狂気のスラッシュ感染

アンスラックスのアルバム

狂気のスラッシュ感染』(きょうきのスラッシュかんせん、原題:Spreading the Disease)は、アメリカ合衆国ヘヴィメタルバンドアンスラックス1985年に発表した2作目のスタジオ・アルバム

『狂気のスラッシュ感染』
アンスラックススタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ヘヴィメタルスラッシュメタル
時間
レーベル アイランド・レコード/メガフォース・レコード
プロデュース アンスラックス、カール・キャネディ
エグゼクティブ・プロデューサージョン・ザズーラ英語版
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 113位(アメリカ[1]
  • アンスラックス アルバム 年表
    フィストフル・オブ・メタル
    (1984年)
    狂気のスラッシュ感染
    (1985年)
    アマング・ザ・リヴィング
    (1987年)
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    背景

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    バンドはEP「アームド・アンド・デンジャラス」より、ジョーイ・ベラドナ(ボーカル)とフランク・ベロ(ベース)を迎えた新体制となった[2]。収録曲「A.I.R.」のタイトルは「Adolescence in Red」の略である[3]。なお、スコット・イアンとチャーリー・ベナンテは、本作のギター・トラックの録音終了後、ビリー・ミラノ(後にM.O.D.を結成)、ダン・リルカ(アンスラックスのオリジナル・ベーシスト)と共にサイド・プロジェクト「ストームトゥルーパーズ・オブ・デス」を結成した[4]

    反響・評価

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    アメリカではバンド初のBillboard 200入りを果たし、1986年3月29日付のチャートで最高113位を記録した[1]

    増田勇一は『BURRN!』誌1986年2月号のレヴュー(当時は日本盤が発売されておらず「輸入盤アルバム」の枠内で紹介)で91点を付け「彼らはいわゆるスラッシュ・メタルと、メイデンのような典型的HMのちょうど中間に位置しているのだろう」「ヴォーカリストに恵まれている分だけ、案外メタリカよりも受け入れられ易いのではないか?」と評している[5]。また、スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、ジョーイ・ベラドナのボーカルに関して「ハードコア的なシャウトと、驚くほど豊かなメロディの両方をこなしている」と評している[6]

    収録曲

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    特記なき楽曲はアンスラックス作。

    1. A.I.R. "A.I.R." – 5:45
    2. ローン・ジャスティス "Lone Justice" – 4:37
    3. マッドハウス "Madhouse" – 4:19
    4. S.S.C./スタンド・オア・フォール "S.S.C. / Stand or Fall" – 4:07
    5. エネミー "The Enemy" – 5:25
    6. アフターショック "Aftershock" – 4:28
    7. アームド・アンド・デンジャラス "Armed and Dangerous" (Anthrax, Neil Turbin, Dan Lilker) – 5:43
    8. メデューサ "Medusa" (Anthrax, Jon Zazula) – 4:44
    9. ガング・ホー "Gung Ho" (Anthrax, N. Turbin, D. Lilker) – 4:36

    デラックス・エディション盤ボーナス・トラック

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    1. メデューサ(ジョーイ・ベラドナ・デモ) "Medusa (Joey Belladonna Demo)" (Anthrax, J. Zazula) – 4:47

    デラックス・エディション盤ボーナス・ディスク

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    1. - 8.は1987年3月の中野サンプラザ公演におけるライヴ録音、9.以降は1984年録音のリズム・トラック・デモである[7]

    1. A.I.R. "A.I.R. (Live)" – 6:21
    2. メタル・スラッシング・マッド "Metal Thrashing Mad (Live)" – 2:48
    3. エネミー "The Enemy (Live)" – 6:11
    4. マッドハウス "Madhouse (Live)" – 3:57
    5. ハウリング・フューリーズ "Howling Furies (Live)" – 4:02
    6. アームド・アンド・デンジャラス "Armed and Dangerous (Live)" – 4:31
    7. ガング・ホー "Gung-Ho (Live)" – 4:24
    8. ソルジャーズ・オブ・メタル "Soldiers of Metal (Live)" – 2:57
    9. ローン・ジャスティス "Lone Justice" – 4:40
    10. ガング・ホー "Gung-Ho" – 4:24
    11. メタル・スラッシング・マッド "Metal Thrashing Mad" – 2:45
    12. レイズ・ヘル "Raise Hell" – 3:57
    13. スタンド・オア・フォール "Stand or Fall" – 3:43
    14. アフターショック "Aftershock" – 4:32
    15. アームド・アンド・デンジャラス "Armed and Dangerous" – 5:46
    16. マッドハウス "Madhouse" – 4:09
    17. エネミー "The Enemy" – 5:29

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b Anthrax - Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2023年8月15日閲覧。
    2. ^ ANTHRAX - Megaforce Records To Reissue Fistful of Metal And Armed And Dangerous On One CD”. BraveWords (2005年2月18日). 2023年8月15日閲覧。
    3. ^ Prato, Greg (2017年5月9日). “Charlie Benante (Anthrax): Songwriter Interviews”. Songfacts. 2023年8月15日閲覧。
    4. ^ STORMTROOPERS OF DEATH Members Reunite To Record 'Quarantine Version' Of 'March Of The S.O.D.' (Video)”. Blabbermouth.net (2020年4月8日). 2023年8月15日閲覧。
    5. ^ 『BURRNIN' VINYL VOL.1』バーン・コーポレーション、1991年9月25日、137頁。ISBN 4-401-61346-5 
    6. ^ Huey, Steve. “Anthrax - Spreading the Disease Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年8月15日閲覧。
    7. ^ アンスラックス『狂気のスラッシュ感染』発売30周年記念のデラックス・エディションが日本でも発売に”. amass.jp (2015年11月21日). 2023年8月15日閲覧。

    外部リンク

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