海野福寿
日本史学研究者
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海野 福寿(うんの ふくじゅ、1931年 - )は、日本史学研究者。明治大学名誉教授。専門は日本近代史・近代日韓関係史研究[1][2]。
人物情報 | |
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生誕 |
1931年(92 - 93歳) 日本東京都 |
出身校 | 東京大学 |
学問 | |
研究分野 | 日本史(近代史) |
研究機関 | 静岡大学、明治大学 |
学位 | 農学博士 |
経歴
編集1931年、東京生まれ。東京大学大学院社会科学研究科に進み、農業経済学を学んだ。1961年、同大学大学院博士課程を修了。東京大学に提出した学位論文は『明治十年代における生糸・茶貿易の発展』で、農学博士号を取得した[3]。
その後は静岡大学法経短期大学部を経て[4]、1974年より明治大学文学部教授となる。2002年に明治大学を定年退職し、名誉教授の称号を受ける[5]。この間、1986年より1年間、ソウル大学経済研究所客員研究員をつとめる[2]。
著作
編集著書
編集- 『明治の貿易:居留地貿易と商権回復』塙書房〈塙選書 58〉1967
- 『日清・日露戦争』集英社〈集英社版 日本の歴史 18〉1992
- 『韓国併合』1995 岩波新書
- 『韓国併合史の研究』岩波書店 2000
- 『伊藤博文と韓国併合』青木書店 2004 [2]
共編著
編集- 『近代日本経済史を学ぶ』石井寛治、中村政則共編 1977 有斐閣選書
- 『殖産興業と報徳運動』加藤隆共編 東洋経済新報社 1978 明治大学社会科学研究所叢書
- 『静岡県の歴史 近代・現代編』原口清共著 静岡新聞社 1979
- 『静岡県の百年』原口清共著 山川出版社 1982 県民100年史
- 『西欧技術の移入と明治社会』編 有斐閣〈技術の社会史 第3巻〉 1982
- 『恨:朝鮮人軍夫の沖縄戦』権丙卓共著 河出書房新社 1987
- 『図説静岡県の歴史』永原慶二と責任編集 河出書房新社〈図説日本の歴史 22〉 1987
- 『家と村』大島美津子共校注 岩波書店〈日本近代思想大系 20〉1989
- 『日韓協約と韓国併合 朝鮮植民地支配の合法性を問う』編著 明石書店 1995[6]
- 『韓国併合始末 関係資料』編・解説 不二出版〈十五年戦争極秘資料集 補巻 7〉1998[7]
- 『韓国併合 外交史料』(上下 全2巻)編・解説 不二出版 2003[8]
- 『陸軍登戸研究所 隠蔽された謀略秘密兵器開発』山田朗、渡辺賢二共編 青木書店 2003 明治大学人文科学研究所叢書
監修
編集- 『明治維新と近代日本の形成―明治時代―』漫画:井上大助 集英社文庫〈漫画版 日本の歴史 8 明治時代〉2007[1]
脚注
編集- ^ a b 監修者紹介 紀伊國屋書店.2023年12月11日閲覧。
- ^ a b c 著者紹介 紀伊國屋書店.2023年12月11日閲覧。
- ^ CiNii(博士論文・海野福寿)
- ^ 海野 福寿 静岡大法経短大, 教授 KAKEN.2023年12月11日閲覧。
- ^ この人物について CiNii
- ^ 内容紹介・目次 明石書店
- ^ "本書「解説」は28頁の力作論文である。" 不二出版
- ^ 宮田節子. “推薦の辞:厳しい目で選ばれた最も基本的な史料集” (PDF 1566KB). 不二出版. 2023年12月12日閲覧。