて~瑠璃色の地球/松田聖子(カヴァー・歌と吹奏楽・歌詞付き)瑠璃色の地球, https://www.youtube.com/watch?v=gLNZwRgmlXA 2023年9月2日閲覧。