the fascinations
(渡辺雅美から転送)
the fascinations(ザ・ファシネイションズ)は、ヴィブラフォン奏者、渡辺雅美を中心に結成された日本のクラブ・ジャズ・バンド。レーベルはhigh contrast recordings(VIVID SOUND)。
2002年のメジャー・デビュー以降、2004年のhigh contrast recordings移籍後も、渋谷系サウンドが楽曲アレンジの中心だったが、その後、2006年に大幅なメンバーチェンジが行われたころを境に、ジャズ・スタンダードやロック、ポップスなどに大胆なアレンジを施すなど、いわゆるジャズの固定観念とは距離を置いた「パンキッシュ・ジャズ」を標榜。それまでのファッショナブルさに加え、ソウルミュージックやパンクロック、ハードロックの要素を積極的に取り入れ、特にライブパフォーマンスは、ヴィブラフォンの優雅な響きとは裏腹に、渡辺雅美と三浦邦彦を中心に各パートのハードなせめぎ合いが見られる。
メンバー
編集ディスコグラフィ
編集アルバム
編集- soulful strut (2002.8.21)
- MTCB-1002
- basement Label
- fascinated groove
- at nineteen
- black coffee
- summer dizziness
- autumn theme
- the love song from may
- fascinated groove (punky fuckin' mix)
- the fascinations (2004.11.17)
- HCCD-9508
- highcontrast recordings
- fascinated groove (la paresse...)
- just you, just me
- i make a fool of myself
- bluesette
- stone cold
- stinger
- fascinated blues
- just you, just me...take 2
- the beauties of nature
- i make a fool of myself Hase Hajimu remix
- fascinated groove (la paresse…) IWAMURA manabu remix
- color code (2006.11.15)
- HCCD-9516
- highcontrast recordings
- Sail Away
- L-O-V-E feat. hino tomoka(metro trip)
- Lovin' You
- Allegria
- Blue Tone
- The Sidewinder
- Je Te Veux
- Rush
- Tin Tin Deo
- Kiss of Life
- Moonlight Serenade feat. 戸川昌子
- Fascinated Groove 2006
- L-O-V-E(Hase Hajimu Remix)[Bonus Track]
- quiet dance (2007.12.5)
- HCCD-9524
- highcontrast recordings
- Rock the Casbah feat. Kazuho Oogiya
- Matador
- Rock with You
- Lady F.
- Funny Walk
- But Not for Me feat. Tetsuro Yafune
- Fascinated Waltz
- Next Step
- Blues Minor
- Never Did I Stop Loving You feat. Tetsuro Yafune
- タワーレコードJ-JAZZウイークリーチャートで最高1位、ベストセラーチャートで最高2位を記録。
- latona (2009.4.15)
- HCCD-9528
- highcontrast recordings by VIVID SOUND
- latona
- the st. vitus dance
- y funk
- mexican hip dance
- mellow dancer
- beyond the moon
- speedball
- the dirt
- 'round about midnight feat.kurofune lady
ミニアルバム
編集- my funny vibraphone (2007.2.1)
- ヴィレッジヴァンガード限定盤。
シングル
編集- i make a fool of myself (2005.2.16)
- アナログ7インチレコード。
- ピエール・バルーの娘、まや・バルー参加。
- fascinated groove(la paresse...) (2004.11.3)
- アナログ10インチレコード。
- ボーカルにピエール・バルーをフィーチャー。本曲はピエール・バルー2007年発売のアルバム『Daltonien』(仏Saravah)にも収録。
- L-O-V-E (2006.10.20)
- アナログ10インチレコード。
- metro tripの日野友香がボーカルとして参加。
- Rock The Casbah (2007.11.23)
- アナログ10インチレコード。
- ザ・クラッシュのRock The Casbahのカバー。ボーカルは扇谷一穂。
その他
編集- inverno / Tokyo Bossa Nova
- Blue Note 〜the 65th anniversary / Blue Splits
- WORLD STANDARD 04 / 須永辰緒
- routine jazz vol.6 / 小林径
- paris / Cool D:Visionparis(伊レーベル)
- Colours of Groove V / Pヴァイン
- Routine Jazz Presents "Nouvelle Vague" / 小林径監修
- Daltonien / ピエール・バルー(仏Saravah)(2007.7.25) - laparesse(fascinated groove)
- 上海スウィング / ヴィレッジヴァンガード限定盤(2007.12.5) - 本作では、ROCO、イズミカワソラの演奏も担当。
タイアップ
編集- fascinated groove
- オンワード自由区メンズCFイメージソング。
バンド編成
編集ライブによっては編成が、vib、dr、keyによるトリオや、vib、dr、key、gのカルテットなど変則編成も見られ、ベース抜きの場合は則岡徹が片手でシンセベースを担当する。これは普段別々にプロ活動しているミュージシャンによるバンド体制のため、それぞれのスケジュール調整がつかない場合の対応とされている。
その他
編集ヴィブラフォン、マリンバ奏者の第一人者、渡辺義章は渡辺雅美の父。生前の義章は多くのレコーディングに参加し、数々の演奏を遺している。福島県いわき市出身。
朝丘雪路がジャズコンサートを行う場合は、三浦邦彦がドラムス担当で参加している。
外部リンク
編集- 渡辺雅美 the fascinations official website - 公式サイト
- highcontrast recordings website - レーベル
- ドラムス三浦邦彦ウェブサイト
- ジャズギタリスト塩川俊彦のホームページ - ウェイバックマシン(2019年1月28日アーカイブ分)
- ジャズピアニスト則岡徹ホームページ - ウェイバックマシン(2007年9月21日アーカイブ分)
- ジャズベーシスト西川輝正のブログ
- 有限会社オフィスサーティーマイル