玉若酢命神社古墳群(たまわかすみことじんじゃこふんぐん)は、島根県隠岐郡隠岐の島町下西にある古墳群。島根県指定史跡に指定されている。

8号墳と説明板

概要

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八尾平野の南側丘陵に分布する古墳群である[1]。南東の麓には玉若酢命神社境内が立地する。古墳群は前方後円墳1基(8号墳)と円墳14基の計15基から成り、前方後円墳は尾根頂上部に、他の円墳は玉若酢命神社境内から山頂への途中一帯に分布する[2]

古墳群中で最大規模の前方後円墳(8号墳)は、墳丘長33.2メートル、後円部直径19メートル、後円部高さ2メートルで、墳丘を良好に遺存する[2]。後円部墳頂には、板状・方形状の石が散在する[1]。円墳は直径10-15メートル前後で、3・4基ごとにひとまとまりを成す[2]。円墳のうち3号墳は横穴式石室を持ち、その内部からは大刀・須恵器が検出されている[2]。この3号墳の様相から、古墳群全体としても古墳時代後期頃の築造と推定されるが、3号墳以外の調査は実施されておらず詳細は明らかでない[2]

古墳群の分布域は、1972年昭和47年)7月28日に島根県指定史跡に指定されている[2]

文化財

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島根県指定文化財

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  • 史跡
    • 玉若酢命神社古墳群 - 昭和47年7月28日指定[2]

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b 玉若酢命神社古墳群(平凡社) & 1995年.
  2. ^ a b c d e f g 史跡説明板(2000年設置)。

参考文献

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  • 玉若酢命神社境内の説明板(島根県教育委員会・隠岐島後教育委員会、1992年3月設置)
  • 8号墳そばの史跡説明板(島根県教育委員会・隠岐島後教育委員会、2000年3月設置)
  • 「玉若酢命神社古墳群」『日本歴史地名大系 33 島根県の地名』平凡社、1995年。ISBN 4582490336 

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯36度12分28.37秒 東経133度18分40.92秒 / 北緯36.2078806度 東経133.3113667度 / 36.2078806; 133.3113667 (玉若酢命神社古墳群)