王建(ワン・ゴン、日本語読み:おう けん、朝鮮語: 왕건ラテン文字Wang Geon, DDH-978)は、大韓民国海軍駆逐艦李舜臣級駆逐艦の4番艦。艦名は高麗を建国した太祖王建に由来する。

王建
基本情報
建造所 現代重工業
運用者  大韓民国海軍
艦種 駆逐艦
級名 李舜臣級
艦歴
起工 2003年
進水 2005年5月4日
就役 2006年11月10日
要目
基準排水量 4,400トン
満載排水量 5,500トン
全長 154.4m
最大幅 16.9 m
吃水 4.3m
機関 CODOG方式
主機MTU 20V956 TB92
 ディーゼルエンジン×2基
LM2500
 ガスタービンエンジン×2基
推進 スクリュープロペラ×2軸
出力 ディーゼル8,000馬力
ガスタービン58,200馬力
速力 29ノット
航続距離 4,000海里 (18kt巡航時)
乗員 200名 (士官18名)
兵装62口径127mm単装砲×1基
ゴールキーパーCIWS×1基
Mk.41 VLS×32セル
RAM近SAM 21連装発射機×1基
SSM 4連装発射筒×2基
3連装短魚雷発射管×2基
搭載機 リンクス哨戒ヘリコプター×2機
C4ISTAR KNTDSリンク 11
SSCS Mk.7WDS Mk.14
レーダーAN/SPS-49(v)5 対空捜索用基
MW-08 低空警戒・対水上捜索用
・DTR-92 航法用
STIR-240 射撃指揮用×2基
ソナーDSQS-21BZ 艦底装備式
・SQR-220K 曳航式
電子戦
対抗手段
・SLQ-200(v)5K電波探知妨害装置
・DAGAIE Mk.2 デコイ発射機×4基
・SLQ-260K 対魚雷デコイ装置
AN/SLQ-25 対魚雷デコイ装置
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艦歴

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「王建」は、KDX-IIに基づく4,400トン級駆逐艦として現代重工業で建造され、2005年5月4日進水、2006年11月10日に就役した。

2009年7月3日、日韓救難共同訓練のため「DDH-973 楊万春」とともに舞鶴に入港し[1]7月6日には日本海にて「DE-229 あぶくま」、「DD-111 おおなみ」ほかP-3哨戒機など3機とともに参加する[2][3]

2010年8月9日清海部隊第5次隊としてソマリア沖・アデン湾へ向けて釜山から出航する。途中ではスリランカコロンボに寄港し、8月26日には韓国海軍としては初めての訪問となる南アフリカ共和国ケープタウンに寄港し朝鮮戦争に参戦した南アフリカと開戦60周年式典に参加する[4]。同年9月13日から船舶護衛任務を開始し、2011年1月20日に帰国する[5]

2012年4月23日に清海部隊第10次隊として釜山海軍作戦基地から出航し、5月中旬に護衛任務を開始し、10月頃まで継続する予定[6]

2013年5月3日に清海部隊第13次隊として釜山海軍作戦基地から出航、6月初旬に任務を開始し、10月頃まで継続する予定[7]

脚注

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