湖畔駅
かつて日本の北海道幌加内町にあった北海道旅客鉄道の駅
湖畔駅(こはんえき)は、北海道(空知支庁)雨竜郡幌加内町字朱鞠内にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線の駅(廃駅)である。
湖畔駅 | |
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湖畔駅(1988年7月撮影) | |
こはん Kohan | |
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所在地 | 北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 深名線 |
キロ程 | 80.7 km(深川起点) |
電報略号 | コハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1956年(昭和31年)5月1日[1] |
廃止年月日 | 1995年(平成7年)9月4日[1] |
備考 | 深名線廃線に伴い廃駅 |
歴史
編集深名線では1955年(昭和30年)8月9日にレールバス(キハ01形)の運行が開始されたが、それに伴って多数開業した仮乗降場由来の駅の一つである[2]。幌加内町内の同様の仮乗降場はいずれも1955年(昭和30年)内に開業しているが、当駅のみ翌年の1956年(昭和31年)開業である[2]。
年表
編集- 1956年(昭和31年)5月1日- 日本国有鉄道深名線の湖畔仮乗降場(局設定)として開業[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。同時に駅に昇格[1]。湖畔駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)3月10日 - 営業キロ設定[1]。
- 1995年(平成7年)9月4日 - 深名線の廃線に伴い廃止となる[3]。
駅名の由来
編集朱鞠内湖の湖畔にあることから[3]。ただし当駅から湖畔までは約2キロメートル(徒歩で約30分)ほど離れていた。
駅構造
編集廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の西側(名寄方面に向かって左手側)に存在した。分岐器を持たない棒線駅となっていた[4]。
無人駅であり駅舎はないがホーム南側の出入口附近に待合所を有していた[4]。待合所の壁には朱鞠内湖のイラスト入りの「歓迎 道立自然公園朱鞠内湖」と記載された看板が掲示されていた[4]。ホームは深川方(南側)にスロープを有し[4]駅施設外に連絡していた。
利用状況
編集- 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は0人[4]。
駅周辺
編集- 国道275号(美深国道)
- 北海道道528号蕗の台朱鞠内停車場線
- 朱鞠内湖(雨竜第1ダム)
- 雨竜川[5]
- ふれあいの家まどか
- ジェイ・アール北海道バス深名線「三股」停留所
駅跡
編集2000年(平成12年)時点では駅跡は判別可能であった[6]。2010年(平成22年)時点では駅跡からの線路跡が伸びていることを確認できた[7]。2010年(平成22年)時点でも線路跡は同様で、駅跡自体は原野になっていた[8]。現在はバス停留所と転回場となっている。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、847-848頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d 白山, 友正 編『幌加内村史』幌加内村、1958年11月1日、531頁。doi:10.11501/3025390 。
- ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 194. ISBN 4-89391-549-5
- ^ a b c d e 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)77ページより。
- ^ 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)15ページより。
- ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング、2000年1月発行)36-37ページより。
- ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)42-43ページより。
- ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社、2011年9月発行)179-180ページより。