清里町

北海道斜里郡の町

清里町(きよさとちょう)は、北海道オホーツク総合振興局管内の斜里郡にある

きよさとちょう ウィキデータを編集
清里町
町内から望む斜里岳
清里町旗
1953年制定
清里町章
1953年昭和28年)制定
周囲の円は町の和を表明し、中央の三角は斜里岳を図案化したもの[1]
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道オホーツク総合振興局
斜里郡
市町村コード 01546-6
法人番号 8000020015466 ウィキデータを編集
面積 402.76km2
総人口 3,649[編集]
住民基本台帳人口、2024年9月30日)
人口密度 9.06人/km2
隣接自治体 斜里郡斜里町小清水町
釧路総合振興局川上郡弟子屈町
根室振興局標津郡中標津町標津町
町の木 オンコ(1965年制定)[1]
町の花 ムクゲ(1965年制定)[1]
他のシンボル -
清里町役場
町長 古谷一夫
所在地 099-4492
北海道斜里郡清里町羽衣町13
北緯43度50分07秒 東経144度35分40秒 / 北緯43.83522度 東経144.59456度 / 43.83522; 144.59456座標: 北緯43度50分07秒 東経144度35分40秒 / 北緯43.83522度 東経144.59456度 / 43.83522; 144.59456
外部リンク 公式ウェブサイト

清里町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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地理

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オホーツク総合振興局東部、斜里町南部に接する。 斜里岳の麓に位置する。

町名の由来

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小清水村(→小清水町)・斜里町から分村した当時は斜里川の上流に位置することから上斜里村と称していたが、1955年(昭和30年)の町制施行にあたり「清らかな里という意味[1]」、また分村の歴史を将来に残す意味から母体となった「小水」「斜」から一文字ずつ採って「清里」とした[1][2]

歴史

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郡発足までの沿革

  • 江戸時代の斜里郡域は西蝦夷地に属し、当初は松前藩によって開かれたソウヤ場所に含まれる。
  • 1790年(寛政2年) - シャリ場所が設けられる。
  • 1796年(寛政8年) - 斜里神社が創建されている。
  • 1801年(享和元年) - 八王子千人同心によって釧路国川上郡虹別(現標茶町)から摩周湖の東を通り斜里郡トンダベックシを結ぶ斜里山道が開削された。
  • 1943年(昭和18年) - 小清水村(現小清水町)大字止別村の一部、斜里町大字斜里村の一部から分村、上斜里村(かみしゃりむら)となる。
  • 1955年(昭和30年) - 清里村に改称のち町制施行、清里町となる。
    • 同年、2大字を廃し、以下の各字に再編。
      • 斜里村 → 清里町、水元町、羽衣町、向陽、上斜里、江南、神威
      • 止別村 → 上斜里、江南、神威、川向、青葉、清泉、札弦町、緑町
  • 2011年(平成23年) - 町長選挙10期連続無投票の日本記録を樹立。
  • 2016年 - 日本で最も美しい村連合に加盟[3]

政治・行政

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2011年まで40年間、10期にわたって町長選挙が無投票当選で決定しており、約半世紀の間、民意が示された例を持たない。2011年の統一地方選挙では4期を務めた橋場博が引退、総務課長・古谷一夫が立候補を表明したが、石井久雄自由民主党清里支部長)の圧力に屈し、後に取り下げた[4][5]2015年第18回統一地方選挙44年ぶりに町長選が行われたが、新人を破って再選した。投票率は90.85%であった。[6][7]

不祥事

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パワハラ自殺

2021年2月、職員が庁舎内で自殺したことについて、2022年1月、委託の弁護士調査報告書は上司によるパワハラによるものと報告、町は上司を2階級降格させ、停職6ヶ月の懲戒処分に、町長を減給50%6か月、副町長を減給25%6か月とした[8]

経済

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産業

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農業(畑作)が盛ん。小麦テンサイ馬鈴薯たまねぎソバなどを生産。 平成4年度全国農村景観コンクールで100選(特選20選)に選定される。

町営の清里焼酎醸造所で、ジャガイモを主原料とした清里焼酎を製造する[9]1975年に町の特産品開発として着手し、1979年から日本初のじゃがいも焼酎として発売をはじめたものである[10]

立地企業

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  • JA清里町澱粉工場
  • 清里町焼酎醸造事業所
  • 札鶴ベニヤ工場

農協

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  • 清里町農業協同組合(JA清里町)

郵便局

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  • 清里郵便局(集配局)
  • 札弦郵便局(集配局)
  • 緑郵便局

公共機関

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道の機関

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警察

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地域

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人口

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清里町と全国の年齢別人口分布(2005年) 清里町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 清里町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
清里町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 8,646人
1975年(昭和50年) 7,332人
1980年(昭和55年) 6,774人
1985年(昭和60年) 6,355人
1990年(平成2年) 6,204人
1995年(平成7年) 5,705人
2000年(平成12年) 5,437人
2005年(平成17年) 5,025人
2010年(平成22年) 4,552人
2015年(平成27年) 4,221人
2020年(令和2年) 3,883人
総務省統計局 国勢調査より


教育

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  • 中学校
    • 清里中学校
    • 緑町(S43年度をもって廃校)
    • 光岳(S43年度をもって廃校)
    • 江南(S32年度をもって廃校)
    • 錦 (S40年度をもって廃校)
  • 小学校
    • 清里、光岳、緑町(江南、新栄はH22年度3月に閉校)
    • 美里(S50年度に廃校)
    • 錦 (S40年度をもって廃校)

交通

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清里町駅

空港

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鉄道

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バス

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斜里町や小清水町と結ばれていた一般路線バスは2018年(平成30年)度までに全廃。

道路

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道の駅

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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神の子池
 
さくらの滝

レジャー

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観光

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姉妹都市・提携都市

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出身の有名人

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脚注

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  1. ^ a b c d e ようこそ清里町のホームページへ”. 清里町. 2020年6月15日閲覧。
  2. ^ 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. p. 219. ISBN 978-4-88323-114-0 
  3. ^ 光嶋るい (2016年10月12日). “清里「美しい村」連合加盟 花と緑と交流のまちづくり評価 管内初 観光PRに期待” (日本語). 北海道新聞. どうしんウェブ/電子版(道東) (北海道新聞社). オリジナルの2016年10月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161013142935/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0326035.html 2016年10月13日閲覧。 
  4. ^ 自治再考:無投票・沈黙の民意/2 有力者が水面下調整
  5. ^ 統一地方選:町村長58人が無投票当選
  6. ^ 清里町長選、44年ぶりに関心高く 両陣営「投票率90%超も」”. 北海道新聞 . 2015年4月26日閲覧。
  7. ^ 44年ぶり選挙戦 現職が再選…清里町”. 読売新聞 . 2015年4月27日閲覧。
  8. ^ 「パワハラで職員が庁舎内で自殺、元上司を2階級降任 北海道清里町」【朝日新聞】2022年1月21日付
  9. ^ 清里じゃがいも焼酎(公式サイト)、2019年6月閲覧。
  10. ^ 朝日新聞デジタル「清里ジャガイモ焼酎40周年、仕込み始まる」、2015年9月23日付け。

外部リンク

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