渡島トンネル
日本の北海道で建設中の鉄道トンネル
渡島トンネル(おしまトンネル)は、現在着工中の北海道新幹線の新函館北斗駅 - 新八雲駅(仮称)間において建設中の全長32,675m[1]の鉄道トンネルである。
建設中の渡島トンネル(起点 新青森方坑口 2022年7月) | |
概要 | |
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路線 | 北海道新幹線(新函館北斗駅 - 新八雲駅(仮称)間) |
位置 | 北海道 |
現況 | 建設中 |
起点 | 北海道北斗市 |
終点 | 北海道二海郡八雲町 |
運用 | |
通行対象 | 鉄道車両(新幹線専用) |
技術情報 | |
全長 | 32,675m |
軌道数 | 2(複線) |
軌間 | 1,435mm(標準軌) |
電化の有無 | 有(交流25,000V・50ヘルツ) |
設計速度 | 260km/h |
2031年春に予定されている北海道新幹線の新函館北斗駅 - 札幌駅間の開業時には、東北新幹線の八甲田トンネル(26,455m)を約6.2km上回り、普通鉄道の陸上トンネルとしては国内最長となる予定である[2]。工事は7つの工区に分けられ、2024年度の完成を目指す[3]。
当初この区間は、新函館北斗駅から国道227号と交差する地上部を挟んで村山トンネル(5,265m)と渡島トンネル(26,470m[4])の2本のトンネルが建設される予定であったが、後の地形・地質の調査により、中間の地上区間(との交差部[5])において「治山の必要性が高く、大規模な斜面対策を要する[6]」ことに伴い線路勾配を変更の上で一体化する計画に変更された[1][7]。
出典
編集- ^ a b “道新幹線・渡島トンネルが陸上最長33kmに-村山と一体化”. 北海道建設新聞社. (2016年7月22日) 2016年7月23日閲覧。
- ^ 磁気浮上式鉄道である中央新幹線にはこれ以上の延長の陸上トンネルが2本計画されている。
- ^ “渡島トンネル、安全な工事を 北斗で祈願式 陸上では国内最長”. 北海道新聞 どうしんウェブ (北海道新聞社). (2016年11月8日) 2016年11月8日閲覧。
- ^ “北海道新幹線の概要”. 2016年1月30日閲覧。
- ^ “北海道新幹線に30km超の陸上トンネル建設へ…鉄道・運輸機構が計画変更”. Response. (2016年7月22日) 2016年7月23日閲覧。
- ^ “北海道新幹線 最長トンネルさらに長く 工事計画変更”. 北海道新聞 どうしんウェブ (北海道新聞社). (2016年7月23日) 2016年7月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “32キロの陸上トンネル誕生へ 北海道新幹線、国内最長”. 北海道新聞 どうしんウェブ (北海道新聞社). (2016年7月22日) 2016年7月23日閲覧。[リンク切れ]