狂気のスラッシュ感染
『狂気のスラッシュ感染』(きょうきのスラッシュかんせん、原題:Spreading the Disease)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、アンスラックスが1985年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
『狂気のスラッシュ感染』 | ||||
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アンスラックス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ヘヴィメタル、スラッシュメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | アイランド・レコード/メガフォース・レコード | |||
プロデュース |
アンスラックス、カール・キャネディ エグゼクティブ・プロデューサー:ジョン・ザズーラ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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アンスラックス アルバム 年表 | ||||
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背景
編集バンドはEP「アームド・アンド・デンジャラス」より、ジョーイ・ベラドナ(ボーカル)とフランク・ベロ(ベース)を迎えた新体制となった[2]。収録曲「A.I.R.」のタイトルは「Adolescence in Red」の略である[3]。なお、スコット・イアンとチャーリー・ベナンテは、本作のギター・トラックの録音終了後、ビリー・ミラノ(後にM.O.D.を結成)、ダン・リルカ(アンスラックスのオリジナル・ベーシスト)と共にサイド・プロジェクト「ストームトゥルーパーズ・オブ・デス」を結成した[4]。
反響・評価
編集アメリカではバンド初のBillboard 200入りを果たし、1986年3月29日付のチャートで最高113位を記録した[1]。
増田勇一は『BURRN!』誌1986年2月号のレヴュー(当時は日本盤が発売されておらず「輸入盤アルバム」の枠内で紹介)で91点を付け「彼らはいわゆるスラッシュ・メタルと、メイデンのような典型的HMのちょうど中間に位置しているのだろう」「ヴォーカリストに恵まれている分だけ、案外メタリカよりも受け入れられ易いのではないか?」と評している[5]。また、スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、ジョーイ・ベラドナのボーカルに関して「ハードコア的なシャウトと、驚くほど豊かなメロディの両方をこなしている」と評している[6]。
収録曲
編集特記なき楽曲はアンスラックス作。
- A.I.R. "A.I.R." – 5:45
- ローン・ジャスティス "Lone Justice" – 4:37
- マッドハウス "Madhouse" – 4:19
- S.S.C./スタンド・オア・フォール "S.S.C. / Stand or Fall" – 4:07
- エネミー "The Enemy" – 5:25
- アフターショック "Aftershock" – 4:28
- アームド・アンド・デンジャラス "Armed and Dangerous" (Anthrax, Neil Turbin, Dan Lilker) – 5:43
- メデューサ "Medusa" (Anthrax, Jon Zazula) – 4:44
- ガング・ホー "Gung Ho" (Anthrax, N. Turbin, D. Lilker) – 4:36
デラックス・エディション盤ボーナス・トラック
編集- メデューサ(ジョーイ・ベラドナ・デモ) "Medusa (Joey Belladonna Demo)" (Anthrax, J. Zazula) – 4:47
デラックス・エディション盤ボーナス・ディスク
編集1. - 8.は1987年3月の中野サンプラザ公演におけるライヴ録音、9.以降は1984年録音のリズム・トラック・デモである[7]。
- A.I.R. "A.I.R. (Live)" – 6:21
- メタル・スラッシング・マッド "Metal Thrashing Mad (Live)" – 2:48
- エネミー "The Enemy (Live)" – 6:11
- マッドハウス "Madhouse (Live)" – 3:57
- ハウリング・フューリーズ "Howling Furies (Live)" – 4:02
- アームド・アンド・デンジャラス "Armed and Dangerous (Live)" – 4:31
- ガング・ホー "Gung-Ho (Live)" – 4:24
- ソルジャーズ・オブ・メタル "Soldiers of Metal (Live)" – 2:57
- ローン・ジャスティス "Lone Justice" – 4:40
- ガング・ホー "Gung-Ho" – 4:24
- メタル・スラッシング・マッド "Metal Thrashing Mad" – 2:45
- レイズ・ヘル "Raise Hell" – 3:57
- スタンド・オア・フォール "Stand or Fall" – 3:43
- アフターショック "Aftershock" – 4:32
- アームド・アンド・デンジャラス "Armed and Dangerous" – 5:46
- マッドハウス "Madhouse" – 4:09
- エネミー "The Enemy" – 5:29
参加ミュージシャン
編集脚注
編集- ^ a b “Anthrax - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2023年8月15日閲覧。
- ^ “ANTHRAX - Megaforce Records To Reissue Fistful of Metal And Armed And Dangerous On One CD”. BraveWords (2005年2月18日). 2023年8月15日閲覧。
- ^ Prato, Greg (2017年5月9日). “Charlie Benante (Anthrax): Songwriter Interviews”. Songfacts. 2023年8月15日閲覧。
- ^ “STORMTROOPERS OF DEATH Members Reunite To Record 'Quarantine Version' Of 'March Of The S.O.D.' (Video)”. Blabbermouth.net (2020年4月8日). 2023年8月15日閲覧。
- ^ 『BURRNIN' VINYL VOL.1』バーン・コーポレーション、1991年9月25日、137頁。ISBN 4-401-61346-5。
- ^ Huey, Steve. “Anthrax - Spreading the Disease Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年8月15日閲覧。
- ^ “アンスラックス『狂気のスラッシュ感染』発売30周年記念のデラックス・エディションが日本でも発売に”. amass.jp (2015年11月21日). 2023年8月15日閲覧。
外部リンク
編集- 狂気のスラッシュ感染 - Discogs (発売一覧)