浦田一郎
浦田 一郎(うらた いちろう、1946年 - )は、日本の法学者(憲法学) 。専門は、フランス憲法・平和主義。学位は、法学博士(一橋大学・論文博士・1988年)。一橋大学名誉教授。前明治大学法学部教授。民主主義科学者協会法律部会理事長、全国憲法研究会代表、憲法理論研究会運営委員長等を歴任。
人物
編集大阪府豊中市生まれ。一橋大学法学部在学中に旧司法試験に合格。フランス憲法などが専門の杉原泰雄教授の指導の下、一橋大学大学院法学研究科を修了し[1]、一橋大学大学院法学研究科教授を務めた。
ヨーガや落語、自転車、ファッションが趣味で、大学では憲法の講義の他、ヨーガの授業なども行った[2]。 指導学生に多田一路(立命館大学教授)、齊藤笑美子(茨城大学准教授)など。
略歴
編集学歴
編集- 1965年3月 東京都立立川高等学校卒業
- 1968年9月 旧司法試験合格
- 1969年3月 一橋大学法学部 卒業
- 1972年 一橋大学大学院法学研究科修士課程修了
- 1974年 一橋大学大学院法学研究科博士課程中退
- 1988年 一橋大学より法学博士の学位を取得(指導:杉原泰雄、学位論文「シエースの憲法思想」)
職歴
編集- 1974年 山形大学教養部専任講師(文部教官)
- 1978年 同助教授昇格
- 1983年 一橋大学法学部助教授に異動
- 1987年 同教授昇格
- 1991年 日本学術会議公法学研究連絡委員
- 1999年 一橋大学大学院法学研究科教授(改組)、文部科学省視学委員
- 2002年 一橋大学大学院法学研究科長・教授
- 2004年 憲法理論研究会運営委員長
- 2008年 明治大学大学院法務研究科法務専攻教授
- 2009年 全国憲法研究会代表
- 2010年 一橋大学名誉教授
- 2011年 明治大学法学部・大学院法学研究科公法学専攻教授に異動
- 2012年 民主主義科学者協会法律部会理事長
- 2017年 明治大学法学部・大学院法学研究科公法学専攻教授を定年退職
主な著作
編集単著
編集- 『シェースの憲法思想』(勁草書房、1987年、学位論文)
- 『現代の平和主義と立憲主義』(日本評論社、1995年)
- 『立憲主義と市民』(信山社、2005年)
- 『自衛力論の論理と歴史 憲法解釈と憲法改正のあいだ』(日本評論社、2012年)
- 『政府の憲法九条解釈 内閣法制局資料と解説』(信山社、2013年)
共著、共編著
編集- 『日本国憲法史年表』(辻村みよ子、山内敏弘、渡辺治)(勁草書房、1998年)
- 『基本判例〈1〉憲法』(右崎正博)(法学書院、1999年、第2版2004年、第3版2009年、第4版2014年)
- 『憲法答弁集(1947-1999)』(浅野一郎、杉原泰雄、浅野善治、岩崎隆二、植村勝慶、川崎政司、只野雅人)(信山社、2003年)
- 『いまなぜ憲法改正国民投票法なのか』(井口秀作、只野雅人、三輪隆)(蒼天社出版、2006年)
- 『平和と憲法の現在 軍事によらない平和の探究』(徳馬双書002)(清水雅彦、三輪隆) (明治大学軍縮平和研究所、2009年)
- 『議会の役割と憲法原理』(只野雅人)(信山社、2009年)
- 『立憲平和主義と憲法理論 山内敏弘先生古稀記念論文集』(加藤一彦、阪口正二郎、只野雅人、松田浩)(法律文化社、2010年)
- 『橋下ポピュリズムと民主主義』(白藤博行)(自治体研究社、2012年)
- 『時代を刻んだ憲法判例』(石村修、芹沢斉)(尚学社、2012年)
- 『ハンドブック 集団的自衛権』(前田哲男、半田滋)(岩波書店、2013年)
- 『集団的自衛権 容認を批判する』(別冊法学セミナー no. 231)(渡辺治、山形英郎、君島東彦、小沢隆一)(日本評論社、2014年)
脚注
編集- ^ 「昭和46年度 学位授与・単位修得論文」一橋研究
- ^ 「楽で気持ちの良いこと―ヨーガとスポーツ」一橋スポーツ26号
外部リンク
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