法華寺 (諏訪市)

長野県諏訪市にある臨済宗妙心寺派の寺院

法華寺(ほっけじ)は長野県諏訪市中洲神宮寺[1]にある臨済宗妙心寺派の寺院山号は鷲峰山。

法華寺
法華寺山門
法華寺山門
所在地 長野県諏訪市中洲神宮寺)856番地
位置 北緯35度59分51.8秒 東経138度07分11.6秒 / 北緯35.997722度 東経138.119889度 / 35.997722; 138.119889座標: 北緯35度59分51.8秒 東経138度07分11.6秒 / 北緯35.997722度 東経138.119889度 / 35.997722; 138.119889
山号 鷲峰山
宗旨 禅宗天台宗
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 釈迦如来(脇侍に普賢文殊両菩薩を持つ三尊形式
中興年 鎌倉時代
中興 諏訪盛重
正式名 鷲峰山法華禪寺
別称 諏訪法花寺
札所等 伊那諏訪八十八霊場25番
法人番号 2100005007978 ウィキデータを編集
法華寺の位置(長野県内)
法華寺
法華寺
法華寺 (長野県)
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歴史

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鎌倉時代御内人として幕府に仕えた諏訪盛重が、建長寺大覚禅師道隆に参禅し、従前の天台宗を改め、中興開山に迎えた。

天正10年(1582年)の甲州征伐では、織田信長が3月19日から4月2日まで滞陣し、甲信地方の知行割を行い、国掟を発した。『信長記』には「三月十九日上の諏訪法花寺に御居陣、諸手の御陣段々に仰せ付けられ候ひしなり」とある。

明治維新における廃仏毀釈では、本堂と庫裡を残して破却されたが、明治32年(1899年)に再興した。

概要

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諏訪大社上社の社域に隣接する。本尊の釈迦如来は永仁2年(1294年)の胎内銘があり、脇侍に普賢・文殊両菩薩を持つ三尊仏となっている。

石段の上には入母屋造の楼門があり、正面の本堂は明和2年(1765年)に改築されている。須弥壇の裏の位牌堂には頂相として大覚禅師の木像があるほか、達磨大師、伝大師の木像がある。

寺の裏山には、赤穂事件に伴って配流され、諏訪藩に預けられた吉良義周の墓がある。

交通アクセス

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ 諏訪郡神宮寺村、中洲村大字神宮寺