正岡子規国際俳句賞
正岡子規国際俳句賞(まさおかしきこくさいはいくしょう)は、1999年9月に開催された「しまなみ海道99国際俳句コンベンション」[1]において世界に向けて発信された[2]の提言2(国際俳句賞の創設)に基づいて、2000年に創設された。国籍や言語を問わず、俳句のもつ創造力の開発と顕揚に最もめざましい功績を挙げた人物に送られる。選考は選考委員会およびその下部組織としての調整会を設置し、委員会が選定する推薦人の推薦に基づいて授賞者が決定される。第4回の選考は、国内207人、国外87人の推薦人から推薦された候補者を調整会により絞りこみ、2008年12月22日に受賞者が発表された。各回の授賞にあたっての選考プロセス、授賞理由、記念スピーチ等は、受賞者を記念する国際俳句フェスティバル報告書 [3][4][5][6][7][8]に記述されている。
2009年以降は、愛媛県の財政難により顕彰活動を中止している。
受賞者
編集- 第1回(2000年)
- 第2回(2002年)
- 第3回(2004年)
- 大賞:ゲーリー・スナイダー(アメリカ)
- 俳句賞:ヒデカズ・マスダ(ブラジル)、黄霊芝(台湾)
- EIJS特別賞:筑紫磐井(日本)
- 第4回(2008年)
選考等委員会
編集調整会
編集参考文献
編集- ^ しまなみ海道99国際俳句コンベンション
- ^ 松山宣言
- ^ 国際俳句フェスティバル2000
- ^ 国際俳句フェスティバル2002
- ^ 国際俳句フェスティバル2004
- ^ 国際俳句フェスティバル2009
- ^ “国際俳句フェスティバル2004 松山への道 受賞者講演 ゲイリー・スナイダー”. 2018年9月21日閲覧。
- ^ “国際俳句フェスティバル2009 受賞者講演 金子兜太”. 2018年9月21日閲覧。
- 正岡子規国際俳句賞について
- イヴ・ボヌフォワ(川本浩嗣訳)「俳句と短詩型とフランスの詩人たち」の「解説」(芳賀徹、『新潮』2000年12月号)