江見町 (岡山県)

日本の岡山県英田郡にあった町

江見町(えみちょう)は、岡山県英田郡にあった

えみちょう
江見町
廃止日 1953年9月1日
廃止理由 新設合併
江見町土居町粟井村福山村吉野村作東町
現在の自治体 美作市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 岡山県
英田郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 29.3 km2
総人口 5,501
国勢調査、1950年)
隣接自治体 英田郡土居町、美作町、粟井村、粟広村、福山村、吉野村
兵庫県佐用郡幕山村
江見町役場
所在地 岡山県英田郡江見町大字川崎475-3
地図
旧・江見町役場庁舎位置
(現在のJA晴れの国岡山作東支店)
座標 北緯35度00分55秒 東経134度13分31秒 / 北緯35.01522度 東経134.22533度 / 35.01522; 134.22533 (江見町)座標: 北緯35度00分55秒 東経134度13分31秒 / 北緯35.01522度 東経134.22533度 / 35.01522; 134.22533 (江見町)
特記事項 町役場は合併後、作東町役場本庁舎として使用[1]。1958年に新庁舎完成[2]
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概要

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現在の美作市芦河内・岩辺・江見・江見吉田・大内谷・上福原・川北・瀬戸・田原・豊野・鯰・南海・原・日指・藤生・松脇・山城に当たる。これらの17大字は1889年の江見村発足前は村であった。

村名は中世の江見荘にちなんだ[3]

沿革

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  • 慶長14年 - 大河内村(大川村)が川崎・鯰・藤生・吉田・芦河内・瀬戸・大内谷・松脇・豊野・岩辺の10村に分村する[1]
  • 承応2年 - 日指村が田原・日指の2村に分村する[1]
  • 明治5年8月17日1872年9月19日) - 田原村と日指村が再び合併して田原村となる。峠村と川北村が合併して川北村となる[1]
  • 1880年(明治13年)4月28日 - 田原村が再び田原・日指の2村に分村する[1]
  • 1883年(明治16年)2月15日 - 連合戸長役場制度発足[1][4]
    • 英田郡第四部戸長役場を川崎村に設置し、同村および川北村・原村・上福原村・山城村・田原村・日指村を管轄。
    • 英田郡第五部戸長役場を鯰村に設置し、同村および豊野村・芦河内村・藤生村・吉田村・岩辺村・大内谷村・松脇村・瀬戸村を管轄。
    • 南海村は楢原上村(後の美作町)の英田郡第三部戸長役場の管轄になる。
  • 1889年(明治22年)6月1日 - 町村制施行に伴い、英田郡芦河内村・岩辺村・川崎村・吉田村・大内谷村・上福原村・川北村・瀬戸村・田原村・豊野村・鯰村・南海村・原村・日指村・藤生村・松脇村・山城村が合併し、江見村が発足。大字川崎に役場を置く[3]
  • 1890年(明治23年) - 土居村との組合立高等江見小学校を川崎に開設、1902年に江見高等小学校となる[3]
  • 1900年(明治33年) - 芳英小学校豊野分校が独立して尋常豊野小学校となり、江見村北部を学区とした[5]
  • 1908年(明治41年) - 江見高等小学校と江見尋常小学校が合併し、江見尋常高等小学校となる[3]
  • 1916年(大正5年) - 養蚕業の発達により、組合立の江見製糸工場を川崎に設置[3]
  • 1934年(昭和9年)11月28日 - 江見村が町制施行し、江見町となる。姫津西線が開業し、美作江見駅が川北字今在家に置かれる[6]
  • 1948年(昭和23年) - 江見・土居・粟井3町村学校組合立林野高校江見分校が川崎字馬場山に開校、1952年に独立して3町村学校組合立江見高校となる(農業科・家庭科)[7][6]
  • 1953年(昭和28年)9月1日 - 英田郡土居町粟井村福山村吉野村と合併して作東町となる。

当時の主要施設

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  • 江見小学校
  • 豊野小学校[8]

地名の読み方

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  • 芦河内(あしごうち)
  • 岩辺(いわなべ)
  • 江見(えみ)
  • 江見吉田(えみよしだ)
  • 大内谷(おおうちだに)
  • 上福原(かみふくはら)
  • 川北(かわきた)
  • 川崎(かわさき)
  • 瀬戸(せと)
  • 田原(たわら)
  • 豊野(とよの)
  • 鯰(なまず)
  • 南海(なんがい)
  • 原(はら)
  • 日指(ひさし)
  • 藤生(ふじゅう)
  • 松脇(まつわき)
  • 山城(やましろ)
  • 吉田(よしだ)

現在の様子

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郵便番号

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  • 709-4221 美作市瀬戸
  • 709-4222 美作市岩辺
  • 709-4223 美作市大内谷
  • 709-4224 美作市豊野
  • 709-4225 美作市松脇
  • 709-4226 美作市鯰
  • 709-4227 美作市江見吉田
  • 709-4231 美作市南海
  • 709-4232 美作市芦河内
  • 709-4233 美作市藤生
  • 709-4234 美作市江見
  • 709-4235 美作市原
  • 709-4236 美作市川北
  • 709-4241 美作市日指
  • 709-4242 美作市田原
  • 709-4246 美作市上福原
  • 709-4247 美作市山城

709-424Xの残りの番号は土居町を参照。

教育

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幼稚園

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  • 美作市立江見幼稚園

小学校

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  • 美作市立江見小学校

中学校

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  • 美作市立作東中学校

高等学校

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交通

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鉄道

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道路

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高速道路
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国道
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県道
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河川・山岳

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河川

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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名所

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寺院・神社

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寺院

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  • 報恩寺
  • 普門寺
  • 長城寺

神社

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  • 江見神社

その他

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作東町成立に伴い、大字川崎は江見と改称。また、美作市成立に伴い、同様に美作市となった東粟倉村と共通の吉田は江見吉田と、江見を冠する事になったのは江見村・江見町だったことに由来する。なお、東粟倉村の吉田は東吉田となった。

また大字上福原の元となった上福原村は、楢原村を構成する旧4村の内、平福村の元となった、平野村と下福原村の内、後者と対になる地名であった。

参考文献

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  • 和泉橋警察署 『新旧対照市町村一覧』第2冊(東京 : 加藤孫次郎、1889(明22))
  • 地名編纂委員会 『角川日本地名大辞典33 岡山県』(角川学芸出版、1989、ISBN 4040013301

脚注

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  1. ^ a b c d e f 岡山県市町村合併誌 市町村編 1080-1094頁(岡山県、1960)
  2. ^ 作東の文化 No.40(作東文化協会)
  3. ^ a b c d e 角川日本地名大辞典 岡山県「江見村(近代)」
  4. ^ 岡山県市町村合併誌 総編 76頁(岡山県、1960)
  5. ^ 角川日本地名大辞典 岡山県「豊野(近代)」
  6. ^ a b 角川日本地名大辞典 岡山県「川崎(近代)」
  7. ^ 角川日本地名大辞典 岡山県「江見町(近代)」
  8. ^ 想いでの校舎-作東町立豊野小学校岡山県立図書館メディア工房)

関連項目

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