洗足駅
東京都目黒区洗足にある東急電鉄の駅
洗足駅(せんぞくえき)は、東京都目黒区洗足二丁目にある、東急電鉄目黒線の駅である。駅番号はMG05。東急目黒線では唯一、目黒区に所在する駅である。
洗足駅 | |
---|---|
駅舎(2012年7月16日) | |
せんぞく Senzoku | |
◄MG04 西小山 (0.7 km) (1.0 km) 大岡山 MG06► | |
所在地 | 東京都目黒区洗足二丁目21-1 |
駅番号 | MG05 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■目黒線 |
キロ程 | 3.3 km(目黒起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東急 1]13,969人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1923年(大正12年)3月11日[1] |
歴史
編集- 1923年(大正12年)3月11日 - 開業[1]。
- 1964年(昭和39年)12月 - 環七通りとの立体交差のための地下化工事に着手[2]。
- 1967年(昭和42年)
- 2000年(平成12年)8月6日 - 目蒲線が目黒線と東急多摩川線に分割され、当駅は目黒線の駅となる[5][6]。
駅名の由来
編集元々は「碑文谷駅」(東横線の現・学芸大学駅の旧名称でもあったが、同駅とは無関係)として計画されたものの、この地が開業前より田園都市株式会社が分譲した「洗足田園都市」という分譲地だったことが駅名になった直接の由来である。「洗足」は洗足池の伝説に因んだもの。
池上線の洗足池駅と駅名が似ているのは、開業当時は目黒線は目黒蒲田電鉄、池上線が池上電気鉄道で同業他社だった名残からである。
駅構造
編集深さ約7.0 m[2]の相対式ホーム2面2線を有する地下駅。
駅舎にはドトールコーヒー、クリーニング店、東急ストアが入居している。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 目黒線 | 下り | 大岡山・日吉・新横浜・二俣川方面[7] |
2 | 上り | 目黒・赤羽岩淵・浦和美園・西高島平方面[8] |
利用状況
編集2023年度の1日平均乗降人員は13,969人である[東急 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[10] |
1日平均 乗車人員[11] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)7,255 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)8,164 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)8,038 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)8,227 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)7,647 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)7,437 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)7,332 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)7,449 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 7,142 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 6,954 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 7,326 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 7,811 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 15,355 | 7,888 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 15,389 | 7,888 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 15,337 | 7,877 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 15,135 | 7,771 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 15,007 | 7,710 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 14,891 | 7,642 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 14,653 | 7,488 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 14,287 | 7,266 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 14,085 | 7,145 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 14,165 | 7,189 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 14,311 | 7,263 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 14,481 | 7,321 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 14,499 | 7,312 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 14,630 | 7,380 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 14,863 | 7,485 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 14,903 | 7,501 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 15,146 | 7,605 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 14,898 | 7,475 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)10,905 | ||
2021年(令和 | 3年)12,238 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 2]13,239 | ||
2023年(令和 | 5年)[東急 1]13,969 |
駅周辺
編集- 東急ストア洗足店
- 洗足田園都市
- 洗足会館
- 厳島神社
- 昭和大学洗足キャンパス
- 昭和大学歯科病院[12]
- 環七通り
- 目黒区立洗足図書館
- 目黒区立原町小学校
- 目黒区立第九中学校
- 品川洗足郵便局
- 東急大井町線北千束駅(環七を越えて徒歩5分ほど)
バス路線
編集ともに東急バスの路線が発着。
その他
編集- 冒頭で述べた通り、当駅は東急目黒線の駅で唯一、目黒区に所在する[注釈 1]。「目黒線」を名乗っているが、同区を走行する区間はごく僅かである。当路線は比較的都内でも区境の入り組む地域を走行しており、駅周辺は品川区と大田区に挟まれている。なお、当駅を含む西小山駅 - 田園調布駅間は 1駅毎に所在区が変わる[注釈 2][注釈 3]。
- 駅名が類似する池上線洗足池駅は当駅から南南西の方向へ約1km離れた所にある。花見の時期には改札に注意書きが掲示される。
- 2006年7月2日に完成した不動前駅から当駅までの地下化に伴い洗足架道橋が解体され、その部分は車両の通行ができなくなった。代替施設として歩道橋(洗足弁天橋)やエレベーター、代替道路の設置などが行われた。
- 1993年に当時の皇太子徳仁親王と小和田雅子(現在の天皇と皇后)の結婚報道がされた時期、雅子の実家が当駅に近いことから、当駅の入場券が人気を博した時があった。また近隣の商店街は「プリンセス通り」と呼ばれた。
- 桜井のりおの漫画「僕の心のヤバいやつ」で洗足駅の改札口やホームなどが描写された場面が多くある。
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b 東急の駅、p.89。
- ^ a b c 50年史、pp.1004-1006。
- ^ a b c 広田穣(東京急行電鉄交通事業本部工務部土木課)「進む東急の立体交差工事」『鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション40 東京急行電鉄1970』、電気車研究会、2018年10月10日、40 - 44頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 50年史、p.1222。
- ^ 『目蒲線の運行系統変更による線名変更などを実施 平成12年8月6日(日)から』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2000年3月28日。オリジナルの2019年10月29日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ 『8月6日(日)から運行開始の目黒線と東急多摩川線のダイヤを決定 併せて東横線、池上線のダイヤも改正』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2000年7月14日。オリジナルの2015年4月14日時点におけるアーカイブ 。2020年5月1日閲覧。
- ^ “目黒線標準時刻表 洗足駅 日吉・新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “目黒線標準時刻表 洗足駅 目黒方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ 区勢要覧 - 目黒区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ “洗足駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東京急行電鉄. 2015年1月23日閲覧。
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月10日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
参考文献
編集- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
- 『東京急行電鉄50年史』東京急行電鉄株式会社、1973年4月18日。