源 淳子(みなもと じゅんこ、1947年8月2日- )は、仏教研究者、女性問題研究者。

島根県生まれ。大谷大学大学院博士課程満期退学[1]関西大学人権問題研究室委嘱研究員他大学非常勤講師。仏教における女性差別などの問題を研究、一時期大越愛子と共著を刊行していた。

その他

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2018年12月京都市東本願寺で開催された人権週間のギャラリー展に於いて、源がパネルの展示を監修したが、パネルのうち3枚が、ギャラリー展を主催する真宗大谷派の意向により差し替えられた。源は、女性差別に関する核心の部分が外されたとして、同派に対し抗議文を送付している[2]

著書

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  • 『鎌倉浄土教と女性』永田文昌堂 1981
  • 『仏教と性 エロスへの畏怖と差別』三一書房 1996
  • 『フェミニズムが問う仏教 教権に収奪された自然と母性』三一書房 1996
  • 『フェミニズムが問う王権と仏教 近代日本の宗教とジェンダー』三一書房 1998
  • 『「母」たちの戦争と平和 戦争を知らないわたしとあなたに』三一書房 2008
  • 『自分らしい終末や葬儀の生前準備 ―「生老病死」を考える』あけび書房 2017
  • 『仏教における女性差別を考える― 親鸞とジェンダー』あけび書房 2020
  • 『いつまで続く「女人禁制」― 排除と差別の日本社会をたどる』解放出版社 2020

共著

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  • 『女性と東西思想』大越愛子共著 勁草書房 1985
  • 『解体する仏教 そのセクシュアリティ観と自然観』大越愛子共著 大東出版社 1994
  • 『「女人禁制」Q&A』(編著)解放出版社 2005

論文

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脚注

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