渡辺 忠綱(わたなべ ただつな)は、江戸時代前期の旗本。
慶長12年(1604年)、渡辺重綱の三男として誕生した。
江戸幕府から直接拝領していた、武蔵領3000石を父・重綱より分領されるが、寛永元年(1623年)、二十歳にて早逝。その後、弟・吉綱に引き継がれる。
兄・忠綱の死を悲しんだ吉綱と、重綱は神田台に向岡山渡邉院忠綱寺と冠して一寺を建立し、その菩提を弔った。