江戸むらさき特急
日本の漫画、ビデオ作品
『江戸むらさき特急』(えどむらさきとっきゅう)は、ほりのぶゆきによる日本の漫画。小学館『ビッグコミックスピリッツ』で1991年47号から1995年19号にかけて連載された。単行本は全3巻(小学館刊)。実写オリジナルビデオ化もされている。
江戸むらさき特急 | |
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ジャンル | 時代劇・ギャグ漫画 |
漫画 | |
作者 | ほりのぶゆき |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ |
レーベル | ビッグスピリッツコミックススペシャル |
発表号 | 1991年47号 - 1995年19号 |
巻数 | 全3巻 ワイド版は全1巻 |
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概要
編集本作タイトルである『江戸むらさき特急』に深い意味はないが、勝手に?江戸むらさき(「江戸むらさき 特級」)をタイトルに拝借した上で「桃屋から贈ってこないかな〜?」とコメントし続けたところ、後に桃屋から本当に江戸むらさきが贈られた。ただ、「あと残るはココだけ」と希望していたJR東日本からの特急券の贈呈はなかった(いずれも連載当時『スピリッツ』誌上で作者がコメント)。
4コマ漫画によくある「題名(タイトル)」は付いていない。また、カラーページの連載でなくても着色されていた。
特に主人公はなく、単に時代劇作品のパロディではあるが、『水戸黄門』シリーズにおけるうっかり八兵衛、『新五捕物帳』主題歌の「江戸の黒豹」など、ウケの良かったキャラクターは集中してネタにされていた。
単行本の2、3巻におまけ漫画として「剣豪課長」という作品が収録されている。
登場人物
編集Vシネマ版
編集概要
編集- 1995年7月21日にアミューズビデオから発売された。山城曰く「東映京都発カルトムービー」。
- 製作の背景に、たまたま原作を読んだ山城がその内容に感銘を受け、映像化にこぎ付けたという経緯がある。
- 随所に原作からのコマや山城による解説が挿入、全13編にわたるオムニバス形式である。
- なお、原作の純粋な映像化ではなく、「闇の三善人の巻」のような作者の別作品『もののふの記』から採用された話もある。「忠臣蔵外伝の巻」については、山城の実体験が元になっていると、劇中で本人がコメントしている。
スタッフ
編集- 監督・ナレーター:山城新伍
- 製作:宮下昌幸
- 企画:奈村協、森重晃
- プロデューサー:中山正久、妹尾啓太
- 脚本:青島武、高橋洋、永沢慶樹、林民夫
- 音楽:津島利章
- 音楽製作:東映音楽出版
- 製作協力:東映京都撮影所、東映太秦映画村
キャスト
編集オープニング
編集- 口上役:森永奈緒美
隠密同心の巻
編集- 隠密同心・十文字隼人:風間杜夫
- 隠密同心・井草十蔵:五十嵐義弘
- 隠密同心・流れ星のお竜:森永奈緒美
- 隠密同心・不知火おもん:みやなおこ
- 南町奉行所筆頭与力・神山:黒部進
- 越前屋:南方英二
- 用心棒:福本清三
- 魚屋:上野秀年
- 花火の又八:せんだみつお(カメオ出演)
- 奉行:石倉英彦
- 剛之介:島木譲二
- ナレーター:三村敬三
隠密同心の巻その二
編集- 隠密同心・十文字隼人:風間杜夫
大奥の巻
編集がんばれ金さんの巻
編集闇の三善人の巻
編集- 与力・鬼岩:黒部進
- 越前屋:南方英二
- 用心棒:福本清三
- お手伝いとめ:春藤真澄
桃太郎の巻
編集八代将軍吉宗の巻
編集女ねずみ小僧の巻
編集- 女ねずみ小僧:森永奈緒美
謎の絵師・写楽の巻
編集- 写楽:中条きよし
予告編
編集- 殿様:五十嵐義弘
- 侍:堀田真三
人馬一体の巻
編集- 馬に乗る侍:奔田陵